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『 外為探検隊 』 レポートvol.2

日銀本店地下金庫(10/5)

みなさんこんにちは。

【外為探検隊】は、身近な為替関連情報を探して、セントラル短資オンライントレードのスタッフがレポート形式でご紹介しています。

さて、第2回は、日本銀行本店を探検して参りました。

本年6月、日本銀行本店の地下金庫が1896年(明治29年)からの永い役目を終えて、一般に開放されました。1世紀を超える大役を終えた地下金庫をひとめ見ようと、バックオフィス担当スタッフと連れ立っていってまいりました。地下金庫の見学は2005年1月7日までです。ご興味のある方、是非オススメ致します。参加費は無料です。お申込み情報はコチラをご覧ください。
http://www.boj.or.jp/service/kengaku02.htm

以前、筆者も日銀新館には何度かお邪魔しておりますが、本館に入るのは初めてです。

新館には日銀プレスと申しまして、報道関係者の詰め所があり、記者の方を尋ねる事が在ります。記者の皆様、お世話になっております。

また、同行したバックオフィス担当スタッフは週に何度もお邪魔しています。報告に伺うためです。日本円換算で1取引1億円以上の外貨取引が発生した場合、日銀へ報告の義務があります。日本橋界隈には、多くの地方銀行の東京支店が設置されているのも、日銀への各種報告が関係していると先輩ディーラーから聞いたことがあります。

日銀クイズ!BOJ QUIZE

(1)通貨の流通量について

2004年10月現在、世の中に出回っている紙幣はどれくらいの金額かご存知ですか?

ヒント!

国民全体の預貯金は約1,400兆円。国債(国の借金)は約600兆円。年間国家予算は約80兆。ビル・ゲイツの個人資産は約5兆円です。

A 約 7兆円
B 約 70兆円
C 約 700兆円

(2)紙幣の寿命について

紙幣が印刷され、市中に出回ります。汚れたり破損したお金・偽札等は日銀で回収され処分されます。さて、1万円札の寿命は以下のうちどれでしょう?

A 1〜2年
B 3〜4年
C 4〜6年

※答えはページ一番下。

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日銀ツアー

前回の探検に続き、本日も快晴です!午前11時、日銀正面から行内に入ります。重厚です。まるで、中世の城の様。門を入ったところに、豪華な建物!その正体はなんとトイレです。昔は馬屋だったそうで、明治期までは使われていたのでしょう。時代を感じます。

館内を移動しながら名所をめぐります。廊下には歴代総裁の肖像画が飾られています。作品ほとんどは古典的・写実的な油絵ですが中にはゴッホの影響を受けたと思われる筆のタッチもあります。その時代、時代のムーブメントの変遷が楽しめます。しかも、時代を代表する著名な画家による作品と思われますので絵に興味のあるかたもお楽しみいただけるものと思います。

資料室を経由して地下金庫へ。 地下金庫の扉は圧巻!米国ヨーク社製で総重量25tだそうです。鉄の塊でとてもドアには見えません。設置は昭和7年。この扉には逸話があります。

太平洋戦争でヨーク社の社長子息は日本にやってきますが父(社長)からタスクを命じられます。「日本上陸の際は日銀の地下金庫に行って、金庫の扉が円滑に動いているか見てきて欲しい。あれは当社製で、もし故障していたら面目ない。」と。戦後、子息は日本銀行を訪れ、扉が性格に機能しているのを確認し、父に報告したそうです。同社の責任感に日銀関係者も心打たれたそうです。美談ですね。

地下金庫にまつわる嘘か本当かわかりませんが・・・別の逸話

日銀の最寄り駅は東京メトロの三越前駅とJR新日本橋駅です。東京メトロは銀座線と半蔵門線が乗り入れてますがこのホーム間が果てしなく遠い。一説には地下金庫の場所の問題で、駅を金庫からわざと離して作っているとか・・・。深夜の最終電車から早朝の始発まで約5時間ありますが、この時間内で地下トンネルを掘ってもたどり着けない距離を計算されているとか・・・。真相は存じ上げません。

地下金庫は別の場所に移されましたが、その場所はご存知ですか?知りませんよね、非公表だそうです。

本店地下金庫

本店地下金庫
メンテナンスは完璧です。

日銀ツアーの記念品

日銀ツアー参加者全員にお土産が用意されています。古くなった紙幣をシュレッダーにかけたものです。袋にある記述は以下のとおりです。

これは傷んだりして使われなくなったお札(日本銀行券)の屑の一部です。日本銀行は日本で唯一の「発券銀行」としてお札の発行をしています。そして日本銀行は、世の中で使われて日本銀行に戻ってきたお札の真偽や傷み具合などを高性能の機械をつかって1枚1枚チェックし、傷みのひどいものは取り除いてこのような屑に裁断し、お札としての効力をなくしきれいなものだけを再び流通させています。
日本銀行は、このようにして、皆様にお札を安心して気持ちよく使っていただけるよう日々努めています。これは使用済みの汚れたお札の屑ですので、こどもが口に入れたりしないようにしてください。

お土産−3万円分の屑

お土産−3万円分の屑

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日銀銀行の建築

日本銀行は重要文化財です。1882(明治15年)の創業時、日銀は別の場所にありました。建築家は鹿鳴館の設計者として有名なジョサイア・コンドルが建てた旧北海道開拓使東京出張所、わずか55人のスタッフでのスタートでした。場所は現在のIBM箱崎ビルのあたりです。

