為替レポート
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南アフリカランドは2006年から高金利通貨として、個人投資家の間で急速に人気が高まった通貨です。近年経済発展が著しいBRICs (ブリックス) とは、ブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を合わせた4ヵ国の総称ですが、BRICSとしてSが南アフリカを指すという人もおり、その将来性が期待されています。
金、ダイヤモンド、プラチナなどの鉱山資源が豊富な南アフリカは成長高金利政策が取られており、金などの価格が高騰すると、連動してZARも高騰する傾向が強いという特徴があります。
【ランドチャート】

情報元:フィスコ株式会社
チャート:フィスコ株式会社
中長期見通し
「三尊天井:ヘッド&ショルダーズ」が完成し、7.75円まで下落した。
上値抵抗線であるネックライン15円処を上回らない限り、下落トレンドは継続。
短期見通し
■メインシナリオ:上値抵抗線12円処が上抜けない限り、軟調推移。
■サブシナリオ:9円台と7円台でダブルボトム形成。押し目買いは底打ちが確認されるまで待つスタンス。
南アの経済は、総じて悪化する傾向が続いています。第3四半期までの数字では、国内総支出は、2Q:−3.5%→3Q:+1.0%と振るいません。家計総支出は2Q:0.9%→3Q:−0.8%と、マイナス圏に転落しました。政府支出は昨年並み程度の+9.6%で、設備投資は2Q:6.0%→3Q:10.0%とまずまずです (ただ南ア中銀にとっては、景気の減速はインフレ圧力の減少を意味し12月11日に0.5%金融緩和しました) 。経済の先行きについては、製造業が目先は減速基調です。製造業生産指数は8月:127.7→9月:124.6と急低下しており、その後も続いているものと見られます。また、鉱業生産指数は8月:103.4→9月:107.8ですが、金の生産は底堅いとしても、白金など工業原料系の生産は予断を許しません。
ただ、2010年FIFAワールドカップに向けインフラ投資が今後続くものと見られ、一定の下支えとなるでしょう。インフレ目標であるCPIXの上昇率は8月の13.6%のピークから11月:12.1%まで低下してきました。
南アの政策金利は、インフレの天井感が強まったことで先行きは下がりやすくなってきたものと見られます。この点では特にエネルギーと食糧価格の低下傾向は朗報です。ただ、為替相場の不安定や、国際金融市場の緊張がまだ完全にとけていないことなどから、その緩和のペースは単に国内要因だけで行なわれるよりも、ゆっくりとしたペースとなる可能性があるでしょう。つまりこの場合南ア中銀として警戒すべきは、為替の急落による「輸入インフレ」ということになります。したがって基本的にCPIXの改善に応じたものとなるでしょう。
ランド・円については、7.00円−11.00円程度のレンジを見込みます。
第4四半期のランド・円は、「レバレッジの巻き戻し」、「リスク許容度の急激な低下」、「商品市況の急落」と三重苦が同時に起こり、急落しました。
これらの要因のうち、投資家のレバレッジの巻き戻しはあらかたは済んだ可能性があります。これは救いです。しかし、リスク許容度の低下は、グローバルなリスク資産の下げが何かのきっかけで再開すれば、相当程度ランド・円にも波及する可能性があります。
また、商品市況は、金や白金をモニターしていればよいでしょうが、これらの資源価格が良い形で底入れしていくことも必要でしょう。インフレも困りますが、資源国の南アにとっては、デフレは数段困るのです。 (なお、ちなみに、白金−南アは世界の供給8割の大産地−価格が金価格と逆転するという、約10年ぶりの状況ですが、グローバリゼーション・ブームと中進国・新興国のモータリゼーション・ブームが派手に終わったので、急激に巻き戻しが起きました。白金と金価格の比率のチャートをとると、この比率が1を持続的に割り込んだことは、少なくとも<1987年以降では>一度もないので白金の割安を示唆している可能性はあります) 。
外国為替証拠金取引は、証拠金を預託することにより少額の資金で大きな金額のお取引を行うことが可能ですが、外国為替相場や金利の変動により預託した証拠金を上回る損失となる可能性があります。また、取引証拠金として、必要証拠金 (想定元本の4%[法人は1%又は4%]) 以上の金額が必要となります。取引レート、両替レート及びスワップ金利には売値と買値の提示価格に差 (スプレッド) が生じます。取引手数料は無料です。受渡手数料は1万通貨あたり500円です。顧客報告書発行手数料は無料 (郵送の場合は最大2,625円/1回) です。当社との契約形態は店頭外国為替証拠金取引となり、お取引に際しましては契約締結前に交付いたします「店頭外国為替証拠金取引説明書」等の内容を十分にご理解いただき、ご自身の判断と責任においてお取組みください。
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第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第278号
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