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金曜 松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX ロンドン在住の女性トレーダーによる為替&経済コラム

イエレン・コールからイエレン・プットへ?

更新日:2016年5月6日

「Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day. 5月に株を売って、ホリデーに行きなさい。そして、セント・レジャーズの日まで帰って来ないように…」 という有名な相場に関するアノマリーがあります。ここに出てくる「セント・レジャーズの日」というのは、1776年に英国で創設された世界最古のクラシック競走のことで、日本の菊花賞はこのレースをモデルにしています。このレースは伝統的に毎年9月第2土曜日に開催されますので、この格言は5月から9月中旬くらいまでは、相場全体が下落しやすいことを教えてくれているのでしょう。

偶然にも、日本のゴールデン・ウィークがこの格言の「セル イン メイ」のスタート時期にあたるためか、日本がお休みの間には否が応でもマーケットのボラティリティーが上がりやすくなります。古い話しで恐縮ですが、私がまだ銀行で働いていた当時は、せっかくのGWなのに、休日出勤したことを覚えています。

今週のコラムでは、今年に入ってからの相場の大きな流れを振り返り、そこから今後の動きを考えてみたいと思います。

今年に入ってからの主なイベント

まず最初は今年のマーケットを振り返り、主なイベントを書き出してみました。それぞれのイベントには番号をつけ、ドル実効レートのチャート上に貼っています。

1/6 予想以上にハト派となった今年最初の米FOMC
1/20 原油価格最安値をつける
1/21 ECB理事会、3月の追加緩和を示唆
1/27 FOMC議事要旨、ドル高に対する言及あり
1/29 日銀、驚きのマイナス金利導入
2/8 ドイツ銀行ショック
2/27 上海G20
3/10 ECB理事会、追加緩和発表
3/16 FOMC、年内の利上げ回数を4回から2回へ
3/22 ベルギーでテロ
3月3/4週 FRB関係者、利上げに前向きな発言が続く
3/29 イエレンFRB議長、NYエコノミッククラブで講演
4/5 安倍首相、WSJ紙インタビュー、通貨安について言及
4/14 熊本・大分地震
4/16 ルー米財務長官、通貨の競争的切り下げ回避、マーケットは秩序的
4/17 ドーハ会合、石油増産凍結合意ならず
4/22 ブルーンバーグ、日銀追加緩和観測記事
4/28 日銀、据え置き発表
4/29 米為替報告書、日中独など5ヶ国を監視リストへ
5/3 RBA、予想外の金利カット

出典:Stockcharts 

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今年は、実効レートが100直前の「ドル高」レベルでスタートしました。そして、皮肉なことに 『⑤1月29日 日銀驚きのマイナス金利導入』を頂点(=ドル高の頂点)とし、ドルの下落が始まったのです。当時は、「欧州中銀(ECB)がマイナス金利を導入しても、ユーロは下がらなくなったね…」と、マーケット参加者が首をひねっていた頃と一致し、日銀のマイナス金利導入後、円安でなく円高に大きく動いたことで、「マイナス金利≠通貨安」という関係が確固たるものとなったと私は感じました。

アメリカ側からの強硬姿勢

今年に入ってからの相場を語る上で、私が一番驚いているのは、アメリカ側からのドル高是正に向けた強硬姿勢です。これは、特に2月末に中国・上海で開催されたG20会合以降、特に目立ってきました。

いわゆる「上海合意」と呼ばれているドル高抑制に向けた対策が本当に実在するのかは、私にはわかりません。しかし、3月29日に『⑫イエレンFRB議長、NYエコノミッククラブで講演』が行われ、その内容がハト派色の強いものとなってから、上海合意という言葉がマーケットで頻繁に聞かれるようになったのは事実です。そして、その翌週には『⑬安倍首相、米WSJ紙のインタビュー』に答え、「通貨安競争は絶対に避けなければならず、恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」との認識を示したことによって、ドル高是正の姿勢が鮮明になりました。

この一連の発言により、マーケットではドル安・コモディティー高の流れが定着し、4月17日に開催された『⑯ドーハ会合』では、石油増産凍結の合意に失敗したにもかかわらず、原油価格は崩れずに上昇していきました。

出典:Stockcharts 

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そして、皆さんがGWでお休みしている間にも、ルー米財務長官から強硬発言が出ているのです。それは5月4日にある通信社に載った記事ですが、タイトルは、

「Lew cautions Japan against currency intervention
ルー財務長官による、日本の通貨介入の実施に対する警告」

というもので、同長官がブルーンバーグのインタビューで話したことが書かれていました。そこには

「日本はG7やG20のメンバーとして、通貨切り下げ競争や為替レートの目標設定を控えるという国際的合意を(今まで)順守してきた。そして、これからもメンバー全員がこの合意に沿うことは非常に重要である。日本は、非常に積極的とも言える金融政策ばかりを頼りにせず、財政政策の変更や構造改革などを実施すべきである。」

という同長官の言葉が載っていました。為替操作の監視リストに日本やドイツが指定されてからわずか1週間後の警告となっています。

イエレン・コールからイエレン・プットへ?

