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セントラル短資FX ホーム > ニュースリリース > 2007/11/19

シンガポールドル/円の特徴

 

シンガポールはアジアを代表する金融センターです。アジア貿易のハブとして安定した成長を続けております。良好なシンガポール経済を背景に、シンガポールドルは政治的にも安定した優良通貨として注目が集まっております。

シンガポールの金融政策をおこなうMAS(シンガポール金融管理局)

 

シンガポールの金融政策は中央銀行ではなく、MAS(シンガポール金融管理局:Monetary Authority of Singapore)がおこなっています。MASは金融政策の指標として、金利ではなく為替レートを用いています。経済成長が続いてインフレが懸念される局面では、為替レートをシンガポール高に誘導します。逆にデフレの局面ではシンガポール安に誘導します。

このMASの金融政策の背景にはシンガポールは貿易のウエイトが非常に高いため、国内物価への感応度は金利よりも、為替レートの方が高いという考え方に基づいていると言われています。

MASでは毎半期(4月、10月)に金融政策決定会合を行っており、その内容が注目されます。2007年10月10日(水)の金融政策決定会合後発表された定例金融政策声明では「シンガポールドル高政策を維持する」「誘導為替レートの許容する幅(バンド)の傾きをわずかに引き上げる」という内容が公表されています。

シンガポールの経済動向

 

2007年10月に経済産業省が公表したシンガポールの第3四半期の実質GDP成長率(対前年同期比/一次推計)は、9.4%と市場予測(9.0%<Bloomberg調査>)を上回り、シンガポール経済は、製造業(同12.3%)、建設業(同15.5%)、サービス業(同8.1%)のいずれの分野においても、かつてない好調さを維持しています。

2007年は、非IT産業や資産市場関連のビジネス(不動産、金融アドバイザリー、資本市場関連)が経済成長に大きく寄与し、政府目標の7〜8%を達成すると見込まれております。2008年については、世界経済の成長鈍化の影響を受けるものの、4〜6%の潜在成長率の範囲で推移するものと見込まれており、将来における成長安定性は非常に高ものと考えられています。

シンガポールドル/円の為替レート推移

 

シンガポールドルは良好な経済を背景に2005年から特に対円、対ドルでシンガポール高が進んでいます。しかし2007年8月に起こったサブプライム問題を受け、シンガポールドルの対円レートは急落しています。

 
シンガポールドル/円 週足パーチャート
 

MAS(シンガポール金融管理局)は、サブプライム問題をきっかけにした国際金融市場の混乱にもかかわらず、シンガポールの金融市場は落ち着いていると指摘をしました。この背景には、インターバンク金利(SIBOR3か月物)は、サブプライム問題を発端に8月初旬には3%近くまで金利が上昇したものの、その後は2%台半ばの低水準を維持していることがあるようです。

 
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豪ドル/スイス、NZドル/スイスの特徴

 

ヨーロッパでは高金利通貨を買って低金利の「スイスフラン」を売るキャリートレードが行われており、中でも豪ドル/スイスフラン、NZドル/スイスフランの取引が主に行われているようです。

キャリートレードである豪ドル/スイスフランや、NZドル/スイスフランは金利動向が主な変動要因であるため、インフレ、デフレの判断に利用される消費者物価指数(CPI)、金利動向に影響をあたえるオーストラリア、ニュージーランド、スイスの中央銀行の総裁の発言や、会議の内容には注目しましょう。

 
オーストラリア政策金利 オーストラリア消費者物価指数(前年比)
 
ニュージーランド政策金利 ニュージーランド消費者物価指数(前年比)
 
スイス政策金利 スイス消費者物価指数(前年比)

円高局面のリスク分散を

 

スワップ金利による収益機会を重視して、例えば豪ドル/円、NZドル/円をそれぞれ買った場合、円を売るという点が同じため、相関関係が非常に高まってしまいます。(2007/11/15時点の相関係数はともに0.97)

相関係数が極度に高い1.0(正の相関)に近い通貨ペアをそれぞれ買い持ちすると、下落局面ではどちらも下落することが予想され、全くリスク分散ができていないということになります。中長期で高金利通貨を保有するのであれば、為替変動リスクを少しでも減らしていくという考え方も非常に重要になります。

例えばNZドル/円と豪ドル/スイスフランを買い持ちすると、相関係数は中程度の0.36となります。結果、高金利通貨の豪ドルやNZドルなどを、対円でのみ買い持ちするのではなく、対スイスフランでも買い持ちをすることで、中長期的には、相関関係を弱める効果があることが予想されます。

 
相関係数 豪ドル/円 NZドル/円 豪ドル/スイス NZドル/スイス
豪ドル/円 1.00 0.97 0.48 0.81
NZドル/円 0.97 1.00 0.36 0.83
豪ドル/スイス 0.48 0.36 1.00 0.72
NZドル/スイス 0.81 0.83 0.72 1.00
※当該相関係数は、1999年7月〜2007年10月の毎月最終日における終値から算出しております。
 
CHECK   通貨ペアの相関関係をもっと詳しく知る
 
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豪ドル/NZドルの特徴

 

豪ドル/NZドルは、地理的に非常に近いオーストラリアとニュージーランドの通貨であり、貿易も盛んに行なわれています。また国家的にも旧大英帝国圏ということもあり、つながりが非常に強いことから、市場での取引量が比較的多い通貨と言え流動性面からは安定性が高いといえます。

両国とも比較的高い政策金利を運用しており、どちらかの国に問題が起きた場合の残りの通貨はヘッジ通貨としての役割も持っていることから、オーストラリア、あるいはニュージーランド固有の問題があったときには豪ドル/NZドルで一旦リスクを乗り換えることが可能となります。

ヘッジ通貨の役割を持つ通貨ペア

 

例えばNZドル/円を買い持ちしていたとします。偶発的な要因でNZドル円が急激に売られたとします。その時、豪ドル/NZドルを買う(豪ドル買い/NZドル売り)ことができれば、結果的に豪ドル/円を買い持ちしているということになり、NZドル/円のリスクヘッジとしての効果があります。

 
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