水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第439回:ユーロ円のターゲット

更新日:2017年9月20日

(文中のQCT+は、「クイックチャート・トレードプラス」の略、
ミラートレーダーは、「セントラルミラートレーダー」の略、
FXダイレクト+は、「FXダイレクトプラス」の略です。)

まだ日中暑い日もありますが、風はすっかり秋という感じです。普段はカジュアルなのですがスーツを着る時もありますので、ようやくスーツでも大丈夫という気候になってきて一安心です。これからは一年の内でも一番過ごしやすい時期ですが、天気にも恵まれて過ごしやすい時期というのは春夏合わせても本当に少ないです。
さて、本日iPhoneの新しいiOS11が一般ユーザー向けにも公開されました。既にニュースリリースに出ている通りですが、各取引ツールの動作確認が完了するまでは様子を見て、確認完了のニュースリリース後に更新することをおすすめします。

ユーロ円のターゲット

まず、先週のドル円の見通しに関する補足から。

長期の円高見通しには全く変化はありませんが、短期に戻しの限界点と考えていた110.904円(7月高値と9月安値の半値戻し)は既に大幅に上抜けしています。この61.8%戻しが111.75円レベルに位置していますので、短期的な上値のターゲットとして111.75円前後という水準に上方修正したいと思います。ただ、昨夜の高値で111.884円をつけていますし、今夜はFOMCもありますので、112円台前半程度までは一時的な振れの範囲内と見ておいた方がよさそうです。

なお、そこでも止まらずに円安の流れが継続となった場合には、戻しの限界点として78.6%戻し(61.8%の平方根)となる113.03円レベルという水準も一応示しておきますが、個人的には107円台からの反転も、そろそろ息切れしてくる頃では無いかとの考えでいます。解散総選挙も政権安定、大義名分のための景気テコ入れ期待等から、株高そして円安とリスクオンになっていますが、日経平均株価は2015年に21,000円手前でトライしきれずに反落しています。20,000円の大台回復よりも21,000円を見られるかどうかが本当の試練であると思われます。

さて、本題に入りますが、ドル円の円安の動きとユーロ高の動きが重なってユーロ円は134円台乗せと2015年2月以来の高値をつけています。ドル円のリスクオフ巻き返しからのリスクオンや、ユーロドルも下がったところではまだまだ買いが出ており、10月のECB理事会で示されるであろうテーパリングまではユーロはしっかりとした動きとなりやすいとの見方が材料として重なっての、ユーロ円の大幅高です。

テクニカルにはどうでしょうか、今回はかなり長いので月足チャートをご覧ください。

ターゲットを求めるには2014年12月高値の149.790円まで遡る必要がありますが、同高値と2016年安値109.374円の61.8%戻しが、134.35円(チャート上は高値位置にズレがあるため若干のズレ)となっています。これは月足と相当に長いチャートであることを考えると、今回のここまでの高値134.172円とほぼ同水準と捉えることも出来ます。

また、昨年安値を起点として昨年12月高値までの上げ、その後の4月安値までの押し、そしてそれ以降の上げを上昇N波動と考えるフィボナッチ・エクスパンションを見ると、138.2%エクスパンションが135.20円と、こちらは135円をやや上回った水準にあることがわかります。上記リトレースメントとこのエクスパンションを組み合わせて考えると、134円台前半から135円台前半が今回の上昇局面のターゲットであり、ユーロ円の上昇はいったん達成感が出やすい水準に入ってきたと考えられます。

ユーロドルについては見通しが変わらず、引き続き1.21台半ばをターゲットとする流れを考えています。ユーロドルが直近高値を上抜ける動きが出て来る時にユーロ円も135円の大台を目指すような動きを見せ、ユーロドルとともにいったん上昇から調整へと動きが転じて来る可能性が高いと言えるでしょう。

セントラルミラートレーダーによるポートフォリオ経過

シストレ広場では「おすすめポートフォリオの考察」というテーマで書いていますが、第1回~第4回がアップされています。


今週もう一度上記ポートフォリオのレビューを行ってから、新しいテーマ探しを行う予定です。


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