第4回千葉清加 ヴァイオリニスト 日本フィルハーモニー交響楽団アシスタント・コンサートマスター

雑誌「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)3月号でヴァイオリニスト 日本フィルハーモニー交響楽団アシスタント・コンサートマスター 千葉清加氏と「音楽そして投資の可能性を語る~第2弾~」について対談しました。

対談 ヴァイオリニスト 千葉清加氏

以下、記事には掲載できなかったお話の一部をご紹介します。

ヴァイオリニスト 千葉清加氏

千葉 聴衆の高齢化が進んでいますが、松田さんは、若いころからの音楽愛好家として、どうしたら若い人に演奏会への興味を持ってもらえるとお考えでしょうか?

松田 オーケストラの皆さんも、かねて学校巡りや被災地応援などで、ナマの音楽の良さを知ってもらうための努力を重ねてこられました。それでもなお、若い人にとって、音楽家がステージから下りて、間近で生演奏して下さるのに接する機会があれば、「一度演奏会にも行ってみようか」と判断するきっかけになるのではないでしょうか。
あと、子供は静かで長い曲はどうしても退屈してしまいます。学校の音楽の時間に鑑賞で聞くのは「牧神の午後」とか「魔法使いの弟子」などより、短くて華やかな曲がなじみやすいのではないかしら。いっそショスタコーヴィッチの「祝典序曲」や「春の祭典」のサワリなども入れてみるとか。
私も今でこそマニアですが、好きになったきっかけは、幼いころ父が買ってくれたマーチ集のソノシートでした。ソノシートと言っても、若い人には何のことか分からないか(笑)。

千葉 「どんな服装で演奏会に行けばいいのか分からない」というのがハードルになったりするとも聞きます。

松田 まず「一度気軽に行ってみたい」という気になってもらい、次に「行ってみたら、『非日常感』が新鮮だった。もう一度来てみたい」と考えるリピーターが増える形で、異なる要素を両立させて、好循環を作っていけるのが理想ですね。
映画をカップルで見ると、あとで感想が対立して気まずい思いをすることもありますが、演奏会ではそこまで見解が異なるリスクは少ないでしょう。むしろ、自分の方がちょっと知っている知識を相手に伝えることで、「へぇ」と思われて株が上がったりするかもしれませんよ。

松田からひと言

ちょうど千葉さんが初めてソロアルバムのCDを出される(1月26日予定)タイミングで対談できたのは幸いでした。オーケストラ、室内楽のほか、ソロの分野でも確固たる存在感を築きつつ、真摯に芸術の深みを目指されている姿勢に感銘を受けました。「ピンチを好機に変えられるかは、心の持ち方次第」との言葉は、コロナ下で苦しむ多くの人を勇気づける言葉だと思いました。

ヴァイオリニスト 千葉清加 CD

対談映像はこちら

動画 「この人と心をカワセば」