水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第414回:ドル円相場中期見通し

更新日:2017年3月22日

(文中のQCT+は、「クイックチャート・トレードプラス」の略、
ミラートレーダーは、「セントラルミラートレーダー」の略、
FXダイレクト+は、「FXダイレクトプラス」の略です。)

連休が暖かかったせいか東京では昨日桜の開花宣言がありました。随分早いなと思ったら全国で最初ということで、これは9年ぶりだそうです。開花宣言は気象庁の管轄ですが、当然のように過去の統計等、充実していました。意外だったのが開花自体の定義が2003年に変わっていたことで、あまり一貫性の無い統計だと思ってしまいました。

ドル円相場中期見通し

先週はG20を控えてドル円の短期的な見通しを書きましたが、既にそのターゲット(113.602)は達成し、下抜けてきています。特に昨夜NY市場でダウが急落したこともあり、ドル円は年初来安値を更新し111円台半ばでの取引となってきました。

金融政策イベントが一巡し、G20で再確認された米国の保護主義を考えると、日米の通商政策においても米国に有利な提案がなされることは間違いないと考えられますし、トランプ政権への期待からの株高もいったん調整局面入りとなってきましたので、中期的には円が一段高となる可能性を考えなくてはいけないでしょう。

今回は今後1か月程度の期間でドル円がどの程度まで円高が進む可能性があるのか、テクニカルな観点から見てみましょう。ドル円週足チャートをご覧ください。

現在のドル円は年始来高値(118.602)を起点に引いたレジスタンスラインと、同線にほぼ平行に引けるラインとの下降チャンネルの中での動きとなっていることがわかります。

次にフィボナッチリトレースメントを2点で観測します。

2016年の安値98.950と高値118.670との61.8%押しが111.147、半値押しが108.818です(高値側がきれいに合わせられなかったため1銭弱の僅かな誤差があります)。また、トランプ大統領誕生後の動きを開票日の安値101.170を起点に、同様に高値118.670との半値押しが109.928となっています。

一番近い111.147は今日明日にでも見る可能性はありますが、その下の109.928ほぼ110円の大台にはまだ距離がありますし、108.818となると3円近い距離があります。ただ、先の下降チャンネルの中での動きを続けると考えると、早ければ3月末までに110円の大台トライがあってもおかしくはありません。そして、110円の大台トライとなると108円台後半はオーバーシュートで付ける可能性は十分にあるでしょう。

次に、4時間足チャートをご覧ください。

画面中央の大きな下げがFOMC後のドル売りの動きで、本日に至るまでのドル売りのきっかけを作った動きです。

113.50レベルに引いた水平線を見るとわかりますが、FOMC後のドルの買い戻しは同水準で何度も抑えられ、結局その後下げていくこととなりました。ここから考えると当面のドルの戻りは113.50が強いレジスタンスということが言えます。

全体として、今月中は110.00の大台をサポートに、113.50をレジスタンスとしつつ、大台割れの動きが出てきたときには108円台後半をトライする可能性が高いというのがドル円相場の中期的見通しとなります。

セントラルミラートレーダーによるポートフォリオ経過

スタート以降の損益の変化は以下の通りです。

9月28日 2,565,230円(スタート時点)
10月29日 2,516,276円(10月後半見直し)
11月27日 2,210,582円(11月後半見直し)
12月26日 2,305,492円(12月見直し)
1月31日 2,390,572円(1月後半見直し)
2月28日 2,320,103円(2月後半見直し)
3月16日 2,166,299円(3月前半見直し)
3月22日 2,141,588円(本日現在、口座清算価値)

3月16日の見直しからは横ばいです。

3月前半の見直し内容はシストレ広場のコラムをご覧ください。


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