コラム記事のタイトルでも使いましたが、FXを始めて間もない方にとっては、聞きなれない言葉かもしれません。これは、FRB議長がバーナンキ氏からイエレンさんに交代された時に、ある米系銀行が「バーナンキ・プットからイエレン・コールへの移行」というレポートを書いたことで、マーケットで使われるようになりました。内容を簡単に説明しますと、

 バーナンキ・プット

2006年から2014年に米連邦準備理事会(FRB)の議長を務めたのが、バーナンキ氏です。当時は2007年にサブプライム危機が発覚、2008年秋にはリーマン・ショックが起き、世界的な金融危機へと拡大した時期と重なります。

当然ですが、金融危機による株価急落などの金融市場のダメージを抑えることが最優先されたため、金融政策は常に緩和に動くことが要求されました。つまり、リスク回避策として市場に優しい緩和に徹する姿勢を、「バーナンキ・プット」と呼んでいます。

 イエレン・コール

バーナンキ前議長時代からの緩和策が功を奏し、アメリカの景気は順調に回復してきました。それに伴い、株価も上昇してきました。このまま放置してしまうと株価バブルが発生するリスクが出てくるため、今までの緩和姿勢から一転し、金利引き上げに傾斜し、(株価バブルを)抑制する政策を、「イエレン・コール」と呼んでいます。

昨年12月に初めて利上げに動いたアメリカですが、もしこの「イエレン・コール」が継続しているのであれば、今年3月にも次の利上げに動いていた筈です。しかし、結果としては、政策金利は据え置きとなり、この頃からドル高是正を目的とした上海合意の有無がマーケットで囁かれはじめました。

つまり、マーケットはずっと「イエレン・コール」を信じて動いてきましたが、ここにきてイエレン議長は「プット」だったのではないか?という予想が出てきたのです。それを裏付けるように、年内の米利上げの回数は、昨年12月予想の「年内4回」が「年2回、または1回だけ」という読みに変化してきています。

Fed Watchを調べる

今度は、シカゴ・マーカンタイル取引所が発表している利上げ期待度を測るFed Watchをチェックしてみましょう。

データ:CMEホームページ

※クリックで拡大できます

やはりここでも、最初の利上げが完全に織り込まれているのは、今年12月に開催されるFOMCだけでした。つまり、現在の時点では、米利上げの回数は年1回ということです。果たして、今週金曜日の雇用統計の数字が良かった場合は、利上げ時期の前倒しがなされるのか、注意するつもりです。

今までのゴールデン・ウィーク前後の相場

それでは、今後のマーケットの動きを考えるために、過去のGW前後の相場展開を調べてみましょう。ピンクのハイライトが2012年から今年のGWの時期を示しています。

最初はドル/円です。GW後は意外とあまり動かない年もあれば、GW直後から大きな相場の波が押し寄せてくる年と、バラバラですね。

※クリックで拡大できます

次はユーロ/ドルです。ドル/円より動きがありますね。GWの時期は、ボリンジャーバンドの真ん中あたりに位置することが多いので、その後は一方的なトレンドを形成する年と、行って来いの年とさまざまです。しかし、ドル/円と比較すると、ユーロ/ドルのほうが、ほぼ例外なく数百ポイントの動きになるようです。

※クリックで拡大できます

ここからのマーケット

ユーロ/ドルの方が、動きが大きくなりそうだ…ということで、早速チャートを見てみました。まず最初は、ユーロの実力を表わす実効レートからです。

チャート:ECBホームページ

※クリックで拡大できます

流れはまだユーロ上昇のチェンネルの中にありますが、かなり高値圏にいることがわかります。イメージとしては、来週中は黄色くハイライトを入れた94.30台から96ミドルでの推移を予想しています。

そして、今度は実際のユーロ/ドルのチャートを見てみましょう。ここでも日足を使っています。同じく黄色くハイライトを入れた部分での動きを想定しようと思います。具体的なレベルは、1.1200前後から1.1600前後です。

チャート:ECBホームページ

※クリックで拡大できます

 

★ゴールデンウィーク期間中の「マーケットビュー」掲載予定について★
4月末から5月上旬のゴールデンウィーク中、誠に勝手ながら『マーケットビュー』は以下のスケジュールで掲載させていただきます。何卒よろしくお願いします。

日付

掲載

ご執筆者

4月28日(木)

津田穣氏

4月29日(金)

×

4月30日(土)

×

5月1日(日)

×

5月2日(月)

野村雅道氏

5月3日(火)

×

5月4日(水)

×

5月5日(木)

×

5月6日(金)

松崎美子氏、津田穣氏

5月7日(土)

×

5月8日(日)

×

5月9日(月)

野村雅道氏

※「○」は掲載日、「×」は非掲載日です。

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