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水曜 山中康司の「わかる!」テクニカル分析 チャートから見たポジション分析

第120回: スパンモデルと先行遅行スパン

更新日:2011年7月6日

7月に入り節電がスタートしました。今年の節電は重要なことだと思いますが、暑い日が続きますので、エアコンを切って体調を崩してしまっては意味がありません。電球をLEDに変えるとか、明るい場所では照明を切るといった方法で節電をするのが望ましいでしょうね。私は家では変えられる電球はLEDにして、オフィスでは照明を半分消すことで節電対策としています。

前回のレビュー

前回は、4時間足チャートを使い、スパンモデルの基本(スパンAとスパンBのクロスによる売買シグナル)から、「ユーロ円でのユーロ買い」をおすすめ通貨ペアとしました。その後のユーロ円の動きを見てみましょう。

※チャートはクリックで拡大できます

買いシグナルが出たのはピンクの矢印で示した4時間足(28日0時)で、前回執筆時点(29日正午、116.24レベル)はグレーの点線で示した4時間足です。その後、多少の押しを挟みながらも117円台に乗せ、7月4日には117.72まで上昇しました。昨夜のポルトガルの格付け引き下げでも執筆時点よりは上にいますので、今回の評価は〇でよいでしょう。

スパンモデルと先行遅行スパン

今回も先週に続いてスパンモデルを扱います。詳細は、柾木さんの著書『スパンモデルFX投資法』をお読みいただいた方が良いのですが、スパンモデルにはスパンAとスパンBで構成される雲以外に、遅行スパンも表示されています。

スパンモデルにおける遅行スパンは一目均衡表の遅行スパンと全く同じです。つまり、現在の足も含め26期間前の終値と現在の終値を比較していることになります。一般的には25期間のモメンタムと同じです。(第22回「モメンタム」参照)

スパンモデルにおける売買の基本は前回紹介した、スパンAとスパンBのクロスとなりますが(第119回「スパンモデル」参照)、次のステップとしては、遅行スパンと26期間前の終値も併せて見るということになります。均衡表的な言い方をすれば、二役の好転、逆転をもって売買シグナルと考え、それぞれの売買シグナルの出る時期が近いほど強いシグナルということになります。

そこで今回は、前回のルールに遅行スパンのルールを加えますが、遅行スパンと終値との位置関係をより見やすくするには遅行スパンを先行させ「先行遅行スパン」として表示させる方法があります。(第83回「先行遅行スパン」参照)

比較のため、前回のレビューで表示したユーロ円の4時間足チャートにスパンA、スパンBと先行遅行スパンを表示させてみます。

※チャートはクリックで拡大できます

黄緑のラインが先行遅行スパンですが、直近の足(6日4時の足)で見ると、スパンが青(=買い状態)で終値が先行遅行スパンより上にある(=買い状態)ということが同じ時間軸上でひとめで判断することが可能です。

今回は、この組み合わせで以下のように

  • 買い: スパンAがスパンBをGC、かつ、終値が先行遅行スパンより上
    売り: スパンAがスパンBをDC、かつ、終値が先行遅行スパンより下

で判断することにしましょう。まず、主要通貨ペアで直近に売買シグナルが出ているかどうかから見て行きます。今回も4時間足チャートを使うことにします。

今週のおすすめ通貨ペア

ドル円

28日0時の足で買いシグナル

ユーロ円

28日0時の足で買いシグナル

ユーロドル

29日16時の足で買いシグナル

ポンド円

4日8時の足で買いシグナル

ポンドドル

5日4時の足で買いシグナル

スイス円

2日0時の足で売りシグナル

ドルスイス

1日8時の足で買いシグナル

先週のシグナルから変化していない(継続状態)の通貨ペアもありますが、ポンドが対円、対ドルで比較的最近のシグナルとなっています。今回は、より直近にシグナルが出ているポンドドルをピックアップして、「ポンドドルでのポンド買い」をおすすめ通貨ペアとします。ちなみに、執筆時点(6日正午)でのレートは1.6075となっています。

※チャートはクリックで拡大できます

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