ライン(ラインチャート)は、相場の値動きを折れ線で結んで表現するチャートタイプです。通常は、各時間単位の終値を基準に描かれます。情報量を絞ったシンプルな形状をしており、相場の全体的なトレンドを把握するのに適しています。
ラインチャートは、ひとつの価格だけで構成されているため、相場全体の値動きやトレンドを一目で把握しやすいのが特徴です。時間内の細かな値動きによるノイズに惑わされにくく、長期トレンドの分析や複数の通貨ペアの比較分析などと相性が良いところがあります。
一方で、各時間帯の終値のみを表示するため、始値から終値までの間に起こる値動きの情報が失われてしまいます。そのため、重要な値動きを見逃してしまう可能性がある点に、注意が必要です。
▼豆知識
相場の大きな流れを把握したいときはラインチャート、より詳細な分析を行いたいときはローソク足チャートというように、目的に応じてチャートタイプを使い分けるのがおすすめです。
チャートタイプのラインチャートへの変更は、以下の手順で行います。
ラインチャートの表示設定は、「チャート設定」ウインドウの「シンボル」タブにある「ライン」区分で調整できます。このタブは、以下3つの方法で開くことが可能です。
ラインチャートに関する①〜②の設定項目について、それぞれ詳細に紹介していきます。
ラインチャートに表示する価格を選択します。デフォルトは「終値」で、選択できる値は以下の通りです。
ラインチャートの色/不透明度/太さを変更することができます。デフォルトは不透明度100%の青色で、太さは4段階のうち下から2番目の設定です。