強制ロスカットとは?

FX取引では元本を超える損失が発生することがあります。証拠金維持率が一定の水準を割り込んだときに、さらなる損失の拡大を防ぐために保有の建玉を強制的に決済することを強制ロスカットといいます。

強制ロスカットは、相場が急変動した場合でも想定以上にお客さまの資金を減らさないための“安全装置”です。

ロスカットとは?

予想が外れて値下がりし、損失が発生しても

強制ロスカットにより、
損失の拡大をふせげる

どんなときに強制ロスカットが発生しやすいか?

次に例示するような場合に、為替相場が急変動して強制ロスカットが発生すると、想定以上に大きな損失が生じることがあります。

ケース1

米国の雇用統計など市場の注目度が高い経済指標の発表前後にスプレッドが拡大したり、相場が急変動した結果、お客さまの逆指値の設定レートを飛び越えた価格で約定したり、想定以上の損失が生じることがあります。

ロスカットのイメージ1

ケース2

週末の間の要人発言や政治情勢の変化などにより、週明けの外国為替市場が前週の終値と大きくかい離して始まると、強制ロスカット発生までの値幅を越えた水準でロスカットが発生する結果、想定以上の損失が生じることがあります。

ロスカットのイメージ2

強制ロスカットを防ぐには

そうした不測の状況で強制ロスカットが発生してしまうのを防ぐには、預託する資金にゆとりを持たせるのが最も有効な手段の1つです。

取引に必要な証拠金ギリギリの額しか預託していないと、為替レートが予想と違う方向にわずかに動いただけで強制ロスカットされてしまうこともあります。預託額に余裕があれば、一時的に評価損を抱えても、相場が戻るまで建玉を持ち続ける余裕ができます。