TradingView操作ガイド
描画ツール-
ABCDパターン|描画ツールの紹介⑧

相場転換パターンの成立をスムーズに確認する

TradingView操作ガイド c14 相場転換パターンの成立をスムーズに確認する

ABCDパターンは、相場の転換ポイントを予測/確認するためのチャートパターンです。セントラル短資FXのTradingViewチャートには、ABCDパターンを確認するための専用の描画ツールが用意されています。

この描画ツールでは、4つの主要なポイント(A/B/C/D)を指定することで、価格の動きや調整幅を視覚的に確認できます。ABCDパターンの成立をスムーズに判定できるので、効率の良いチャート分析が可能となります。

ABCDパターンとは?

TradingView操作ガイド c14 ABCDパターンとは?

ABCDパターンは、価格が一定のリズムで動く際に形成されるチャートパターンで、トレンド転換の判断材料として活用されます。このパターンは3つのセグメント(AB/BC/ CD)から構成されており、特にBC/CDの比率が重要です。

BCはABに対して0.618/0.786といったフィボナッチ比率で戻り、かつ、CDはBCに対して1.272/1.618といったフィボナッチ比率で伸びる形が、一般的なABCDパターンです。相場がこの条件を満たす場合に、D点において反転が起こる可能性を予測します。

▼豆知識

ABCDパターンには、上記のほかにもいくつかのバリエーションがあります。代表的なものとしては、ABとCDの期間/値幅がともに等しいシンプルな形状の「AB=CDパターン」、CDがより長くなる拡張型の「エクステンションパターン」が挙げられます。

ABCDパターン(描画ツール)の紹介

TradingView操作ガイド c14 ABCDパターン(描画ツール)の紹介

ABCDパターンを描画すると、AC間にABに対するBCの比率が、BD間にBCに対するCDの比率が表示されます。この比率がABCDパターンの条件を満たしているかを確認して、D点における逆張りエントリーや決済の判断材料にするのが一般的です。

描画手順は以下の通りです。

  1. 描画ツールの上から4つ目のアイコンをクリック
  2. ラインのリストから「ABCDパターン」を選択
  3. チャート上で1点目(A点)をクリック
  4. チャート上で2点目(B点)をクリック
  5. チャート上で3点目(C点)をクリック
  6. チャート上で4点目(D点)をクリック

ABCDパターンの設定項目

TradingView操作ガイド c14 ABCDパターンの設定項目

「ABCDパターン」の設定は、主に設定ウインドウの「スタイル」タブから調整できます。このタブの①~②の項目を説明していきます。

① ラベル

各頂点の名称(A/B/C/D)とAC間/BD間に表示される比率について、文字の大きさ/太さなどを設定します。

② 枠

ラインの色/不透明度/太さを設定する項目です。ここで設定した色は、ラベルの色にも反映されます。

キャンペーン情報