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金曜 松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX ロンドン在住の女性トレーダーによる為替&経済コラム

最高のクリスマス・セール!

更新日:2014年12月29日

私が住む英国では、一年の最大イベントであるクリスマスも終わり、国会議事堂とテムズ河を背景に盛大に繰り広げられる大晦日カウントダウンの花火を待つだけとなりました。先週までは例年より過ごしやすかったロンドンですが、クリスマスの夜から凍てつく寒さとなり、週末には雪がちらつくところもあったようです。

今年の英国経済は、「前半頑張ったけど、後半息切れしてしまった」イメージが強く、先行きが心配されましたが、秋以降の原油価格の急落という追い風を受け、個人消費はかなり堅調に推移すると考えられます。

英国は経済の78%をサービス業に頼っており、特に個人消費動向の良し悪しは、将来のGDP値に大きく影響します。果たして、今年第4四半期最後を飾るクリスマス商戦・セールは、GDP押し上げ要因となるのか?私の体験をご紹介しながら、考えてみたいと思います。

今年のクリスマス商戦

ブラック・フライデー (11月28日)

わずか4年前まで、英国のクリスマス商戦には、「ブラック・フライデー」という言葉は、存在しませんでした。しかし、オンライン・ショッピングから、スマホ・ショッピングへと、買い物の形態が変化するにつれ、一気にこの国の消費者に浸透したブラック・フライデーのセール。オンラインだけに限った数字ですが、今年は初めてボクシング・デーの売り上げを抜き、8億1,000万ポンドという新記録を達成。

英国のクレジットカード最大手:バークレイズ銀行クレジットカードによると、今年のブラック・フライデーのカード使用高は、昨年比35%増となり、同社がカードビジネスを開始して以来、最高額に達したと発表しました。特に、今年から英国の3大スーパーマーケット全てが参入したこともあり、大型家電品だけでなく、小物類も大きく売り上げを伸ばしたことが、今までと大きく違う点かもしれません。

私は今年初めて、ブラック・フライデーの日に20%引きでブーツを購入しました!

クリスマス・イブ (12月24日)

この日の夕方6時を過ぎたころ、娘がスマホをいじりだし、「うわ!もうクリスマス・セール始まってる。」と騒ぎ出しました。ずっと欲しかったジーンズがセールになっているのか気になって、チェックしていたようです。

例年では、「クリスマス・セールは、ボクシング・デーから始まる」のが常識でしたが、今年は36時間早いスタートとなったようです。ボクシング・デーを待たずにセールを開始した一番の理由は、その時間にオンラインで購入しても、翌日のクリスマスまでに配達が間に合わないからだそうです。

それでも、今年は、アマゾン(Amazon) だけは、プレミアム会員のみを対象として、クリスマス・イブの午前9時までにオーダーすれば、ロンドン近郊に限り、同日に配達するという画期的なサービスを提供し、話題を呼びました。

クリスマス (12月25日)

クリスマス当日くらい、買い物のことは忘れて欲しいと思いますが、この国ではクリスマス・ディナーが終わる午後から、オンライン・ショッピングが一気に活発になります。今年のクリスマスのオンライン売り上げは、6億3600万ポンド、毎分44万ポンドの売り上げが記録されたと伝えられています。ちなみに、この数字は昨年比25%増。

ボクシング・デー (12月26日)

ロンドンのショッピングのメッカ:ウエストエンドでは、この日からセールが始まります。オンライン・ショッピングも同様で、この日だけでもオンラインの売り上げは、7億4,800万ポンド、毎分52万ポンドの売り上げとなりました。オンラインも含む全体の売り上げは、30億ポンドを超えたようで、この数字はボクシング・デーの売り上げとしては新記録となります。

私のクリスマス・セール

私は今年も、北ロンドン最大のショッピング・センターに行ってきました。前の年との比較が簡単に出来るよう、今年も午前11時くらいにセンターに到着しました。ただし、昨年と比較すると、買い物客の出足は、やや早めです。昨年はほとんど並ばずに駐車場に入れましたが、今年は10分ほど並びました。

ほとんどの小売店のショーウィンドーには、「50%値引き」 「半額セール」 というポスターが貼ってあり、昨年までのような“抜け駆け70%引き”というお店はありませんでした。昨年は、≪60%引き≫が普通だったと記憶していますので、今年は値引き幅が少しだけ縮小しています。

ただし、実際にお店に行って嬉しかったのは、欲しかったものが値引きされていたことでした。全てのお店で、昨日まで店頭に並んでいたものが、≪全て半額≫ということではありませんが、かなり良質な衣料品が30〜50%引きになっていたのには、驚きました。

