水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第434回:ドル円見通しと日柄

更新日:2017年8月16日

(文中のQCT+は、「クイックチャート・トレードプラス」の略、
ミラートレーダーは、「セントラルミラートレーダー」の略、
FXダイレクト+は、「FXダイレクトプラス」の略です。)

先週はあれだけ暑かったと思ったら、今週の東京はまるで梅雨に逆戻りしたような天気です。太平洋高気圧が後退していて本州の広い範囲で雨が降りやすい状態とか。今日までお盆休みの人も多いと思いますが、リフレッシュできたでしょうか?私が最後に夏休みを取ったのは15年前。独立してからは「相手」が為替市場なので、あまり休みを取ったことはありませんが、マーケットが暇な時は平日でものんびりと過ごすことも多いです。

ドル円見通しと日柄

まず前回のドル円について見ておきましょう。日足チャートをご覧ください。

前回引いたラインをいくつか残し、新たにラインを引き直してあります。7月高値114.495円から引くレジスタンスラインは、トライのたびに引き直し、最終的にはピンクのラインとなっていました。下降トレンドを続ける中、北朝鮮と米国の緊張が高まり、一時108.736円と、6月安値を下回っています。

ローソク足の形状は安値圏で出る十字の足型となり、その後はミサイル発射計画中止のヘッドラインとともに110.846円まで戻したのが昨日までの動きです。この中で気になる動きは、これまでサポートとして引いていた下側のサポートラインを下抜ける動きが見られたことです。現状の「ドル高・円安」トレンドに勢いが失われた時には、改めて「円高」トレンドの流れを再開する可能性を残したままの反発と言えます。

さて、この反発はどこまでか、というのが目先の気になるところです。8月上旬は111円前後を何度か試して上がらずに下げたこと、また7月高値と先週安値のフィボナッチ・リトレースメントを計算すると、38.2%戻しも110.936円と111円に近い水準にあることがわかります。現状は、8月に入ってからの高値111.047円を戻しの限界点とし、同水準を超えない場合は、「円高」トレンド再開の可能性を考え、超える場合には当面もみあいの状況になると見ています。

7月12日の当マーケットビューで日柄について書きましたが、忘れている方も多いでしょうし、日柄的には色々とイベントの多い時間帯に突入していますので、改めて今週と来週の日柄について書いておくことにします。

7月12日の内容から引用しましょう。

8月11日 変化日
8月14~18日 上下に振れやすい
8月15日東京~16日欧州 ドル売り
8月21日 変化日(ドル買い)

とあります。コメントも引用しながら書いていきます。

まず11日の変化日ですが「11日はドル買いの変化日と考えることが妥当」となっていて、実際に11日からドル円は反転してきています。さらに「14~18日=上下に振れやすい」時間帯ですが、これは「水星の逆行」が理由です。「ドルが買われた後は不安定な相場になる」とある通り、現在、まさに不安定な相場局面に入っています。

水星の逆行は、チャートのサポートやレジスタンスに対して中途半端に終ったり、行き過ぎたりと、テクニカルにも読み誤りをし易い時期です。また一般的には、情報伝達や取引全般に勘違いのようなミスが起こりやすく、いつも以上に注意していても「何故こんなことが?」といったことも起こりがちです。水星逆行が終わる9月5日までは引き続き注意のレベルを上げておくべきと言えます。

そして、「15日東京~16日欧州=ドル売り」です。昨日から本日までドルが買われたところは売りと考えられます。先のテクニカルな111円水準が戻りの限界点となることと合わせると、今日も戻り売りがワークしやすいということがわかります。

続く来週「21日=変化日(ドル買い)」ですが、これは北米大陸を横断する「皆既日食」をその理由としています。過去の動きから、皆既日食とドル買いとの相関を考えて変化日としている訳ですが、一般的に日食は可視地域が狭いため、その地域への影響を考えます。今回は米国を縦断することからドルへの影響を考え、ドルが買われやすいとしています。米国での日食を象徴するような出来事、要は政治的、経済的、時期的には軍事的なニュースも含め、何か相場に影響するようなイベントが起こり得るタイミングでもあります。

仮にその内容がドル売りに繋がるものであれば、変化日でドルが買われたところをカウンターで売る、といった昨日から本日にかけての日柄のようなものになることも考えられます。しばらくは、日柄に注意ということを喚起させていただきました。

セントラルミラートレーダーによるポートフォリオ経過

シストレ広場では「おすすめポートフォリオの考察」というテーマで、マルチデバイス版ミラートレーダーの「おすすめ」ポートフォリオについて考察を行っています。以下のリンクから第1回と第2回、合わせてご覧いただければ幸いです。


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