水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第418回:ドル円とポンド(対ドル、対円)のチャート

更新日:2017年4月19日

(文中のQCT+は、「クイックチャート・トレードプラス」の略、
ミラートレーダーは、「セントラルミラートレーダー」の略、
FXダイレクト+は、「FXダイレクトプラス」の略です。)

長く咲いていた桜も残っているのは八重桜程度となりましたが、昨日からは初夏のような暑さです。関東地方でも高崎市では30度を超える気温となったようで、7月の暑さらしいですね。オフィスはPC等の熱を発する機器もあるので、昨日から日中はエアコンを入れました。急に暑くなったせいで体調も崩しやすいので、皆さんも気を付けてください。

ドル円とポンド(対ドル、対円)のチャート

ドル円をはじめ、各通貨がよく動きます。4月5日のマーケットビューで「4月の日柄」について書きましたが、4月9日~5月3日は水星が逆行している期間で上下の振れが大きくなりやすく、チャート上のテクニカルなポイントもサポートやレジスタンスの手前で止まったり、大きく抜けたりといった具合で効きにくい期間となりますので、引き続き注意が必要です。

先週末から今週初にかけての北朝鮮リスクはいったん小康状態ではありますが、北朝鮮も米国も双方譲らなそうな危険な雰囲気は残っています。引き続きリスクオフに反応しやすい地合いが続くということになるでしょう。そんな中でドル円は既に前回示した108円台後半のターゲットを達成しています。

いったん108円台は落ち着きやすい水準ではありますが、次のターゲットとして昨年安値(英国国民投票開票日)98.95円を起点に昨年高値(12月)118.67円に対する61.8%押しの106.483円(下のチャートでは高値のポイントがピッタリと合っていないため、若干の誤差があります)という水準は、中期的に意識しておく水準となるでしょう。

チャートを見るとわかりますが、61.8%押しの水準は昨年3~4Qの高値圏となっていた水準で、トランプ大統領誕生後の大幅なドル高の動きによって上げたことを考えると、ほぼ元の水準(105円台前半が開票日前日)に近く、値動き的にも大きな中長期的な押しのターゲットと言えます。今年1月の高値(118.602円)から見ても、今週の安値108.133円までわずか10円47銭と最も値幅の少なかった2015年のジャスト10円とあまり違いがありません。材料的にも引き続き円高方向に余裕があると考えておいた方が良さそうです。

さて、昨日最も驚いたのは英国のメイ首相による6月8日の総選挙決定です。メイ首相率いる保守党の政権安定、ひいてはEU離脱への団結とEU離脱に向けての流れ自体には変化は無いと考えられますが、昨日のLDN市場では、株価指数FT100は大幅安(-2.46%)、為替市場はポンド急騰と全く逆の反応を示しました。

株式市場では総選挙実施までの政治的な不安定要因を考え、為替市場ではEU離脱に向けて方針が安定すると、出て来るコメントも逆なのですが、野党が声高に主張しそうなEU離脱見直しといった話が出てきてもおかしくはない環境の下、少なくとも本日のLDN市場の株と為替の動きを見た上で、ファンダメンタルな部分は考える必要があるかと思います。

しかし、テクニカル的には昨日のポンド急騰はかなり大きな動きで、当面のポンド安の見方を否定するほどのインパクトがありました。

まずはポンドドルの週足をご覧ください。

昨日の上げで昨年10月からのもちあいを上抜けし、昨年高値1.50185と昨年安値1.14061の半値戻しにあたる1.32123をターゲットとしやすいチャートとなりました。同水準は昨年10月の急落前にもみあいを続けていた水準とも重なります。

次にポンド円の日足チャートもご覧ください。

あえて、複数の高値からレジスタンスラインを引いてみましたが、昨日の4円近い急騰でことごとくレジスタンスを上抜けています。テクニカル的には、昨年12月高値148.461円と今週安値135.604円の半値戻しにあたる142.033円をターゲットに、底堅い値動きとなりやすいと言えるでしょう。ポンドドル、ポンド円に関してはこのあとのLDN市場を待ってから最終判断をした方が良いとは思いますが、現状は「流れが変わった」と考えることが妥当だと思います。

GWに向けてまだまだ動きそうです。ポジション管理には十分に注意して取引に臨んでください。

セントラルミラートレーダーによるポートフォリオ経過

スタート以降の損益の変化(月後半の見直しのみ表示)は以下の通りです。

9月28日 2,565,230円(スタート時点)
10月29日 2,516,276円(10月後半見直し)
11月27日 2,210,582円(11月後半見直し)
12月26日 2,305,492円(12月見直し)
1月31日 2,390,572円(1月後半見直し)
2月28日 2,320,103円(2月後半見直し)
3月30日 2,096,099円(3月後半見直し)
4月17日 2,077,309円(4月前半見直し)

17日に4月前半の見直しを行いましたが若干の減少、今回も2つのストラテジが全体の足を思い切り引っ張ってしまいました。大台200万円を前になんとか踏ん張っていますが、4月後半はどうなるか。詳細はシストレ広場のコラムをご覧ください。


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