娘と一緒に出かけたのですが、彼女は「これはさすがに、値引きの対象にはならないだろう。」と油断して、セーターとワンピース、そしてお気に入りの靴を11月中旬頃に買ったそうですが、「そのお店で買った全てのものが、3割引になってた…。」とがっかりしていました。

私はハンドバッグを探していたのですが、欲しい色がなく、諦めました。質のよい枕と、クッションも探していたのですが、「いいなぁ〜」 と思ったものはセール対象品になっておらず、悔しい思いをしています。もしかしたら、3週間後くらいに“突然2割引”とかになることも稀にあるので、それまでしつこく粘ってみようと考えています。

英国人のクリスマス、ハウマッチ?

なんだか、やけに古いコピーになってしまい恐縮ですが、一年で最大のイベントであるクリスマスに向けて、英国人はどのくらいの予算を組んでいるのか?をご紹介しましょう。

英国小売協議会  (CRR) の調べによると、

今年は夏以降の原油安のお蔭で、交通費が安くなり、全体の金額も昨年より若干低めになりました。

それでは、ヨーロッパ諸国と比較して、英国人はクリスマスに向けて、財布の紐を緩める傾向が強いのかについて調べてみました。私は、「下手をするとヨーロッパで一番クリスマスにお金を使うのがイギリス人なのではないか?」という先入観がありましたが、やはりその予想は当たっていました。

これはある欧州系金融機関が行った調査を自分なりにまとめたものですが、プレゼント代に限って言えば、英国人が一番大きいです。ただし、毎月のサラリーに対する比率となると、17%であり、ルーマニアやチェコの人々と比較すると、穏やか。

使いすぎるのも問題ですが、逆に全く使わないのも、問題かもしれません。オランダはサラリーのわずか1%という数字、いったいどうなっているのでしょうか?

今年のクリスマス・セールの特徴

かなりお得なセール

先ほども書きましたが、今年のセールは昨年とは違い、「数日前まで店頭に並んでいた良質のものが、値引きされている」という一番嬉しいセールとなりました。通常、この手のセールが繰り広げられる時は、先行きの経済に対する自信がない時と相場が決まっていますが、今年は特にそこまで悲観的にならなくてもよさそう…

いったいどうしたのか?と思い調べてみたら、理由がわかりました!それは、今年は(クリスマスまでの時期が)例年と比較して暖冬であったため、冬物の衣料の在庫が積みあがってきてしまったからのようです。コンサルティング会社: Deloitte(デロイト)の調べでは、どのお店も在庫を減らすことを最優先としており、値引き対象となる商品の数は、リーマン・ショックが起きた2008年以来、最大ということのようです。これで、娘が先月購入した商品全てが、3割引になっていたのも納得です。

意外と伸びない客足

クリスマスの夜から、ロンドンの気温もマイナスとなりました。そのため、消費者は寒い中、買い物に出かけるよりも、オンラインやスマホでのショッピングに方法を切り替えたようです。売り上げは記録的に伸びていますが、実際にお店に出向いて買い物をする人たちの数は、ボクシング・デーだけを取り挙げても、前年より10%強の減少。

ボクシング・デーからは、イギリス北部では雪が降ってきているので、ますますオンラインでの売り上げが伸びると予想されています。

原油価格下落と個人消費

新聞を読んでいると、「今年はガソリン代の値下げが大きかったので、個人消費の伸びが期待される」という報道を目にする機会が増えてきましたが、果たしてそうなのでしょうか?

たしかに、最近はガソリンを入れに行くと、数ヶ月前よりも10ポンドくらい安くなっているので、嬉しいことは事実です。ただ、それだからと言って、後先を考えずに手当たり次第、買い物をするという消費パターンに変化した訳ではありません。

これは英国で最後の総選挙が実施された2010年5月から先月までの @ 小売売上高 ⇒ 青線   A 小売売上高 (ガソリン代を除く) ⇒ 赤線  B ブレント原油価格 ⇒ 緑の点線  を比較したチャートです。小売売上高に関しては、2010年の数字を100としています。原油価格は、ユーロ建てです。

今秋からの数ヶ月に限った時期では、原油価格が下がるのにつれて、売上高が急激に上昇していますが、過去4年半全体を見ると、原油安=小売売上高増加という単純な関係には、なっていません。

