文化遺産や音楽の国などの
歴史的・文化的なイメージが先行するハンガリーは、
FX投資の界隈でも大きな魅力がある国です。
これを見たら、【ハンガリーフォリント】への投資に強くなる!?
通貨や経済の特徴などを掘り下げます

1.ハンガリーの国勢基礎データ

国名 ハンガリー
通貨 ハンガリーフォリント(HUF)
面積 9.3万平方キロメートル(日本の約4分の1)
人口 約960万人
言語 ハンガリー語
主要産業 機械工業、化学・製薬工業、農業、畜産業
主要輸出品 電気・電子機器、道路走行車両、一般産業機械、通信・記録機器
主要輸入品 電気・電子機器、道路走行車両、通信・記録機器、発電機械・設備
主要貿易相手国 ドイツ、イタリア、ルーマニア、スロバキア、オーストリア
実質GDP成長率 4.6%(2022年)
インフレ率 14.5%(2022年)
政策金利 6.75%(2024年8月)
信用格付け BBB-(S&P、2023年)

2.ハンガリーフォリントの特徴

少ない資金で建玉を多く保有!手堅く利益を狙える

ハンガリーフォリント/円の相場の低さ(価格の安さ)は圧倒的です。1フォリント=約0.41円(2024年8月の終値)と、当社で取り扱いのある通貨ペアの中でも群を抜いています。そのため、同じ投資資金(証拠金)でも、他の通貨ペアより多くの建玉を保有することができます。または、ハンガリーの政策金利は先進諸国に比べ、高い水準となっておりスワップポイントも魅力的です。

1万円の資金で 600,000通貨 建玉保有が可能

レバレッジ25倍、1フォリント=0.41円の場合。必要証拠金ぎりぎりの金額を入金して取引するとロスカットされる可能性が高くなるため、資金に余裕をもってお取引ください。

建玉を多く保有できるということは、その分、為替差益とスワップポイントによって「多くの利益を狙える」ということです。当社はスプレッドとスワップポイントを両方とも業界トップ水準で提供しています。

業界トップ水準

スプレッド

0.5

ユーロ相場との連動性

ハンガリーフォリントは、比較的ユーロ相場との連動性が高いとされています。
背景の一つに、ハンガリーが輸出依存型の経済で、主な貿易相手がEU諸国(特にドイツ)であることがあげられ、輸出額は増加傾向です。ハンガリーでは自動車産業が強く、自動車生産・部品生産が輸出の重要な柱の一つとなっています。外国企業の投資が活発に行われており、アウディ、メルセデス・ベンツ、スズキなどの大手自動車メーカーが工場を設置しています。

ハンガリーフォリント/円とユーロ/円の値動き

ハンガリーフォリント/円とユーロ/円の値動き

3.政策金利と注意点

中央銀行、主要国の金利動向に注意

ハンガリー国立銀行(中央銀行)は、2023年10月から2024年7月の会合まで10回連続で金利を引き下げましたが(利下げ幅は6.25%)、8月の会合では「据え置き」を決定しました。
一般的に、金利が引き上げられた場合には、ハンガリーフォリントの利回りが上昇するため「買い増しの動き」=「相場の上昇要因」となり、反対に引き下げられた場合には相場の下落要因となります。

自国のみならず、米国や欧州などの諸外国の金利政策もハンガリーフォリントの相場に影響します。
ハンガリーフォリントは高金利通貨のため、キャリートレード戦略で利用されることがしばしばあります。これは、投資家が低金利通貨で資金を調達し、高金利通貨に投資する手法で、諸外国(調達先)の金利引き上げは、「投資家の資金引き上げを誘発」=「相場の下落要因」となります。反対に金利引き下げは、相対的にハンガリーフォリントの利回りを上昇させ、「買い増しの動き」=「相場の上昇要因」となります。

政策金利の推移とハンガリーフォリント/円の値動き

政策金利の推移とハンガリーフォリント/円の値動き
為替相場とインフレ動向に注意

ハンガリーフォリントの相場が下がると、輸入品の価格が上昇し、国内のインフレが進む可能性が高まります。
ハンガリーは、製造業の原材料や中間財、またエネルギー資源の大部分を輸入に依存しており、ハンガリーフォリントの相場が下がると輸入コスト、製造コスト、輸送コストが増加し、最終消費者に転嫁されることで国内物価が上昇します。
物価状況は、中央銀行が政策金利を決定する参考指標の一つとされており、インフレが加速した場合、利上げが行なわれる可能性が高まります。利上げは前述のとおり相場の上昇要因となります。

消費者物価指数(CPI)と政策金利の推移

消費者物価指数(CPI)と政策金利の推移

4.ハンガリー経済の強さ

地理的な優位性

ハンガリーは、欧州の中心に位置していることに加え、高速道路網や鉄道、ドナウ川を利用した水運などの交通インフラが発達しており、EU圏内外へのアクセスが容易です。これは物流や輸送の面で大きな利点となり、製造業や輸出入業には追い風です。

欧州地図

消費者物価指数(CPI)と政策金利の推移
EUのメリットを享受

ハンガリーは2004年にEUに加盟しました。
EU諸国と関税なしで貿易ができるため、輸出依存型の経済にとっては追い風です。
一方、ハンガリーのオルバン首相は、ロシア寄りの政治家として知られており、ロシアがウクライナに侵攻した2022年以降も同国政府と緊密な関係を保っています。今後の関係各国の政治姿勢によっては、ハンガリーフォリントのボラティリティーが高まるリスクも考えられるため、注意が必要です。

競争力のある労働力

ハンガリーの労働市場は低コスト・ハイパフォーマンスとされています。
ハンガリーの労働者は、若年層が多く多言語能力や教育水準が高いうえ、技術力も優れていると評価されており、さらに人件費が西欧諸国に比べ低くなっています。企業は低い人件費で高い生産性を享受できることから、製造業を中心に、多くの外国企業が生産拠点を設立しています。また、ハンガリー政府は、外国企業が税制面で優遇を受けられるようにするなど、企業誘致にも積極的で、外国企業にとても魅力的な投資先です。

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消費者物価指数(CPI)と政策金利の推移

5.おまけ

温泉が有名

美しい街並みが世界遺産にも登録されている首都ブダペストは、「スパの街」でもあり、市内には多くの温泉施設があります。
ハンガリーの温泉の歴史は古く、古代ローマ時代にまで遡ります。紀元前1世紀頃、ローマ人がパノニア地方(現在のハンガリーを含む地域)を征服し、この地に温泉が豊富にあることを発見しました。その後、温泉の治癒効果を認識し、現在のブダペストを含む地域に浴場を建設しました。テルマエと呼ばれる古代ローマの浴場は、単なる入浴の場ではなく、社交・ビジネスの場としても機能しており、ローマ社会の結束を強める役割を果たしていました。現代のブダペストでも、観光客やビジネスマンなど多くの人々に温泉施設が交流の場として利用されています。

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