幸福度ランキングの高い国の人=お金持ち?
お金持ちより「時間持ち」という考え方

幸福度ランキングの高い国の人=お金持ち?お金持ちより「時間持ち」という考え方

テレビやネットなどに登場する「お金持ち」の人たちは、高価なものを身に着けておいしいものを食べて、キラキラした時間を過ごしているイメージが強いですよね。

「お金持ちは幸福そうでいいな」と思っている人も多いでしょう。

しかし、どんなにお金持ちでも、仕事に追われて自分らしい時間が少しも持てないと、幸福とはいえないのではないでしょうか。

実際に、国連が発表した「世界幸福度ランキング」の上位を占めているのは裕福な国ではなく、自由度や寛容さなどの満足度が高い国です。

そこで、本当に幸福なのは「お金を持っている人」なのか、それともほかに「もっと大切なものを持っている人」なのか、解明していきましょう。

世界の幸福度ランキング

2021年3月20日に、国連から「2021年世界幸福度報告書」が発表されました。今回で9回目となる報告書では、新型コロナウィルス感染拡大が世界の国や地域の人々にどのような影響を与えたかがひとつのテーマとなっています。

ではさっそく、「2021年世界幸福度報告書」に掲載されている「世界幸福度ランキング」のベスト10を見ていきましょう。

順位 国名
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 スイス
4位 アイスランド
5位 オランダ
6位 ノルウェー
7位 スウェーデン
8位 ルクセンブルク
9位 ニュージーランド
10位 オーストリア

幸福度ランキング1位はフィンランド(4年連続1位)、2位がアイスランド、3位がスイスと続き、トップ10のうち9つがヨーロッパの国です。

ここで気になるのが、「幸福度」を図る目安となるものです。
世界幸福度ランキングは、以下の6つの指数をもとにランキング付けされています。

  1. 人口あたりのGDP
  2. 社会的支援・サポート(親戚や友人など困ったときに頼れる人がいるか)
  3. 健康寿命
  4. 人生選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由があるか)
  5. 気前のよさ・寛容度(過去1か月にどのくらい募金をしたか)
  6. 汚職や腐敗の認知(社会やビジネスに汚職・腐敗が蔓延していないか、不満や憤りの少なさ)

幸福度ランキングの上位に入っている国や地域は、上記のような項目での満足度が高いことになります。

「幸福度ランキングの高い国の人=お金持ち」ではない

「日本は何位だろう?」と気になる人も多いでしょう。

ランキングでは149の国と地域が対象ですが、日本は56位でした。全体の中で、中の上といったところでしょうか。

ちなみに、前回の2020年版では62位だったので、わずかに順位を上げたとはいえ、幸福度が高まったと言えるかどうかは判断が難しいところです。

アジアの中で見ると、台湾が24位、シンガポールが32位、タイが54位で、日本はその次です。

GDP(国内総生産)が高い国、つまり「裕福な国」の1位はアメリカ、2位が中国、3位が日本ですが、いずれも幸福度ランキングの上位に入っておらず、アメリカは19位、中国は84位、日本は56位です。裕福な国の国民が幸福とは限らないことがわかります。

日本は、幸福度ランキングの上位の国に比べて、「人生選択の自由度」「気前のよさ・寛容度」が著しく低い値となっています。

「気前の良さや寛容度」が低い原因として、日本には寄付という文化が深く根付いていないことが挙げられます。他人に無関心ということもひとつの要因でしょう。

また、「人生選択の自由度」が低い原因としては、職場内において働き方を自由に選べないことや、表現の自由度が低いことなどが挙げられます。

職業自体は自由に選べても、その後の職場内での不自由さが幸福度を押し下げているのではないでしょうか。

「時間持ち」という考え方

「時間持ち」という考え方

ここまでの内容で、お金持ちが必ずしも幸福というわけではないことが見えてきました。では、幸福な人というのは「何を持っている人」なのでしょうか。

それは、心にゆとりを持ち、自分のための人生を楽しむことができる「自由な時間」を持っている人(=「時間持ち」)です。

元ウルグアイ大統領で、「世界で一番貧しい大統領」として知られるホセ・ムヒカ氏の言葉に、「ものであふれることが自由ではない。時間であふれることこそが自由である。」というものがあります。

日本人が心からの幸福を感じるためには、「自分の時間」を持つことが一つの大事なポイントかもしれません。自由な時間を持つことで、趣味や興味のあることに十分時間をかけることができるのです。

労働だけだと「時間持ち」は難しい

「時間持ち」になりたくても、生活していくためには収入を得なくてはなりません。

収入を得るためには「〇時間働く」、「商品を〇個作る」といったように、「労働すること」が通常は必要です。その対価として収入を得る以上、自分の自由時間はかなり制限されてしまいます。

しかし逆に言えば、労働せずに収入を得ることができると、「時間持ち」として幸福度がアップした生活を送れることになります。

では、労働以外で収入を得る方法はあるのでしょうか。次章で詳しく解説していきます。

労働以外で収入を得る方法はある

結論からいうと、労働以外で収入を得る方法はあります。いわゆる「不労所得」というもので、たとえば家賃収入や自動販売機・コインロッカーの投資、駐車場経営、シェアリングビジネス、アフィリエイトブログなどがあります。

