ABCDパターンは、相場の転換ポイントを予測/確認するためのチャートパターンです。セントラル短資FXのTradingViewチャートには、ABCDパターンを確認するための専用の描画ツールが用意されています。
この描画ツールでは、4つの主要なポイント(A/B/C/D)を指定することで、価格の動きや調整幅を視覚的に確認できます。ABCDパターンの成立をスムーズに判定できるので、効率の良いチャート分析が可能となります。
ABCDパターンは、価格が一定のリズムで動く際に形成されるチャートパターンで、トレンド転換の判断材料として活用されます。このパターンは3つのセグメント(AB/BC/ CD)から構成されており、特にBC/CDの比率が重要です。
BCはABに対して0.618/0.786といったフィボナッチ比率で戻り、かつ、CDはBCに対して1.272/1.618といったフィボナッチ比率で伸びる形が、一般的なABCDパターンです。相場がこの条件を満たす場合に、D点において反転が起こる可能性を予測します。
▼豆知識
ABCDパターンには、上記のほかにもいくつかのバリエーションがあります。代表的なものとしては、ABとCDの期間/値幅がともに等しいシンプルな形状の「AB=CDパターン」、CDがより長くなる拡張型の「エクステンションパターン」が挙げられます。
ABCDパターンを描画すると、AC間にABに対するBCの比率が、BD間にBCに対するCDの比率が表示されます。この比率がABCDパターンの条件を満たしているかを確認して、D点における逆張りエントリーや決済の判断材料にするのが一般的です。
描画手順は以下の通りです。
「ABCDパターン」の設定は、主に設定ウインドウの「スタイル」タブから調整できます。このタブの①~②の項目を説明していきます。
各頂点の名称(A/B/C/D)とAC間/BD間に表示される比率について、文字の大きさ/太さなどを設定します。
ラインの色/不透明度/太さを設定する項目です。ここで設定した色は、ラベルの色にも反映されます。