本店を現在の日本橋本石町に移転させたのは1896年(明治29年)のこと。建築家はコンドルの弟子、辰野金吾博士による設計で、近代建築の傑作と言われています。

その後、どうして本石町に移転されたかというと、本石町は当時「金座」だったから。日本橋の隣に「銀座」がありますね。銀座の「座」とは、貨幣や、度量衡に従う特別な免許品を製造した場のことを言ったそうです。

つまり銀座は銀の貨幣を作る場所を指していて、金座は金貨(大判・小判)を鋳造した場所でした。

日銀の中庭を掘っても「大判・小判がザックザク」出てくるとは思えませんが、古銭にご興味のある方日本銀行南分館の貨幣博物館にお出かけください。古銭マニアの方には堪らない内容だそうです。

余談ですが、ティファニー本店が銀座に在ります。本店の目の前には「銀座発祥の地」碑が立っています。ご存知の通りティファニーは銀製品で有名ですね。「銀繋がり!」これもなにかの御縁でしょうか。銀座にお出かけの際にはティファニーの店内、外の碑共にご覧になっては如何でしょう。
ちなみにティファニーで朝食を頂くサービスはありません。

1973(昭和48年)には日銀新館が完成してます。近代的な鉄筋コンクリート製のビルで、とても重厚です。セントラル短資ビルは新館の道を挟んだ目の前にありますので、重要な指標発表の日は、黒塗りの車の出入り・テレビ報道車などもチェックしてます。

日銀周辺の文化財

三越本店

三越本店

中央三井信託銀行

中央三井信託銀行

日本銀行とセントラル短資

日本銀行とセントラル短資
日本銀行とセントラル短資
※セントラル短資ビルは文化財ではありません

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日本銀行は上場企業

日本銀行をテレビ・新聞でご覧になったことあると思います。本店は日本橋本石町/ホンゴクチョウにあります。日本銀行は政府と密接な関係を持っていますが、政府のものではありません。
日本銀行はジャスダック上場企業です(銘柄コード8301)。

東証1部じゃないの?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、ジャスダックで間違いありません。四季報にももちろん記載されています。ご存知でしたか?

日銀株は上場はされていますが、取引はほとんどありません。株主は投資・投機目的ではなく、記念?に株を買う方が多いようです。株価は現在\60,000程度、100株単位で取引されていますので最低でも600万円必要です。

10年前の株価はちなみに20万円。約70%下落してます。2004年に4万円の安値を付け、現在リバウンド中です。長期の移動平均線をみると、03年にゴールデンクロスが出現!この先金融改革が進み、健全化が実現されれば大化けか?(週刊誌風)
※投資の最終的ご判断はご自身で願います。

日銀株

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「日銀オペ」 - オペってなんですか?

日銀の重要な役割のひとつに「物価の安定」があります。これは皆さんご存知ですね。

どのような方法で物価を安定させるのでしょう?

一般的には、市中に出回るお金の量を調節します。流通するお金の量が増えすぎると通貨自体の価値が下がり「インフレ」を引き起こします。逆に、流通するお金の量が少なすぎると「デフレ」となります。いま、日本はデフレ克服のため通貨の供給を増やしています。物の値段が下がるのは通貨自体の価値があがったと言う事ですから通貨をジャンジャン増やせば通貨自体の価値が下がり、やがてインフレになると予測できるからです。

お金の流通量と物価の関係はわかるが、どうやってお金の流通量をコントロールするの?

この質問になると、経済学部卒の方の中にも言葉に詰まる方、いらっしゃるのではないでしょうか?(筆者も社会人になるまで詳しくは知りませんでした・・・)答えは日銀が国債を買ったり売ったりします。通貨の供給を増やしたいとき、日銀はドシドシ国債を買います。買った代金が売り手(市中銀行など)に渡りますから、お金が世の中に出回るわけです。逆に流通している通貨を減らしたい時、日銀は国債を売ってお金(通貨)を回収します。これらの作業を「オペレーション」や「日銀オペ」と呼びます。

「えっ!公定歩合の変更じゃないの?」

とおっしゃる方も多いと思います。一昔前であれば正解です!が、1994年に金利自由化が完了し、公定歩合と預貯金金利が連動しなくなりました。現在は「オペレーション」が主流です。

更に問題です。

国債の売り手はどうやって買い手を、買い手はどうやって売り手を見つけるの?

答えは、私ども短資会社です。
短資会社は国債をはじめ、コール(金融機関同士の資金の貸借り)、外国為替など多くの金融商品の仲介を行います。そうです、短資会社は金融専門の仲介業者です。日経新聞のマーケット総合面に外為・債権・短期(コール)など、私ども短資会社が仲介させていただいている事柄が記載されています。株の紙面は読むけど・・・とおっしゃらずにこのページもご覧ください。このページを読解できれば、あなたはコアな金融通です。

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日銀クイズの答え

(1)通貨の流通量:答え B 76,000,000,000,000円 ←76兆円です(15年末) 。多くも感じるし、少なくも感じます・・・

(2)紙幣の寿命: 答え B 3〜4年
世界にはプラスティック紙幣たるものがあります。オーストラリアはプラスティック紙幣の先進国です。
見た目は紙幣と変わりません。先日、タイ王国に行って参りましたが、50バーツ札はプラスティック紙幣でした。プラスティック紙幣の寿命は紙幣に比べ3〜4倍だそうです。

では、この辺で。

次回の外為探検隊をお楽しみに。

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