そしてその中のひとつに、今すぐに始められる「投資」があります。

「投資」という選択

ひと言で投資といっても「不動産投資」「株式投資」「投資信託」「FX」など種類があり、それぞれ異なる特徴がありますので、ひとつずつ解説していきます。

■不動産投資

不動産投資の大きな魅力のひとつに、毎月安定した収入を得られるということがあります。

一般的に、毎月分配金を受け取れる金融商品は少なく、株式投資における配当金は多くて1年に2回、通常は1年に1回で、企業の業績次第では配当が受け取れないこともあります。

一方、不動産投資は、入居者が決まれば退去するまでの数年間は毎月安定した収入が見込めます。

ほかにも、投資する物件によっては売却益が得られることもあるうえ、相続税や所得税などの節税対策にもなるというメリットがあります。

ただし、「空き室リスク」や「資金流動化リスク」、「不動産価格下落のリスク」といった注意点もありますので、投資を始める前には十分に確認しましょう。

■株式投資

株式投資とは、企業が事業資金を集めるために発行した「株式」を売買することで利益の獲得を目指す投資方法です。

株式投資の魅力のひとつに「値上がり益(キャピタルゲイン)を得る」というものがあります。株式を購入し、値上がりしたタイミングで売却すると、その差益(譲渡益)を得られます。反対に、購入時よりも株価が下がり、元本割れするリスクもあるので注意が必要です。

また、「配当金」を受け取れるというメリットもあり、企業活動の結果、利益が出た場合にその一部が株主に還元されます。業績によって配当額が変わり、業績が悪化した場合などは無配当のこともあります。

ほかにも、「株主優待」を受けられるという点もメリットです。企業の自社製品やサービスなどの優待を受けることができ、この株主優待を目当てに株を購入する投資家もいます。ただし、すべての企業が株主優待を取り入れているわけではないので、購入前に確認しておきましょう。

なお、株取引を始めるにあたっては数万円~数十万円といったまとまった資金が必要です。手持ちの資金が少ない人は慎重に検討しましょう。

■投資信託

投資信託とは、資産運用の専門家である「ファンドマネージャー」が、投資家から集めたお金をひとつにまとめて投資・運用し、その結果得られた利益を、投資額に応じてそれぞれの投資家に分配するという金融商品です。

株式投資のようにまとまった資金がなくても少額から取引可能で、運用はプロに任せられるので投資の専門知識がなくても始めることができます。
また、さまざまな国や資産に分散投資できるという点もメリットのひとつです。

ただし、投資信託は1日にひとつの基準価額が算出・公表され、売買は当日の基準価額を公表する前に締め切られる「ブラインド方式」を採用しています。株式投資のように自分のタイミングで売買することができない点を理解しておく必要があります。

■FX

FX(Foreign exchange)とは、日本語で「外国為替証拠金取引」という意味で、ふたつの国の通貨を売買して差益を狙う投資方法のことをいいます。

FXを始めるには、FX会社に「証拠金」を預け入れる必要があります。FXは、預け入れた証拠金をもとに数倍もの取引をすることができるので、少額からでも始められるという特徴があります。

また、「買い」と「売り」のどちらからでも取引ができるので、市場が上昇しているときはもちろんのこと、下落しているときでも利益を出せるチャンスがあります。

さらに、FX市場は流動性の高い市場なので、簡単に取引の相手を見つけることができ、取引がスピーディに行えるのでコストが安く抑えられるというメリットもあります。

では、FXの特徴についてさらに詳しく解説していきます。

FXという選択肢

FXという選択肢

FXには、前章で紹介した特徴のほかにも、「24時間取引が可能」、「自動売買システムがある」、「レバレッジが活用できる」といったメリットがあります。

24時間取引可能

FXは、基本的に平日のほぼ24時間取引をすることが可能です。東京市場の取引時間外でも世界中のどこかの市場でFX取引が行われているので、仕事終わりにじっくりとFX取引をすることができます。

メインとなる市場は、ニューヨークとロンドン、東京の3か所で、ロンドン市場は17時から、ニューヨーク市場は22時からのスタートです。ロンドン市場とニューヨーク市場のふたつが重なる時間帯(22時~翌2時頃まで)は活発な取引が行われています。

自動売買も活用できる

FX会社の中には「自動売買ツール」を用意しているところもあり、最初に設定をしておけばシステムが自動的にFX取引を行ってくれます。

自動売買システムが相場状況を終始チェックして注文を行うので、日中本業の仕事で忙しくチャートを見る時間がないときや、深夜や明け方の就寝中でも、タイミングを逃すことなく取引可能です。

また、FX取引においては知らず知らずのうちに感情的になってしまい、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。しかし、自動売買システムを利用することで、当初決めたルールに則った取引ができるので、決済のタイミングを逃したり損切りの決断ができなかったりというリスクを回避する効果もあります。

レバレッジも活用できる

「レバレッジ」を効かせた取引ができるのが、FXの特徴です。
FX取引を始める際にはFX会社に「証拠金」を預け入れる必要があり、その証拠金の何倍もの取引ができます。日本では金融庁のレバレッジ規制により、最大25倍までのレバレッジが可能です。

この特徴を生かせば、少額からでも取引をすることが可能となります。仮に証拠金を10万円預け入れた場合、25倍の250万円までの取引が可能となるのです。

レバレッジを効かせた取引は大きな利益が期待できる一方、失敗したときは大きな損失が出てしまう可能性があります。大きな痛手を被らないためにも、レバレッジはあまり高く設定せず、損切りを必ず守ることや資金管理などにも十分に気を付けることが大切です。

注意事項

FX以外の各投資商品の内容についてのお問合わせは受け付けていませんので、あらかじめご了承ください。