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金曜 松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX ロンドン在住の女性トレーダーによる為替&経済コラム

6月の注目イベントと為替動向

更新日:2013年5月31日

早いもので、今年もそろそろ半分終わろうとしています。本日のコラムでは、少し趣旨を変えて、今年上期最後の6月に予定されている経済指標やイベント、そしてそれに伴う為替動向の予想を書いてみたいと思います。

6月の経済指標とイベント・カレンダー

私が注目している指標やイベントに、黄色くハイライトを入れてみました。

特に注目している経済指標

6月5日(水) 米国 ベージュブック

FOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される2週間前の水曜日(年8回)に、ベージュブックが発表されます。これは、別名「地区連銀経済報告」とも呼ばれ、アメリカ合衆国の12地区の連邦準備銀行(地区連銀)がまとめた、‘地域の経済状況を報告する文章’を指し、FOMCの討議資料となります。ここでは、前回のFOMC以降の全米の経済情勢について総合判断するほか、消費支出・製造・金融サービス・非金融サービス・雇用など各項目の状況についても説明されており、今後金融政策を変更する必要があるか否かの一つの判断材料となります。

6月6日(木) 欧州中銀金融政策会合

5月の定例記者会見で、ドラギECB総裁はマイナス金利導入に対し、前向きな発言をしました。マイナス金利に関する注意点としては、『マイナス金利』の対象は、デポジット金利(預金ファシリティ)のみか?それともデポジット金利と準備預金制度をも対象とするのか?です。

前者の場合は、形だけのものとなるため、発表直後のリアクションはユーロ売りとなるでしょうが、その後時間が経つにつれ、ユーロは徐々に回復すると予想します。しかし後者となった場合、ECBが提供する預金口座全てに対しマイナス金利が適用されるため、市中銀行に余剰資金が生じた場合、その資金を保有するコストが発生するのを嫌った銀行は余剰資金を市場に流し、結果として市場金利もマイナス化する可能性が高まります。そうなると、ユーロ急落にもなりかねません。

当日予想されるユーロの動きとしては、理事会に向け「マイナス金利導入」を先取りしたユーロ売りが出ている筈です。そして、ロンドン時間12時45分(日本時間20時45分)の政策金利発表時に『マイナス金利導入決定』が報道された瞬間、ユーロは更に大きく下落すると予想します。逆に、この時点では、主要政策金利であるRefi金利・デポジット(預金)口座金利・限界貸出金利の『全てが据え置き』となった場合、市場はユーロのショートを閉める動きが出ると予想されるため、ユーロの急騰があり得ます。その45分後にドラギ総裁記者会見となりますが、そこで据え置き決定が全会一致であったのか?コンセンサスであったのか?今回はマイナス金利導入を見送ったが、来月導入の可能性が残っているのか?などを巡り、新たなユーロの動きが出てくることでしょう。

6月7日(金) 
米国 Nonfarm Payroll Employment(非農業部門雇用者数)と失業率

今年2・3月分の数字の大幅上方修正を受け、過去6ヶ月間の毎月の平均雇用者数が20万人台に乗りました。失業率も7.5%まで低下。この日発表される5月分の数字も20万人を突破すれば、6月18−19日に開催されるFOMCでのQE3規模縮小や出口戦略期待が当然高まります。

5月中旬の週末に、米WSJ紙はFEDウォッチャーとして有名なJon Hilsenrath氏の記事を3つ載せています。ひとつはFRB(連邦準備制度理事会)の出口戦略について、残りの2つは来年1月に任期が切れるバーナンキ議長の後任人事に関する内容となっていました。私も全て読んでみましたが、この人はWSJ紙の『FRBの広告塔』のような存在であるだけに、同一人物の記事を同じ日にこれだけ一斉に載せたということは、FOMCでQE3規模の縮小などの発表が近いという情報を握っているのかもしれません。

記事中で特に私の目を引いたのは、QE3開始前/後の雇用者数増加の数字比較でした。記事によると、QE3開始前は、NFPの毎月の平均雇用者数は15万7000人であったのに対し、QE3後の8ヶ月平均は19万3000人。これだけ確実に雇用が増えたことが確認出来ているからには、この日発表される数字が20万人を越えるようであれば、一気にQE3終了とはいかないまでも、早ければ今夏くらいから「規模の縮小」という議論が出てきてもおかしくありません。

20万人以上の数字が出た場合、ドルはもちろん買われるでしょうが、それ以上に注意したいのが米株式市場の動きです。QE3縮小というからには、景気先行き見通しが強い証拠となるため、株式市場はそれを好感し更に値を伸ばすのか?それとも、言葉通りに受け取り、市場における余剰資金が縮小するのを嫌い、株価に大きな調整が入り、リスク・オフ相場となるのか?です。

