WEEKLY レポート
5月14日(月)〜5月18日(金)
5月14日(月)〜5月18日(金)の週は、序盤から全体的に小動きでレンジ内取引となった。週後半は中国人民銀行が変動幅を現行の±0.3%から±0.5%に変更すると発表と同時に1年物の基準貸出金利を6.39%から6.57%、預金金利を2.79%から3.06%と発表した。このニュースに市場は一時的に円買いに反応し120円70銭付近まで急落、円買いの流れとなった。しかしながら戻りも早く米国経済指数の結果が好感された事、円安警戒懸念が後退した事により元のレベルまで値を戻す結果となり結果レンジ内と取引となった。経済指数は国内・貿易収支・機械受注、鉱工業生産、工作機械受注、GDP日銀金融政策決定会合、景気先行指数、米国・CPI、住宅着工、住宅許可件数、新規失業保険申請件数、F連銀、M大消費者信頼感指数、ユーロ圏・GDP、鉱工業生産、CPI、英・CPI、PPI、失業率、小売売上高、独・GDP、CPI、PPI、加・CPI、小売売上高、NZ・小売売上高、PPI、の発表があった。
週明けのマーケットは対円通貨に左右されながらもレンジ内での展開となった。国内・経常収支、貿易収支の結果が市場予想よりも黒字幅が拡大したが円が買い込まれる地合いにはならず、むしろ機械受注の結果が市場予想より悪い結果となりドル円が上昇120円50銭付近まで他の対円通貨も底堅く推移した。豪ドル円は100台の値固め、またNZ円は90円台を視野に入れた動きとなった。しかしながら、ドル円は120円半ばテクニカル的なポイントでもあり、売りオーダーが並んだ事もあり上値が重く推移した。豪ドル円は100円50銭付近にオプションの防戦売りが存在し、上値を押さえられる形となった。
週中はユーロドルが1.3550付近からロシア系の買いオーダーが並び売り手はアジア系で動き難い相場展開となった。その中でユーロ円が市場最高値を更新し続け163円85銭付近まで上昇、しかしながら高値警戒感は常に存在し、発言等には常に敏感な動きとなった。米国経済指数の鉱工業生産、住宅着工件数結果が市場予想を上回った事を受けドルは堅調に推移、ドル円はポイントの120円50銭を上抜け120円80銭付近まで上昇しその後は揉み合い、対円通貨も底堅く推移、この背景にはローリー米国財務次官補が『18日からのG-8財務省会談で為替は協議される見通しはない』と発言した事がり理由の一つ。
週後半は中国人民銀行が対ドルでの人民元変動幅拡大を発表した事で円が、買い込まれ一時的な円高となったが下値も底堅く、短期筋の利益確定の買い戻し、ショートカバー等で元のレベルまで戻る、所謂『行って来い』の展開となった。その後は揉み合いとなりながらも小動きに推移。G-8財務省会談で円安への言及はないとの見方も浮上した事も追い風となったようである。
中国人民銀行は政策金利と預金準備率を引き上げ、変動幅を拡大したが現状の円相場は底堅い。尾身財務相とドイツのシュタインブリュック独財務相との会談でユーロ円の円安の流れへの言及がなかった事で、更なるユーロ円の上値を確かめに行く可能性も考えられるが、同時に高値警戒感も存在。ユーロ円を牽引役とした対円通貨の流れに警戒。
|