WEEKLY レポート
6月11日(月)〜6月15日(金)
6月11日(月)〜6月15日(金)の週は、株式市場に左右される相場展開以外に米国金利市場に左右される相場展開となり、米金利高によるドルの買戻しが見受けられた。米国10年債利回りが5.3%まで上昇した事でドルは強含み、しかしながら米株は軟調な展開でドルは弱含み、また対中国政策としての米国財務省が発表する『為替報告書』に注目が集った。経済指数は国内・GDP、国内企業物価指数、消費者態度指数、経常収支、鉱工業生産、設備稼働、工作機械受注、日銀金融政策決定会合、景気先行指数、米国・月次財政収支、輸入物価指数、小売売上高、企業在庫、PPI、CPI、鉱工業生産、M大、ユーロ圏・鉱工業生産、CPI、貿易収支、英・生産者仕入れ価格、CPI、小売物価指数、失業率、住宅価格指数、小売売上高指数、独・CPI、スイス・政策金利、小売売上高、NZ・小売売上指数、製造業指数、南ア・実質小売売上高の発表があった。
週明けのマーケットは国内GDPの発表があり上方修正となったが市場反応は限定的となった。しかしながら、NZドルが急落、当初は利益確定の売りとの噂も聞こえたがRBNZからの介入が入ったとのニュースから高値圏で推移していたNZドル、NZ円が急落する展開となった。このNZドルの介入からAUDドルも弱い動きとなったが、他の対円通貨の動きは限定的となった。また欧州通貨はドルの買戻しが見受けられたが英金利先高観が残る事でポンド円が思惑で底堅い展開となり円キャリー・トレードを後押し。
週中は米金利に左右される展開となった。また米株の下落を受け121円半ばで揉み合い、ユーロドルはECBに関して利上げに弱気なレポートの噂でユーロ売りの流れとなり1.33を割り込む流れでドル堅調、この流れがユーロ円にも波及し161円半ばまで下落、円キャリー・トレード解消の動きとなった。米国10債利回りが5.223%となりテクニカル的なターゲットの5.25%を目指す流れ、このドル堅調な動きにより対円通貨は軟調な展開となった。しかしながらNY時間のドル円は全面高の展開となった。米国小売売上高が予想を上回る好結果となったが値動きは限定的。
週後半のドルは堅調に推移、債券利回りの上昇に対し、モスコウ・シカゴ連銀総裁が債券利回りに対して経済の拡大や期待価格を受けたものとしながらもインフレに対しては懸念を示し債券利回りは1.5%まで低下するには時間が不必要と述べた。また、国内では福井日銀総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示した事で円売りの展開となった。ドルストレートは全体的に堅調な流れになりドル円は一時2002年12月以来となる123円台を付ける事となった。また米国経済指数の結果も市場予想を上回った事もドルの底堅さを後押しする形となった。対中国政策で『中国を為替操作国には認定せず』とのコメントが米国サイドから発表されたがマーケットの反応は限定的。
週週明けのマーケットは更に円安が加速する可能性上があり警戒。対円通貨もドル円の底堅さか上昇基調にあり、またテクニカル的にも底堅く警戒。 |