「FXはやめとけ」は本当?
長く続けるコツ
はじめてのFX講座-第26回

「FXはやめとけ」は本当?長く続けるコツ【はじめてのFX講座-第26回】

これからFXを始めようとしている人や、始めたばかりの人の中には「FXはやめとけ」という声を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

特に、FXはギャンブルと同じようなものと誤解されていることも多く、損失が出たときの金額や精神的な負担が大きいというイメージもあるため、「やめとけ」という人もいます。

FX取引にはリスクもありますが、そもそもリスクのない投資商品はありません。また、FX取引には、少額からでも始められるほか、コストが安いといったメリットがあるのも事実です。

この記事では、どうして「FXはやめとけ」という声があるのかといった点に加えて、FX取引を「投資」として長期間取り組むためのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。

STEP01
「FXはやめとけ・
難しい」の
背後にある誤解

FX取引について、「やめとけ」「難しい」といわれる背景には、次のような誤解があります。

  • ギャンブルだと思われている
  • 精神的な負担が大きい
  • ゼロサムゲームだと思われている
  • 高いレバレッジが
    危険だと思われている

これらについて誤解されている点を解説します。

ギャンブルだと思われている

FX取引では、為替レートの変動(上がるか下がるか)で損益が発生するため、まるでギャンブルのように感じしまう人もいます。たしかに、為替レートは、政治経済や自然災害、 金利などの様々な要因で変動するため、予測することは簡単ではありません。そのため、本来はよくありませんが、特に初心者は、値動きが読めず、運任せで取引してしまうこともあるかもしれません。

また、レバレッジの仕組みがあることで、少ない資金で大きな金額の取引ができることも、ギャンブルと同じようなものと誤解される要因かもしれません。

しかしながら、FXは、綿密な分析やリスク管理にもとづいて、根拠のある取引を行う投資の1つです。運や勘に頼り、 感情に任せた取引をすると、FXのみならず、どのような投資でもギャンブルと同じになってしまうでしょう。

精神的な負担が大きい

FXは、平日は24時間いつでも取引できるという特徴があります。その間は常に為替レートが変動しているということもあり、なかなか気が休まらないという人もいるかもしれません。

また、FX取引では、ポジションを一定期間保有することで、スワップポイントや為替差益を狙うことが可能ですが、保有している間は常に為替レートの変動が気になってしまいがちです。 仕事中や就寝前などにも為替レートが気になってしまうと、精神的な負担が大きいと感じることもありえます。

取引する時間や取引数量などは自分で管理できるものです。ルールを守って取引をすれば精神的な負担を抑えることができます。この点をしっかりと覚えておきましょう。

ゼロサムゲームだと
思われている

FXを「ゼロサムゲーム」だと思っている人もいます。ゼロサムゲームとは、誰かが利益を得ると、ほかの誰かがその分損失を被る仕組みのことをいいます。 このことも、「やめとけ」といわれる理由の1つです。

たとえば、Aが米ドル/円を買うと同時にBが米ドル/円を売る場合、その後、為替レートが上がればAに利益が、下がればBに利益が発生します。 このように、一方の利益は他方の損失の上に成り立つという特徴から、ゼロサムゲームと捉えられがちです。

FXの仕組み上、トレーダー全員に利益が出ることはありません。そのため、経験豊富なトレーダーには勝てないと思われがちです。しかしFXは、 基礎知識の勉強を怠らず、根拠のある情報を活かした取引を行って、利益を狙う投資商品といえます。

高いレバレッジが
危険だと思われている

FXは、国内の個人口座であれば最大で25倍のレバレッジで取引できます。その仕組みによって、預け入れた証拠金以上の金額の取引をすることが可能です。 このレバレッジの特徴が、かえって「危険」というイメージを持たせ、これまで紹介したような誤解につながっている可能性もあります。

FXでレバレッジの高い取引をすれば、大きな利益を獲得できる可能性があります。一方、相場が予想に反する動きをした場合には、 大きな損失を被るおそれもあります。場合によっては、預け入れた証拠金を超える損失が発生することもあるでしょう。

初心者のうちは、低いレバレッジで取引しましょう。なお、レバレッジについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

STEP02
FXをやめる前に
知っておきたい
FXの4つのメリット

ここまで紹介したように、FXへの「やめとけ」という声の背景には、さまざまな誤解があります。それでも「FXはやめたほうがいい?」 と気になっている人は、FXならではのメリットにも目を向けてみましょう。

FXには主に、次のような4つのメリットがあります。

  • 小額から取引ができる
  • 双方向(買い/売り)からエントリーできる
  • 平日は原則24時間取引ができる
  • 手数料が安い

FXは、レバレッジの仕組みを利用し、取引を行う通貨ペアを選ぶことで少ない資金でも取引を始めることができます。円高・円安どちらの局面でも(買い・売りどちらからでも)取引でき、 平日なら原則24時間いつでも売買できるため、日中は仕事をしている人でも取り組めます。また、多くのFX会社では取引手数料を無料としているため、他の投資商品に比べると比較的低いコストで 取引できることもメリットの一つです。

