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MA Cross(移動平均線の交差)|
インジケーターの紹介⑲

MA Cross(移動平均線の交差)とは?

TradingView操作ガイド b38 MA Cross(移動平均線の交差)とは?

MA Cross(移動平均線の交差)は、短期SMA(Simple Moving Average:単純移動平均線)と長期SMAの2本の移動平均線を用いて、相場のトレンドやエントリーポイントを視覚的に把握するためのインジケーターです。このインジケーターでは、短期SMAと長期SMAが交差したポイントに、シグナルが表示される仕組みになっています。

短期SMA/長期SMAの計算期間は、デフォルトでは以下の設定になっています。

  1. 短期SMA:9
  2. 長期SMA:26

基本的には、短期SMAが長期SMAを下から上に抜くポイントに表示されるシグナルは「買い」を意味します。一方で、短期SMAが長期SMAを上から下に抜くポイントに表示されるシグナルは「売り」を意味します。

SMAの計算方法の詳細については、以下の関連記事をご覧ください。

Moving Averageの詳細はこちら

ゴールデンクロス/デッドクロスについて

長短2本の移動平均線の交差は、一般的にトレンド発生を示唆する重要なシグナルとして、広く知られています。具体的には、以下の通りです。

シグナル 条件 意味
ゴールデンクロス 短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜くこと 上昇トレンドの発生を示唆し、「買いシグナル」として活用されます。
デッドクロス 短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜くこと 下降トレンドの発生を示唆し、「売りシグナル」として活用されます。

MA Crossは、長短2本のSMAにおけるゴールデンクロス/デッドクロスを、チャート上に表示したインジケーターです。

▼豆知識

MA Crossは便利なインジケーターですが、完全に将来を予測できるわけではありません。特にレンジ相場では誤ったシグナル(ダマシ)が続けて発生することもあり、取引の失敗につながる可能性があります。シグナルを過信せず、パラメーター項目の調整/他のインジケーターの併用など、精度を高める工夫を行うことが大切です。

EMA Crossの詳細はこちら

MA Crossをチャートに表示/削除する方法

TradingView操作ガイド b38 MA Crossをチャートに表示/削除する方法

MA Crossをチャートに表示する基本的な流れは以下の通りです。

  1. 上部メニューの「インジケーター」をクリック
  2. 検索ボックスに「mc」や「ma cross」と入力
  3. リストの「MA Cross(移動平均線の交差)」をクリック
  4. 右上の「×」をクリック

表示したインジケーターは、主に以下の方法で削除することができます。

  1. ステータスラインのインジケーター名にカーソルを合わせて表示される「×」をクリック
  2. 表示されているインジケーター上で「右クリック>削除」

▼豆知識

チャート上で以下のようにキーボードを入力すると、マウスなしで素早くMA Crossをチャートに表示することができます。

/ ⇒ mc ⇒ ↓↓ ⇒ Enter
※インジケーターのウインドウは「Esc」を2回押下で閉じます

MA Crossのパラメーター

TradingView操作ガイド b38 MA Crossのパラメーター

MA Crossの設定ウインドウの「パラメーター」タブについて、①〜②の項目で調整できる内容を紹介していきます。

① ショート

短期SMAの計算対象とする期間を設定します。デフォルトは「9」です。

② ロング

長期EMAの計算対象とする期間を設定します。デフォルトは「26」です。

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