6月11日(火) 日銀金融政策決定会合結果発表

特に大きな政策変更の発表は期待しておりませんが、参院選を1ヵ月後に控え、万が一のために、とりあえず注意したいと思っています。

6月14日(金) ユーロ圏2013年第1四半期雇用統計

欧州委員会統計局(Eurostat)は、四半期ごとに雇用関連の数字を集計し、年4回(3月・6月・9月・12月の中旬頃)にわたり、前四半期分の就業者数の増減や失業率の発表をします。

今年4月、ファンロンパイEU大統領やバローゾEU委員長が、緊縮財政策の限界を認め、ドイツ主導ですすめられてきた財政規律優先から、成長重視の現実路線への転換を示唆する発言が相次ぎました。

その政策転換のきっかけとなったのが、失業率の悪化でした。特に15〜24歳の若年層の失業率は、ギリシャで64.2%、スペインでも57.2%となっており、過半数以上の若者が職を持てない状況です。

そのため、この日発表されるユーロ加盟各国/ユーロ圏の雇用状況改善が確認されれば、ユーロは上昇するでしょう。逆に更に悪化した場合は、ECBの追加緩和期待が高まり、ユーロ下落が予想されます。

6月19日(水) 米FOMC理事会(米連邦公開市場委員会)

6月18日から2日間に渡り開催されるFOMC理事会。今回は、3月のFOMCに続き、FOMC声明文に加え経済予測を発表し、バーナンキ議長の記者会見も予定されております。

6月5日発表のベージュブックの内容、そして7日の雇用統計の結果次第ですが、昨年12月のFOMCで増額が決定されたQE3 (毎月400億ドルのMBS[住宅ローン担保証券]に加え、長期国債も毎月450億ドル購入し、月額合計850億ドルとなった) の規模縮小について、何らかの言及があるのか?質疑応答で、出口戦略に関する質問が出た場合、それに対してバーナンキ議長はどのような言葉を選んで答えるのか?などが注目されることでしょう。

6月20日(木) スイス(SNB)中銀金融政策会合

6月6日に開催される欧州中央銀行(ECB)金融政策理事会でマイナス金利が導入された場合、ユーロは対スイスでも急落すると予想されます。その結果、スイス中銀が設定している1.20のスイス・フラン上限が突破されてしまうリスクが発生するかもしれません。SNBは当然、1.20を死守するため、執拗な介入を繰り返すでしょうが、それだけでは足りず、スイス中銀金融政策理事会(3ヶ月ごとに実施)で、ECBが実施した以上の幅でのマイナス金利の導入が発表される可能性が高まってくると私は考えています。

もしSNBもマイナス金利導入となった場合、ユーロ/スイスは1.22-1.25をコア・レンジとしてしばらく推移。その後、ECBが追加緩和すると仮定した場合、SNBも同様の措置を講じると考えられ、結果として1.27台を抜け、最終的に1.3000がターゲットとなる可能性が浮上してきます。

そうなった場合、欧州圏内での通貨安戦争の火ぶたが切られる危険性も出てきます。

6月21日(金)  
Quadruple Witching(株価先物などの取引期限満了日・3ヶ月に1度)

四半期の各最終月、3・6・9・12月それぞれの第3金曜日は、「個別株式オプション」「株価指数オプション」「株式先物」「株価指数先物」の4つの満期日が重なる「quadruple witching day (4人の魔女)」と呼ばれており、取引量が増加し、ボラティリティー(価格変動率)の高い日になる傾向があります。

最近の異様とも言える株高を受け、この日は四半期そして今年前半の株価オプションの締めとなるため、今まで以上の注意が必要になると、私は思っています。

株価調整が為替にどう影響するのかについては、あまり自信がありませんが、もし株価が急落するようなことになれば、リスク・オフとなり、‘円高へ振れる相場’とならないとも限りません。

6月27〜28日 (木・金)  EUサミット

今年上期(1〜6月期)の締めくくりとなる大事なサミット。ここでは特に

  • 銀行同盟の深化 ⇒ 欧州銀行監督機関(ECBの内部機関)設置合意に続き、
    破綻処理機構、ベイル・イン方式開始時期などについて協議。
  • 失業問題対策

などが課題として挙げられるようです。ユーロ圏は過去3年ドイツ主導で続いた財政規律優先から、成長重視の現実的な路線への転換が確認されるとともに、ユーロ圏統合・4本の柱のひとつである銀行同盟の深化へ向け、前進します。気持ちとしてはユーロ買いだと思いたいのですが、たぶん為替にはすぐに影響はでないと予想しています。

 

松崎美子

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