FXがどのようなものなのか改めて知りたいときは、以下の記事をご覧ください。

STEP03
FX取引を長く続ける
6つのポイント

FX取引を長く続けるためには、次の6つのポイントを意識するとよいでしょう。

  • 感情をコントロールする
  • 勉強や分析を続ける
  • 堅実な判断をする
  • 余剰資金で取引する
  • 一度で大きな利益を
    狙わずコツコツ取引する
  • 失敗を認めて次に活かす

それぞれのポイントについて詳しく紹介していきます。

感情をコントロールをする

FX取引をするうえで、感情のコントロールを意識することは、利益を狙うためだけでなく、大切な資金を守るためにも欠かせません。

たとえば、相場が予想と反対に動いて損切りラインを超えたにもかかわらず、「もう少し待てば戻るかもしれない」と、自分で決めた取引ルールを無視してしまうことがあるかもしれません。 また「早く利益を獲得したい」という焦りから、無理な取引をしてしまう可能性もあります。

感情をコントロールするためには、あらかじめ決めたルールのもとで取引するのはもちろん、取引記録をつける、取引数量を抑えるといった工夫も効果的です。 長くFX取引を続けるためには、常に自分が冷静に取引できているかどうかを見極め、ときには取引を休む選択も必要になるかもしれません。

勉強や分析を続ける

FXは少ない資金で取引できることから、比較的始めやすい投資の1つですが、始める以上は勉強や分析を継続して行う必要があります。 為替レートは様々な要因で常に変動しており、その時々の相場に適した判断を行うことが重要です。

為替レートの変動を予測するためには、政治や経済に関する情報収集も積極的に行う必要があるでしょう。 勉強を続けることで、自分なりの取引の仕方が確立できます。上級者向けの分析方法を学べば、取引の勝率を上げることが期待できるようになるでしょう。

セントラル短資FXのマーケットビューでは、豊富な知識を持ったFXの専門家が執筆したレポートを無料で閲覧できます。最初は難しいと感じるかもしれませんが、 上級者が相場をどのように捉えているかを学ぶことができる貴重な情報です。ぜひ取引に活用してください。

堅実な判断をする

「もっと大きな利益を獲得したい」という気持ちを抑えて、堅実な判断をするように心がけましょう。一度の取引で大きな利益を目指そうとすると、 取引金額を増やしたり、レバレッジを高くしたりすることになり、リスクも大きくなるためです。

また、「もう少し待てば利益がもっと増えるかもしれない」と考え、自分で決めたルールに従わずに利益確定をしないでおくと、いつの間にか損失に転じることもあり得ます。

狙う利益が大きいということは、相場が予想に反したときは損失額も大きくなるということです。利益確定、損切りのどちらにおいても、 一定のルールや基準をあらかじめ決めておくことをおすすめします。特に、FX取引に慣れていない状況では、少額で取引し、損失額が大きくならないようにするのが賢明です。

余剰資金で取引する

FXに限らず、投資に使う資金は、余剰資金の範囲内にとどめましょう。生活費や将来必要な資金まで使って取引してしまうと、 損失により生活が破綻してしまうことも考えられます。特に最初のうちは、少額で無理なく用意できる資金で取引しましょう。

一度で大きな利益を狙わず
コツコツ取引する

成功を焦るあまり、資金力や自分の経験に見合わない大きな取引をしても、安定して利益を獲得するのは難しいでしょう。 レバレッジの倍率を高くする、損切りや利益確定の判断が遅くなるといったことが原因で、本来なら防げたはずの損失を被るおそれもあります。

一度に大きな利益を目指すのではなく、細かい利益をコツコツ積み重ねる取引を心がけることが大切です。

失敗を認めて次に活かす

損失をできるだけ抑えるには、自分の取引について冷静に失敗を認めることが大切です。FX取引の世界では、 どんなに経験豊富なプロトレーダーでも、1度も損失を出さずに毎回利益を獲得し続けることはできないといわれています。

失敗を認められないと、含み損が大きくなっても、為替レートが有利なほうに動くことを期待して、いつまでもポジションを持ち続けてしまう(塩漬けになってしまう)かもしれません。

含み損が自分で決めたラインを超えたら、その取引は失敗だったと認めて淡々とルール通りに損切りし、気持ちを切り替えて次の取引に備えることが大切です。

KEY POINT
「FXはやめとけ」と
いわれる理由は
誤解によるもの

FXは、ギャンブルのように思われていることや精神的な負担が大きいといったマイナスのイメージが積み重なって、「やめとけ」といわれることがあります。

しかし、FXにはメリットもあり、感情をコントロールしたり継続的な勉強を重ねたりすることで、長く取引を続けていくことができる投資商品です。リスクについて正しく理解し、 自分なりのルールを決めたうえで無理のない金額で取引するように心がけましょう。

また、レバレッジ1倍で運用するFX取引は、外貨預金のいいとこ取りができる、優れた金融商品といえます。為替差益やスワップポイントによる利益を狙うだけでなく、 将来的に外貨を受け取る選択ができること(「受渡」が可能なFX会社に限ります)も念頭において、FXの取引方法を検討するとよいでしょう。

なお、FXと外貨預金の違いやそれぞれの特徴等については、以下の記事をご覧ください。

次回の講座では、FX初心者にありがちな失敗について解説するほか、失敗を防ぐための対処法についても解説します。ぜひご覧ください。