WEEKLY レポート
7月23日(月)〜7月27日(金)
7月23日(月)〜7月27日(金)のマーケットは序盤上値が重いながらも円売りの流れで底堅く推移、揉み合いながらも円売りのフローはしっかり、ドルは軟調な展開となった。しかしながら後半は米国・サブプライム問題で米国・金融機関において巨額の損失計上がでるとの噂により米株が急落、株式の損失を埋める為の円キャリー・トレード解消の動きとなり対円通貨が売り込まれる事となった。欧州株、日本株も軒並み下落、世界同時株安懸念が広がりつつあった。経済指数は国内・通関ベース貿易収支、CPI、小売販売、米国・R連銀製造業受注、中古自由宅販売、ベージュ・ビック、新規失業保険申請件数、耐久財受注、新築住宅販売、GDP、個人消費、M大、ユーロ圏・PMI製造業、経常収支、独・IFO。豪・CPI、PPI、NZ・RBNZ、貿易収支、南ア・CPI、加・小売売上高の発表があった。
週明けのマーケットは総じてドル売り、円買い戻しの流れとなった。先週末の地合いを受けドル円の他、対欧州通貨中心に円買いの流れ。サブプライム問題での先行き不透明感による米株の軟調な展開によるもので、ポンドドル、NZドルが年初来高値を更新する事となった。上値は限定的、しかしながら国内実需の買いや、個人投資家の買いも見受けられ底堅い展開とはなったが、グリーンスパンFRB議長が『外国の貯蓄による米国への資金流入は一時的であり、ほぼ半分終了した』と発言した事からドルの上値が重い展開となった。原油価格はOPEC議長発言の『価格高騰に懸念を抱いている』との発言を受け大幅続落。
週中は波乱の展開となった。テクニカル的な動きとなりドル円は5月11日以来となる120円を割り込む展開となった。他の対円通貨もドル円の動きに追随、ポンド円は247円、ユーロ円も165円前半まで売り込まれる展開となった。円キャリー・トレード手仕舞う動きが見受けられたが、値ごろ感での買いオーダーも多く、買い手は主に国内機関投資家と輸入筋、売り手は海外短期筋が目立った。ユーロドルは米国・中古住宅販売件数が市場予想を上回った事を受け、ユーロ売りドル買いの流れとなり、1.37近辺で揉み合い状態となった。
週後半、ドルは以外と底堅く推移する事となったが、円は全面高の展開となった。『米系証券会社がサブプライム投資で住宅ローン絡みの証券投資で巨額の損失を計上するとの噂が流れた』事が材料視。米債利回りの低下と米国下株式は前日比約300ドル安の大幅続落によりドル売りが再燃。ドル円はストップロスを絡めて売り込まれ一時118円割れを試しに行く展開となった。この動きにより円キャリー・トレード解消の動きが再燃、海外短期筋が今までの円売りポジションの解消の動きとなった特に高金利通貨での下落率が激しく、特にNZ円は90円付近、ユーロ円も161円台となりNZ円は3円50銭近く急落する事となった。『週末国内選挙で自民党大敗による円売り』との噂も流れ円を売り込んだ機関投資家も多く、結果ストップロスを誘発する形となった。
先々週から、米国サブプライム問題の内容が明るみに出てきだした事によりドル売り円買いの流れ、円キャリー・トレード解消の動き、特に高金利通貨の動きに警戒。ドル円は118円割れを試しにいく事が想定され戻り高値に注目。 |