描画ツールの上から6〜8つ目のアイコンには、チャート上に手書きしたり、注目ポイントを示す矢印を挿入したり、重要な情報をメモとして残したりすることができる、メモ・視覚化ツールがまとめられています。これらの機能は、価格の動きを補足的に説明したり、分析内容を整理する際に非常に便利です。
メモ/視覚化ツールには、大きく以下の5種類があります。
それぞれの特徴と活用方法について、紹介していきます。
ブラシ/マーカーは、チャート上で自由に手書き風の線や図形を描画できるツールです。描画モードが維持されるため、描画ツールの選択を解除するまで連続で描画できます。
種類 | 概要 |
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ブラシ | 左クリックしたままマウスをドラッグして、通常の手書きラインを描画します。 |
マーカー | 左クリックしたままマウスをドラッグして、半透明の太いラインを描画します。 |
矢印ツールは、チャート上で方向や注目ポイントを示すのに適した描画ツールです。矢印ツールには、以下の6種類があります。
種類 | 概要 |
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矢印マーカー | 始点と終点をクリックして、太い矢印を描画します。 |
矢印 | 始点と終点をクリックして、細い矢印を描画します。 |
上矢印 | クリックした箇所に上向きの矢印を配置します。 |
下矢印 | クリックした箇所に下向きの矢印を配置します。 |
左矢印 | クリックした箇所に左向きの矢印を配置します。 |
右矢印 | クリックした箇所に右向きの矢印を配置します。 |
図形ツールでは、チャート上にさまざまな図形を描画することができます。使用できる図形は、以下の10種類です。
種類 | 概要 |
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長方形 | クリックした2点を対角線の端点として、水平/垂直なラインで構成される長方形を描画します。 |
回転長方形 | クリックした2点を基準にラインを描き、そのラインを中心軸として垂直方向に引き延ばして長方形を描画します。 |
パス | クリックした各ポイントを直線でつなぎ、折れ線を描画します。最後にクリックした点を2回クリックすると、描画が終了します。 |
正円 | クリックした1点目を中心とし、1点目と2点目を半径として正円を描画します。 |
楕円 | クリックした2点を基準にラインを描き、そのラインを中心軸として垂直方向に引き延ばして楕円を描画します。 |
折れ線 | クリックした各ポイントを直線でつなぎ、折れ線を描画します。始点と終点をつなぐことで図形として閉じることも可能です。 |
三角形 | クリックした3点を頂点として三角形を描画します。 |
円弧 | クリックした2点を基準にラインを描き、そのラインを中心軸として垂直方向に引き延ばす形で円弧を描画します。 |
曲線 | 始点と終点をクリックすると、自動的に中間点が生成され、その中間点を通る滑らかな曲線が描画されます。 |
二重曲線 | 始点と終点をクリックすると、自動的に2つの中間点が生成され、それらの中間点を通る2本の滑らかな曲線が描画されます。 |
ノートツールは、チャート上の任意の箇所にテキストや注釈を追加できる描画ツールです。エントリーポイントや利確/損切りポイントなど、自分のトレード計画や重要な情報を記録する際に便利です。使用できるノートツールは、以下の10種類です。
種類 | 概要 |
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テキスト | クリックしたポイントにテキストを追加します。 |
固定テキスト | クリックしたポイントにテキストを追加します。このテキストは、ウインドウ内で固定され、チャートを動かしても位置が変わりません。 |
ノート | クリックしたポイントに、カーソルを合わせるとテキストが表示されるアイコンを追加します。 |
固定ノート | クリックしたポイントに、カーソルを合わせるとテキストが表示されるアイコンを追加します。このノートは、ウインドウ内で固定され、チャートを動かしても位置が変わりません。 |
吹き出し | クリックしたポイントに、吹き出し型のテキストを追加します。 |
コメント | クリックしたポイントに、対象ポイントが明確になるように、「ツノ」で指し示す形でテキストを追加します。 |
価格ラベル | クリックしたポイントの価格水準を示すラベルを追加します。 |
価格ノート | 1回目にクリックしたポイントの価格水準を示すラベルを、2回目にクリックしたポイントに追加します。どのポイントの価格水準を示しているか明確になるように、1点目と2点目はラインで結ばれます。 |
道しるべ | クリックしたポイントにテキストを追加します。どの足に関するコメントか明確になるように、テキストとチャートは垂直のラインで結ばれます。 |
