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ローソク足|
チャートタイプの紹介②

ローソク足とは?

TradingView操作ガイド b8 ローソク足とは?

ローソク足は、一定期間の相場動向をローソクのような形をしたグラフで表現するチャートタイプです。相場の上昇を示す「陽線」と下降を示す「陰線」に分かれており、1本のローソク足でOHLC値(始値/高値/安値/終値)を把握できます。

シンプルな構造で多くの情報を伝えることができ、相場心理やトレンドを直感的に把握できる点が特徴です。日本生まれのチャートタイプで、現在では世界中の投資家にも広く使われています。

ローソク足の仕組み

以下は、ローソク足の図解です。

TradingView操作ガイド b8 ローソク足の仕組み

ローソク足の中央の四角い部分は「実体」、上下に伸びるラインは「ヒゲ」という名称です。実体の上側のヒゲは「上ヒゲ」、下側のヒゲは「下ヒゲ」と呼ばれます。

上昇/下降は、始値と終値の位置で判断するのが基本です。また、始値よりも終値が高い場合に形成されるローソク足を「陽線」、始値が終値よりも低い場合は「陰線」と呼びます。

ローソク足の各部からは、以下のようにOHLC値を読み取ることができます。

OHLC値 陽線 陰線
始値 実体の下端 実体の上端
高値 上ヒゲの上端 上ヒゲの上端
安値 下ヒゲの下端 下ヒゲの下端
終値 実体の上端 実体の下端

陽線/陰線の色は、デフォルトで上の図解のように設定されています。セントラル短資FXの TradingViewチャートでは、各部の色や陽線/陰線の判定方法などを、設定で細かくカスタマイズすることが可能です。

▼豆知識

ローソク足の形状(実体の大きさやヒゲの長さなど)から相場の強弱や転換点を読み取る、「ローソク足分析」という手法があります。

例えば、実体が大きくヒゲ/が小さい陽線を「大陽線」と呼び、買い圧力が強いと判断します。また、長い上ヒゲと小さな実体を持つ陰線を「上影陰線」と呼び、上値の重さやトレンド転換の可能性を読み取ります。

チャートタイプをローソク足に変更する方法

TradingView操作ガイド b8 チャートタイプをローソク足に変更する方法

チャートタイプのローソク足への変更は、以下の手順で行います。

  1. 上部メニューバーのチャートタイプのアイコンをクリック
  2. 「ローソク足」を選択

ローソク足の表示設定

TradingView操作ガイド b8 ローソク足の表示設定

ローソク足の表示設定は、「チャート設定」ウインドウの「シンボル」タブにある「ローソク足」区分で調整できます。このタブは、以下3つの方法で開くことが可能です。

  1. ローソク足表示されたシンボル上で「右クリック>設定」
  2. ローソク足表示されたシンボルをダブルクリック
  3. ステータスラインのシンボル名にカーソルを合わせて「・・・>設定」

ローソク足に関する①〜②の設定項目について、それぞれ詳細に紹介していきます。

① 上昇/下降の判定方法

この項目にチェックを入れるかどうかで、上昇/下降の判定方法を以下のように調整可能です。なお、デフォルトではチェックが外れています。

  1. チェックなし:「現在足の始値」と「現在足の終値」で判定する
  2. チェックあり:「前足の終値」と「現在足の終値」で判定する

② 実体/枠/ヒゲ

ローソク足の各部(実体/枠/ヒゲ)にチェックを入れるかどうかで、表示/非表示を切り替えることができます。デフォルトでは、全てにチェックが入っています。

項目の右隣にある2つのカラーパレットからは、ローソク足各部の陽線/陰線における色や不透明度を調整できます。左側のカラーパレットが陽線、右側のカラーパレットが陰線に関する設定です。

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