それでは、世帯消費の増減を左右するのはいったい何なのか?を調べてみると、やはり「いつ方向性が変わるかわからない商品価格の変動」よりも、「所得」に比例しているようです。このチャートは、英中銀四半期インフレーション・レポートに載っていたものですが、税引き後の総収入(藤色のライン)と世帯消費(紫のライン)は、ほぼ同じ動きをしていることがわかります。

英財務省・経済見通し(2014年12月号)

マーケット参加者の間では、ほとんど知られておりませんが、英国の財務省は毎月1〜15日の2週間の間、ロンドン金融街:シティーに在籍する金融機関:22行、シンクタンクなど:15社、それに加えて国際通貨基金(IMF)や、OECD(経済協力開発機構)などに聞き込み調査を行い、その結果を20日前後に発表します。これは【Forecasts for the UK Economy (英経済見通し)】と呼ばれ、私は必ず目を通すようにしています。一番最新版は、クリスマスの数日前に発表されました。

これを見ると、金融機関やシンクタンクなどは、来年のGDPは今年より若干下がるかもしれないが、雇用市場は引き続き改善傾向、インフレ率も徐々に上昇に転じると予想していることがわかります。ここには載せておりませんが、2015年末の政策金利水準の中間値として、1%という数字が出ておりました。12月号の調査時期(1日〜15日)の原油価格は、60ドル台での推移となっていた筈ですが、それにも影響されず(?)来年末までに政策金利は現在の0.5%から1.0%まで上昇するという予想が、今のところは一般的のようです。

2015年の英国

まとめに入る前に、本当に簡単ですが、数行ずつ来年の英国について考えてみたいと思います。

・経済

このコラム記事に以前も書きましたが、英国経済のアキレス腱は、住宅市場です。今年の住宅価格上昇率は、全国平均で6〜8%。来年の上昇率予想は、平均3%。つまり、もしこの予想通りの展開となれば、個人消費は今年ほど盛り上がらないということになります。

・財政

来年5月に総選挙が実施されますので、3月末に発表される2015年度予算案では、サプライズ減税があるかもしれません。しかし、保守党が財政均衡を最優先することには変更がないため、もし減税するのであれば、どこからか財源を引っ張ってくることは確実です。

・個人消費

住宅関連の消費は、今年より落ち込むことが予想されます。しかし、ここのところの原油安の恩恵を受け、レジャー関連の消費は、結構堅調になると予想しています。そうなると、差し引きゼロということでしょうか?

・金融政策

あくまでも、原油価格が40〜60ドル台で推移するという前提で考えると、低インフレの心配はあっても、高インフレに傾くことは、かなり可能性として低そうです。

まとめ

≪金融政策の正常化に向けた動き≫を考えると、英国が一歩後退して、「アメリカが一番乗り」という印象がますます強くなりました。

来年1月に発表される2014年12月分の英インフレ率が1%を下回るのは、確実だと考えています。そうなると、来年2月中旬に発表される英中銀・四半期インフレーション・レポートでは、インフレ見通しが下方修正される可能性が高まり、英国の利上げ時期見通しが、さらに後退することは避けられないと、私は考えています。

今年のマーケットを牛耳って来た【景況感格差・金融政策の方向性の違い】というテーマは、2015年も引き続き健在でしょう。ただし、特に金融政策の方向性については、若干変化が出てきたのかもしれません。つまり、今までは「引き締め > 追加緩和 」という形で、 「米英>欧日」 と考えておりましたが、来年2月のインフレ・レポート内容如何では、「引き締め>据え置き>追加緩和」という関係に変化することも考えられます。

既に、米英大手銀行のいくつかは、英国の最初の利上げ時期を、2015年中盤から2016年第1四 半期にずらしていますが、まだそれがコンセンサスになった訳ではなく、先ほどご紹介した財務省・経済見通しの来年末の政策金利中間値は、未だに1%となっています。

※クリックで拡大できます

そうなると、もし予想通りに来年2月の四半期インフレ・レポートで、利上げ時期後退予想が決定的になれば、2015年内の英国利上げの可能性はほぼなくなり、利上げの米国 vs 据え置きの英国というシナリオで、ポンド売り/ドル買いが優勢になると考えています。

ここからの戻り高値として意識しているのが、水色の線を引いた1.58ミドル
最初のサポートは、黄色い線を引いた1.5400〜50
そこが抜けたら、ピンクの線がある1.48台です。

来年の英国の金融政策について考える場合、1%以下または1%ギリギリという低インフレ状態が、継続するのかにかかっていますが、原油価格が40〜60ドル台で推移するのであれば、ポンドは対ドルで1.40〜42台へ下落してもおかしくないと考えています。

 

 

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