旗マーク | クリックしたポイントに旗型のマークを追加します。 |
クリックしたポイントに、絵文字/ステッカー/アイコンを追加できます。視覚的な注釈やマーキングとして活用できます。無数の種類から選択できるため、自由度が高く、自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。
「ブラシ」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、以下の①~②の項目の調整ができます。
ラインの色/不透明度/太さなどの設定を行う項目です。始点/終点は、矢印の形状にすることができます。
左側のチェックボックスからは、ブラシの背景の表示/非表示を切り替えることができます。デフォルトではチェックが外れており、背景が表示されない設定です。
右側のカラーパレットからは、背景を表示する場合の色/不透明度を設定できます。
「マーカー/矢印マーカー/上矢印/下矢印/左矢印/右矢印/アイコン」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、描画オブジェクトの色/不透明度の設定ができます。
「矢印」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、以下の①~⑦の項目の調整ができます。
ラインの色/不透明度/線種/太さなどの設定を行う項目です。始点/終点は、矢印の形状にすることができます。
この項目にチェックを入れると、ラインが左/右に無制限に延長されます。デフォルトではチェックが外れており、ラインは延長されない設定です。
始点/終点だけでなく、中間点にも印を表示するか切り替えます。デフォルトではチェックが外れており、中間点は表示されません。
描画オブジェクトが選択されていない状態で、始点/終点の価格を価格スケールにラベルとして表示するか切り替えられます。デフォルトではチェックが外れており、価格ラベルが表示されない設定です。
チェックを入れた項目は、描画オブジェクトにカーソルを合わせたときに統計情報として表示されます。デフォルトでは、インフォラインのみ全てにチェックが入っており、他は全てのチェックが外れています。
この項目にチェックを入れると、⑤で選択した項目が常に表示されるようになります。デフォルトでは、インフォラインのみにチェックが入っています。
統計情報を表示する際の位置を、以下から選択します。統計情報を表示するインフォラインは、デフォルトで「中央」が設定されています。
「矢印」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、以下の①~④の項目の調整ができます。
ラインの色/不透明度/太さの設定を行う項目です。
長方形の中央に、水平なミドルラインを表示するか切り替える項目です。デフォルトではチェックが外れており、ミドルラインは表示されません。
左側のチェックボックスからは、長方形の背景の表示/非表示を切り替えることができます。デフォルトではチェックが入っており、背景が表示される設定です。
右側のカラーパレットからは、背景を表示する場合の色/不透明度を設定できます。
この項目にチェックを入れると、長方形が左/右に無制限に延長されます。デフォルトではチェックが外れており、長方形は延長されない設定です。
「回転長方形/正円/楕円/折れ線/三角形/円弧」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、以下の①~②の項目の調整ができます。
ラインの色/不透明度/太さの設定を行う項目です。
左側のチェックボックスからは、描画オブジェクトの背景の表示/非表示を切り替えることができます。デフォルトではチェックが入っており、背景が表示される設定です。
右側のカラーパレットからは、背景の色/不透明度を変更できます。
「マーカー/矢印マーカー/上矢印/下矢印/左矢印/右矢印」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、ラインの色/不透明度/線種/太さなどの設定ができます。
始点/終点は矢印の形状にすることができ、デフォルトでは終点が矢印の形状となる設定です。
「曲線/二重曲線」の設定ウインドウの「スタイル」タブでは、以下の①~③の項目の調整ができます。
ラインの色/不透明度/線種/太さなどの設定を行う項目です。始点/終点は、矢印の形状にすることができます。
この項目にチェックを入れると、ラインが左/右に無制限に延長されます。デフォルトではチェックが外れており、ラインは延長されない設定です。
左側のチェックボックスからは、曲線/二重曲線の背景の表示/非表示を切り替えることができます。デフォルトではチェックが入っており、背景が表示されない設定です。
右側のカラーパレットからは、背景を表示する場合の色/不透明度を設定できます。