WEEKLY レポート
9月17日(月)〜9月21日(金)
9月17日(月)〜9月21日(金)の週の序盤は、米国FOMCでの予想外の利下げに米国株式は上昇、円は全面安の展開となった。25ベーシスは織り込んでいたが50ベーシスとなり対円通貨は、ユーロ円の162円台をはじめ2円以上も上昇する展開となった。米国証券の決算発表も市場予想を上回る好結果となり株価上昇を後押しすることとなった。英国ではサブプライム問題で、英中銀が住宅ローン会社に資金供給へと異例の方向転換となりポンド中心に乱高下することとなったがドル円は小幅レンジ内取引で推移する事となった。経済指数は国内・第三次活動指数、日銀金融政策決定会合、景気先行指数、ケイキョウ判断BSI、全産業活動指数、米国・NY連銀製造業景況指数、PPI、対米証券投資、FOMC、CPI、建設許可件数、新規失業保険申請軒数、景先行指数、F連銀景況指数、ユーロ圏・貿易収支、ZEW、建設支出、経常収支、独・ZEW、PPI、英・CPI、小売物価指数、BOE議事録、加・CPI、卸売上高、小売売上高、NZ・経常収支、香港・失業率の発表があった。
週明けのマーケットは米国FOMCに注目が集まった。結果は直前の25ベーシスの利下げ予想を上回る50ベーシスの利下げとなり政策金利を4.75%とした。この利下げを市場は好感し、ダウは335.97ドル、ナスダックも70.00上昇することとなった。また米国証券会社リーマンブラザースの決算発表が市場予想を上回る好結果となり、サブプライムの影響は限定的との見方も浮上し、ドル円は116円30銭付近までジリジリ上昇する事となった。また、米国株式が上昇した事により円売りが優勢となり対円通貨も上昇、『円キャリー・トレード再開』との声も聞こえ、欧州通貨特に、ユーロ円を中心に約2円近く上昇することとなった。しかしながら、ドル円以外は全般的にドル売りで特にユーロドルは市場最高値を更新1.3990付近までユーロが買われる事となった。注目のFOMC声明文は『全会一致で経済への広範な影響阻止が狙い』『金融市場の混乱阻止が狙い』『金融市場のタイト化は住宅市場の悪化を助長』との内容で今回の利下げは第一歩との見方が多かった。
週中はドル売り円安が進行し、ユーロドルが1.4台と市場最高値を更新した。また英中銀総裁の議会証言で『英国の銀行システムは十分な資本があり安定に脅威はない』と発言したものの住宅金融大手ノーザン・ロックの資金繰りが行き詰まったとの理由からポンドが対ドル、対円で乱高下、異例の方向転換を余儀なくされた形となり期間3カ月の資金入札を実施し100億ポンドを短期金融市場に供給すると発表した。このポンドの不安定な動きに他の対円通貨も連動し乱高下を続ける事となったが全体的にドル売りのフローとなり対円通貨は底堅い展開となった。
週後半もドル売り意欲は強く、ユーロドルが上昇1.4120付近まで上昇、またこの動きによりユーロ円も上昇162円台となり、またドルカナダも1.0を割り込む展開となった。対円通貨は対円オセアニアが底堅くAUD円がストップロス狙いで8月13日以来の100円のせとなったがその後は利益確定の売りなどで上値が重く推移した。英国のノーザン・ロック問題を背景に信用収縮問題が再浮上し、株式市場では金融株中心に売り込まれた。金曜NYクローズ付近ではドル自体はリアルマネーによるドル買いが散発的に見受けられたが、中東・ロシア系のドル売りとその後は揉み合いで引けを迎えた。
週明け月曜日は国内が再び祝日となり、期末、月末の最終週となりマーケットが薄くなることが予想される。また円キャリー・トレード再開に注意。またユーロドルの史上最高値更新に伴い、成否要人からの牽制発言が出ることも考えられ警戒。 |