|
WEEKLY レポート
3月31日(月)〜4月4日(金)
三月期末と四月からの新たな投信の設定や実需による値動きがはっきり別れた週となった。31日の月曜は仲値の攻防後は上値が重い展開となったが、1日月曜日は新規設定のドル買い円売りの流れでドル円、対円通貨がショート・カバーを含めたストップロスを絡め軒並み上昇した。国内・日銀短観、週末の雇用統計へのポジション調整も見受けられたが意外とドルは堅調に推移し、ドル反転との見方も浮上し上値を試しに行くこととなった。経済指数は国内・鉱工業生産、設備工事受注、住宅着工、日銀短観、米国・CGO購買部協会景気指数、ISM製造業景況指数、建設支出、ABC消費者信頼感、ADP雇用統計、製造業受注、新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数、雇用統計、ユーロ圏・経済信頼感、消費者信頼感、業況判断指数、CPI、雇用統計、PPI、小売売上高、英・PMI製造業、独・PMI製造業、製造業受注、NZ・住宅建設許可、豪・AIG製造業指数、小売売上高、加・GDP。雇用統計、南ア・貿易収支、スイス・購買部協会指数、CPI、HK・小売売上高の発表があった。
週明けのマーケットは、三月期末の仲値設定による国内実需筋の攻防と新年度明けの新規投信設定の買いによる円売りドル買いの動きで推移することとなった。31日の仲値は約3千本の不足との噂でオセアニア時間からドル円が買い込まれ上昇し他の対円通貨もつられ上昇、仲値発表時は100円前半まで揉みあい上昇、国内輸入企業の新規設定の買いや外貨建て投信設定に伴う円売りもドル堅調さを後押し、ユーロ円は158円付近ポンド円は200円台付近まで買い込まれる展開となった。NZドルは住宅建設許可の結果が市場予想を下回ったことで軟調で推移したものの、仲値からの円売りの流れによい79円台を回復することとなった。しかしながら、国内株式が一時300円を超える下落を見せると円売りの勢いに歯止めがかかる形となりドル円も下落、99円台での揉み合う展開となった。また日銀短観は景況感が大幅に悪化、設備投資も市場予想を下回ったが、市場は織り込み済みで値動き、反応は限定的となった。
週中はスイスやドイツの金融機関損失計上報道により一時ドル円、対円通貨共に円高に推移するもその後はドルが反転、ドル円はテクニカル的に100円50銭を上抜けたことによりストップロスを誘発し上昇、その後米国・3月ISM製造業景況指数の好結果を受けたこと、またその後米株が前日比400ドルと大幅に上昇したことを背景にリスク回避の動きが後退し102円台を付ける展開となった。またスイス系金融機関が150億スイス・フランの増資行うと発表したことや、米系証券が優先株の売却によって資本増強するとの報道により金融関連株が上昇し、リスク回避懸念が後退したことにより円売りが優勢となる展開となった。その後は、ドル円は101円から102円後半での取引となり、株式市場と連動する動きとなった。RBAは政策金利を7.25%で据え置きを決定した。
週後半は米国・雇用統計に注目があつまった。雇用統計を睨み取引が手控えられたものの投信設定に絡む証券系の買いで円売りドル買いの流れで推移。特にユーロ円が底堅く他の通貨を牽引することとなった。米国・雇用統計は、失業率は5.1%と前回を下回り、非農業者部門雇用者数も前回、予想を下回る結果となりドル軟調な展開となった。ドル円は102円半ばから101円半ばまで急落するも乱高下を繰り返し、またNYダウも雇用統計の結果を受け100ドル近く下げで始まったが午後には上昇、このダウの動きにドル円も上値を試しに良くものの揉みあい、結果101円台でのクローズとなった。ECBトリシエ総裁発言でのマーケット反応は限定的。
新年度の新たな投信設定に絡む季節的要因によるドル買いか?ドル反転とみるかを試すことになりそう。四月からの急激な円売りにより対円通貨が上昇し上値をためしに行くことが考えられるが、米国経済失速懸念は依然払拭されておらず戻りを試し確かめる展開が予想される。またECB、BOEの政策金利も予定されており注目。
|