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マーケットビュー

水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第144回:RSIの水準による条件分け

更新日:2011年12月21日

先週水曜日から今日までの間にまた風邪をひき、既にこの冬3度目!今回は比較的軽くて済みましたが、数年分を一気に取り返してしまったかもしれません。年内のセミナーも終わり油断している面もあったかもしれませんが、気温も下がってきましたし、気をつけなくてはと改めて思った次第です。皆さんも風邪にはお気を付けください。

さて、年内最終回(12月28日)と年明け初回(1月4日)は昨年に続き、「2012年の相場運占い」と「2011年の星取表チェック」を予定しています。通常コンテンツは、本日が年内では最後となります。

前回のレビュー

前回も、ADXの傾きによる条件分けを行い、ADXが上向き(=トレンドがある)の時はトレンド系の指標としてMACDを、ADXが下向き(=もみあい)の時はオシレータ系の指標としてボリンジャーバンドを使いました。

そして、前回はトレンド時の判断から「ポンド円でのポンド売り」(14日13時時点120.72レベル)をおすすめ通貨ペアとしましたので、その後のポンド円の動きを見てみましょう。

※チャートはクリックで拡大できます

グレーの点線(縦カーソル)が先週の執筆時点(14日13時、120.72レベル)で、売りシグナルが出たのは、2本前のピンクで囲った8時間足(13日16時)です。執筆後、120.32まで下げたものの月曜までもみあい(120.32〜121.16という狭い値幅)、まるで前週と同じような状態なのですが、火曜にユーロ上昇の動きもあり、昨夕ポンドも上昇の動きとなりました。今回は火曜の東京市場までは動きが出なかったことと、19日8時の足(黄緑で囲った足)で買いシグナルに転じていたことから、評価は△としておきます。

RSIの水準による条件分け

今年最後のテクニカル指標はシンプルにRSIを取り上げることにしました。RSIはオシレータ系指標の代表で主要な見方としては以下のようなものがあります。

1) 買われすぎ(OB)、売られすぎ(OS)で逆張りの指標として使う。通常、OB=70〜80、OS=20〜30として、OB/OSゾーンの出口でエントリー条件とするゾーン・エグジットが一般的。動き次第でOB、OSの水準を片側にずらすこともある。
2) 50ラインの上抜け、下抜けで順張りの指標として使う。RSIが50前後でもみあうとダマシが増えるため、60ラインの上抜け、40ラインの下抜けというように水準にバッファーを設けてダマシを減らすことも多い。
3) 2本のRSIを使う場合は、短期と長期のRSIのクロス、乖離を参考にする。
4) 価格の値動きとRSIの動きにダイバージェンスが発生した場合、アヤを取りに行くことを考える。

だいたい、これら4つが主要な使い方だと思われます。

今回は、この中の1と2を組み合わせて、9期間のRSIを以下のような水準に分けてみることとします。

RSI

状態

戦略

75〜100

買われ過ぎ

ゾーン・エグジットで「売り」

61〜74

上昇中

見送り

60

上昇開始

最初の上抜けで順張りの「買い」

41〜59

中立

見送り

40

下降開始

最初の下抜けで順張りの「売り」

26〜39

下降中

見送り

0〜25

売られ過ぎ

ゾーン・エグジットで「買い」

ドル円の8時間足チャートを色分けし、売買シグナルに相当する個所に矢印を付してみました。黄色く塗った個所が、買われ過ぎ、売られ過ぎのゾーンですから、ゾーン・エグジットの個所に矢印があります。黄緑のラインが60と40のラインですから、ラインを抜ける方向に矢印があります。

今回は、直近でRSIの売買シグナルが出ている通貨ペアを探してみましょう。

今週のおすすめ通貨ペア

ドル円

中立

ユーロ円

21日0時にユーロ売り(買われ過ぎのゾーン・エグジット)

ユーロドル

上昇中

ポンド円

買われ過ぎ

ポンドドル

上昇中

スイス円

21日0時にスイス売り(買われ過ぎのゾーン・エグジット)

ドルスイス

21日0時にドル買い(売られ過ぎのゾーン・エグジット)

今回は、スイスフランが対円、対ドルともにスイス売り(円買い、ドル買い)のシグナルを出しているのが目立ちます。

※チャートはクリックで拡大できます

今回は、「スイス円でのスイス売り」(21日11:30時点83.80レベル)と「ドルスイスでのドル買い」(21日11:30時点0.9289レベル)の2つををおすすめ通貨ペアとします。

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