WEEKLY レポート
6月18日(月)〜6月22日(金)
6月18日(月)〜6月22日(金)の週は、全体的に円・キャリートレードによる円売りの展開となった。ドル円をはじめとした対円通貨が上昇し高値を相次いで更新。各国経済指数の結果は、はまちまちとなったが、経済指数の結果に揺さぶられる動きとは成らなかった。国内金利と各国との金利差から円キャリー・トレードでのマーケットの動きとなった。経済指数は国内・日銀金融政策決定会合議事録、全産業活動指数、通関ベース貿易収支、米国・住宅着工件数、建設許可件数、新規失業保険申請件数、景気先行指数、F連銀景況指数、ユーロ圏・ZEW景況感指数、建設支出、製造業受注、英・住宅価格、BOE議事録、独・ZEW景況感指数、PPI、IFO,豪・新規住宅販売、スイス・PPI、貿易収支、南ア・経常収支の発表があった。
週明けのオセアニア市場でニュージーランド銀行が市場介入を実施した事によりNZドル売りドル買いの流れとなった。この動きによりドル円は123円50銭付近まで上昇しNZ円は急落する展開となった。しかしながら、先週末終わり値より30銭ほどしか下落せず、金利差狙いの円キャリー・トレード組の絶好の買い場となり底堅い展開となった。また他の通貨も週明けから円売り優勢のマーケットとなった。ユーロ円が特に堅調に推移し一時ユーロ導入以来の市場最高値を更新165円30銭台、またAUD円が91年10月以来となる104円台のせとなった。また北朝鮮が再び日本海へ向けてミサイルを発射、しかしながら影響は限定的となった。
週中も円売りの流れは底堅く続いた。ユーロドルは欧州、ロシア系の短期筋が買いあげたもののドイツのZEW景況感指数が市場予想を下回った事を受けその後は軟調に推移、揉み合いとなった。しかしながら渡辺財務官による『円キャリー・トレード取引を注意深くモニターしていく』との発言により一時円買いの流れとはなったが、円キャリー・トレード解消の動きとはならず。また米国経済指数の結果が芳しくなかった事もややドルの上値を抑えたとの見方が多い。
週後半も国内金利の低さから金利差に着目したファンド勢、機関投資家等の動きが多く、円売り一辺倒となった。ドル円はジリジリ米系短期筋、信託系の買いにより買い上げられ、これに対して売り手は実需の売りの構図、しかしながら、売りオーダーを切り崩しての上昇でドル円は上昇2002年12月以来の124円台のせとなった。対円通貨も堅調で、ユーロ円は166円20銭とユーロ導入依頼の高値を、ポンド円は15年ぶりに247円90銭付近まで、AUD円は91年10月以来の105円台のせとなった。
基本的には円売りの流れで推移、依然達成感は感じられないものの、円安に対する警戒発言等が俄かに聞こえており警戒。また、海外資金を日本に投資しているファンドが自国に戻す動きが見受けられ警戒。 |