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為替レポート

東京外為市場Weeklyコメント

為替市場ウィークリーレポート

WEEKLY レポート
8月13日(月)〜8月17日(金)

 8月13日(月)〜8月17日(金)の序盤はサブプライ問題の動きに翻弄され波乱の展開となった。前半はドル、株式の上値が重く信用収縮問題が浮上したが、ドルは軟調ながらも下げ渋る場面も見受けられた。国内はお盆休みとなり市場参加者も少なくまた、実需での動きも閑散で薄いマーケットの中で小幅レンジ内を乱高下する事となった。週後半は波乱の展開となり、円買い一辺倒。ドル円は、断続的にストップロスを絡め売り込まれ、111円半ばまで、ユーロ円も150円を一時割り込む流れとなった。このドル売り円買いは、サブプライム問題から信用収縮問題に移行、この金融不安に対し市場は、潤沢な資金を注入、短期金利市場はある程度の落ち着きを取り戻したが、株式市場を始め不安定かつ円買いの流れに歯止めが利かず、ついに最終金曜日にはFRBが公定歩合を緊急利下げを行なう事となりやや落ち着きを取り戻す事となった。経済指数は国内GDP、経常収支、貿易収支、第三次活動指数、米国・小売売上高、企業在庫、PPI、貿易収支、CPI、NY連銀製造業受注、鉱工業生産、ユーロ圏・鉱工業生産、GDP、CPI、M大消費者信頼感指数、英・一致指数、先行指数、CPI、小売価格、CPI、BOE議事録、豪・小売売上高、加・卸売り上高、南ア・実質小売売上高、政策金利、独・CPI、PPI、の発表があった。

 

 週明けのマーケットはサブプライム問題で信用収縮懸念が台頭した。短期金融市場は混乱し日銀、ECB、FRB、の連日の緊急資金供給を受ける事となった。マーケットは格安からの資金逃避益出しによる円キャリー・トレード解消の動きが見受けられた。国内経済指数はマチマチで、経常収支は市場予想を下回るものの貿易収支は黒字が拡大、また国内GDPは市場予想の+0.2%を下回り+0.1%と言う結果となり、結果円売りの流れで推移する事となった。ドル円は118円挟みでの揉みあう展開となったが、対円通貨の上値が重く特にオセアニア通貨も上値を切りあり下げる流れとなった。経済指数に対する動きは限定的。

 

 週中も波乱の展開となった。米株は連日の下げで1300ドルを割り込む展開となり、ドルも全体的に軟調な展開で推移。ドル円は売り込まれつつも117円台を死守、短期筋のドルショートが溜まる形となり、その後ショートカバーによりドルは堅調に推移するかに思われた。しかしながら、豪ファンズ・オブ・ファンズの損失報道により、オセアニア通貨が売り込まれる流れとなり、ドル円も追随する形となり円買いの流れとなった。この豪のファンド損失ニュースにより対円通貨全体に円キャリー・トレード解消の動きが見受けられる事となり米系証券の断続的な売りが見受けられ全ての対円通貨が急落。ドルカナダもサブプライム問題を嫌気し上値が拡大する事となった。終わり値では米株も1300ドルを回復する場面も窺われたが、米系証券が米大手住宅会社の格付けを下げた事を嫌気し再び上値が重い展開となった。南アは政策金利を10%に利上げを決定。

 

 週後半は波乱の展開となった。米系短期筋が国内機関投資家の円ショートを切り崩しに来る流れとなった。ドル円は断続的に売りこまれ111円60銭付近まで、他の対円通貨も軒並み急落、NZ円75円、ポンド円220円、ユーロ円150円割れとなった。市場はサブプライム問題からクレジット市場収縮へと拡大し、株式市場も含め金融不安を誘発する事となった。しかしながらFRBは、公定歩合緊急引き下げを決定し6.25%から5.75%へと緊急利下げを行なった。この緊急利下げにより株価、ドル共に買戻しが入りやや堅調な展開となり対円通貨も利益確定の買い戻しが見受けられ底堅い展開となった。

 

 米・サブプライム問題による緊急利下げが何処まで、信用収縮懸念及び、株価急落を押さえ込む事ができるかが焦点。サブプライム問題により、国内利上げは見送りとの見方も多く、新たなファンド凍結等の問題が更なる混乱を巻き起こす可能性も考えられ警戒。

 
8月13日(月)〜8月17日(金)
ドル円 111.00〜115.80
ユーロ円 152.00〜155.50
ユーロドル 1.3350〜1.3500

 

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