TradingViewチャートでは、チャートの表示範囲(時間軸)を簡単に調整できる機能が豊富に用意されています。過去のデータを確認したり、特定の期間にフォーカスしたりする際も、直感的な操作でスムーズに調整することができます。
チャート分析で基本となるチャートの表示範囲の移動/拡大/縮小は、様々な方法で行うことができます。
チャートをドラッグすると、ドラッグする場所によって、以下のようにチャートが移動/拡大/縮小します。
操作 | チャートの動作 |
---|---|
チャート内を左右にドラッグ | チャートが右/左に移動します。 |
時間軸を左右にドラッグ | チャートが右端を中心に拡大/縮小します。 |
▼豆知識
デフォルトでチャート内をドラッグした場合、価格スケールが自動調整された状態で左/右に移動します。価格スケールにカーソルを合わせると出てくる「A」ボタンや、右下の「自動」ボタンをクリックすると、価格カーソルの自動調整が解除され、マウスに合わせて上/下にも移動できるようになります。
マウスホイールを使用すると、チャートが拡大/縮小します。この操作には、以下の2パターンがあります。
操作 | チャートの動作 |
---|---|
マウスホイール | チャートが右端を中心に拡大/縮小します。 |
Ctrl + マウスホイール | チャートがカーソルの位置を中心に拡大/縮小します。 |
チャートの下部中央付近にカーソルを移動すると、ナビゲーションボタンが表示されます。このナビゲーションボタンからは、以下のようにチャートの移動/拡大/縮小が可能です。
ボタン | チャートの動作 |
---|---|
+/- | チャートが右端を中心に拡大/縮小します。 |
</> | チャートが1期間ずつ左/右に移動します。 |
リロード矢印 | 全ての移動/拡大/縮小を解除して、チャートがデフォルトの表示状態に戻ります。このアイコンは、チャートがデフォルトの表示状態に変更が入ると表示されます。 |
≫ | 現在の拡大/縮小を維持したまま、最新のチャートに移動します。このアイコンは、チャートが最新から左に移動した状態では、常に表示されます。 |
▼豆知識
ナビゲーションボタンは、チャート設定ウインドウの「キャンバス」タブから「常に表示/常に非表示」に切り替えることができます。
時間軸を右クリックすると、以下の2つのメニューが表示されます。
メニュー | チャートの動作 |
---|---|
時間軸をリセット | 拡大/縮小を解除して、最新のチャートに移動します。 |
セッション区切り | 日本時間の午前0時(日付が変わるタイミング)に、垂直ラインを表示します。表示されるのは日中足のみです。 |
キーボードからも、表示範囲の移動/拡大/縮小が可能です。
カテゴリ | チャートの動作 |
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←/→ | チャートが1期間ずつ左/右に移動します。 |
Ctrl + ←/Ctrl + → | チャートが高速で左/右に移動します。 |
Alt + Shift + → | 現在の拡大/縮小を維持したまま、最新のチャートに移動します。 |
Ctrl + ↑/Ctrl + ↓ | チャートが右端を中心に拡大/縮小します。 |
Ctrl + Alt + Q | 拡大/縮小を解除して、最新のチャートに移動します。 |
チャート左下の各ボタンを押下すると、表示範囲/時間足が以下のように切り替わります。その際、チャートは最新に移動した状態になります。
ボタン | 表示範囲 | 時間足 |
---|---|---|
1日 | 最新から1日間 | 1分足 |
5日 | 最新から5日間 | 5分足 |
1ヶ月 | 最新から1ヶ月間 | 30分足 |
3ヶ月 | 最新から3ヶ月間 | 1時間足 |
6ヶ月 | 最新から6ヶ月間 | 2時間足 |
1年 | 最新から1年間 | 日足 |
5年 | 最新から5年間 | 週足 |
チャート下部のカレンダーアイコンからは、チャートを指定日時に移動したり、指定範囲を表示したりすることができます。
チャートに表示する日時の指定は、以下の手順で行います。
指定日付の入力は、入力欄への手入力/カレンダー上をクリックで行います。日足未満の時間足を適用している場合は、15分刻みでの時間選択が可能です。
チャートは、指定した日時が中央に位置するように移動します。時間足やチャートの拡大/縮小は、移動前の状態が維持されます。
チャートで表示する範囲の指定は、以下の手順で行います。
開始日付/終了日付の入力は、入力欄への手入力/カレンダー上をクリックで行います。日足未満の時間足を適用している場合は、15分刻みでの時間選択が可能です。
チャートは、指定した開始日時が左端、終了日時が右端に位置するように移動します。時間足は変更されませんが、指定した範囲に合わせてチャートの拡大/縮小は調整されます。
時間軸に関する設定は、チャート設定ウインドウの「スケール」タブ内の「時間軸」区分から行えます。このタブは、主に以下の方法で開くことができます。
時間軸に関する設定項目は、以下の通りです。
①~②の項目の内容について、それぞれ説明していきます。
時間軸には、カーソルの位置/選択したオブジェクトの日時がラベル表示されます。この項目では、このラベル表示される日付の形式を設定します。
価格スケールの目盛りや、カーソルの位置/選択したオブジェクトの日時のラベル表示における、時刻の表記を設定します。