通貨ペアの相関係数

通貨ペア

  1. 各通貨ペアの過去200営業日の終値から相関係数を算出しています。
  2. 相関係数の数値をクリックすると、相関ペアのチャートを確認できます。

通貨ペアの相関係数の見方

■相関係数について

  1. 相関係数とは、2種のデータ列の類似性を示す統計学的指標であり、1.0から-1.0までの値をとります。
  2. 相関係数が1.0に近い場合は「正の相関」がある、-1.0に近い場合は「負の相関」があるといいます。
  3. 為替取引における相関係数とは、ある期間における2通貨ペアの関係の強さのことです。

■考え方

  1. レバレッジを使った為替取引においては、「高レバレッジで通貨ペアを1つだけ持つ」ことは、思惑通りに進めば高いリターンを得ることができる反面、逆に進むとその分リスクが高いです。
  2. したがってある程度の期間での取引を考える際には、リスク管理(資産管理、リスク分散)が重要となってきます。
  3. このリスク管理のうちで「リスク分散」を行う際の判断材料として、「相関係数」は有効です。

■活用方法

  1. リスク分散のためには、相関関係を考慮して複数の通貨ペアを持つことにより、急激な評価損の拡大を抑えることができる場合があります。
  2. 相関係数が1.0に近い通貨ペアをそれぞれ「買い持ち」すると、下落局面ではどちらも下落することが予想され、リスク分散とはなりません。
  3. この場合は1つを「買い持ち」、もう1つを「売り持ち」すると、一方の評価損ともう一方の評価益で相殺されることが予想されます。