FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 2012年バックナンバー
  5. 松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX

マーケットビュー

金曜 松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX ロンドン在住の女性トレーダーによる為替&経済コラム

◆重要なお知らせ◆
11月16日(金)から、松崎美子氏には毎週ご執筆いただくことになりました
(従来は隔週)。
これにともない、金曜日のコーナーのタイトルを
「松崎美子の英国発!すこしFX☆なが〜くFX」に変更します。
今後もぜひご愛読ください。

先週のマーケットを振り返って

更新日:2012年11月26日

先週のマーケットは欧州でのイベントを中心に神経質な動きを見せました。
本日のコラムでは、先週1週間を振り返り、その動きをどう今週の相場に繋げていこうか、考えてみたいと思います。

11月19日(月)

週末に英国の経済誌:エコノミスト誌は、フランスパンで作られたダイナマイトを載せるというセンセーショナルな行動に出ました。同誌はこの過激な表紙とともに、14ページに渡るフランス特集を掲載。内容としては、ユーロ圏債務危機が来年にはフランスを直撃するのではないか?というもの。

私は実際の特集をまだ読んでおりませんが、特集の「まとめ」を読む限り、ユーロ圏での債務危機の悪化も伴い、フランスは特にコア国であるドイツに対し競争力を失っている。この背景には、フランスがドイツと比較して労働市場改革のスピードや、企業のマインドがやや遅れ気味であったことが挙げられており、この状態を放置してしまうと、今後かなり苦戦することになるであろうと書かれています。

ユーロが誕生するまでは、自国通貨の切り下げでその場をしのげたが、ユーロ導入以来「通貨安」という選択肢が失われてしまったため、政府の財政支出と赤字国債発行という手段でどうにか今まで食いつないできた。

そのおかげで、同国の公的債務残高対GDP比は現在90%まで悪化し、他のコア国であるオランダ(65%)、フィンランド(48%)、ドイツ(80%)に比べ債務額が大きいのが特徴であり、その伸び率も1980年代の20%からここにきて一気に上昇している。

今年5月に当選したオランド新大統領も、票取りを優先し有権者寄りの政策を掲げている点も懸念材料。今年Q4にはマイナス成長へ逆戻りし、リセッションとなる可能性も出てきており、今までギリシャ・スペインに気を奪われていた市場関係者が来年はフランスに注目する可能性があるとしています。

最近、ドイツの経済成長率が債務危機の影響で悪化していることを考えあわせると、来年早々コア国であるフランスに危機が波及してしまうと、ユーロ圏債務危機は新たな展開を見せる可能性が出てきます。

この記事が理由かどうかは不明ですが、この日の夜遅く、格付け大手:ムーディーズが景気見通しの悪化を理由に、同国の格付けをトリプルAから1段階格下げしました。

11月20日(火)

今月2度目のユーロ圏財務相会合が開催され、ギリシャ支援について協議されました。この日の決定事項は

1)135億ユーロ規模の追加緊縮策の実施期間延長について
2)公的債務残高対GDP比120%達成年度について
3)ギリシャへの追加支援金支払いについて

協議が12時間に及んだため、会議後の共同記者会見は省略され、短い声明が発表されました。それによると

  • ユーロ圏財務相たちはギリシャの公的債務残高対GDP比を2020年に120%まで削減することを目標としている
  • EFSF融資金利の削減 ⇒ 2010年にギリシャに対して支払われた1,300億ユーロのEFSFによる緊急融資に対する利払いを今後10年間免除する案が浮上 ⇒ これが現実となれば、ギリシャは10年間で440億ユーロの債務削減が可能となる
  • 2国間融資の金利削減 ⇒ 530億ユーロにのぼるユーロ加盟国とギリシャの間に設定された2国間融資の金利を現行の1.5%から0.25%へ引き下げる案 ⇒ この案は、ドイツ法で禁止されているため、最終的には実現不可能
  • 既発債の買戻し ⇒ 民間部門が保有する350〜400億ユーロ規模のギリシャ国債を、額面1ユーロに対し25〜30セントくらいで買い戻す案が浮上 ⇒ 現在ギリシャ国債は額面1ユーロに対し20〜30セントくらいで取引されている。もし買い戻しが公式に決定された場合、市場はそれを好感し、ギリシャ国債価格の上昇に繋がると見られる
  • 上記の提案について、ユーロ圏財務相達は最終決定を保留する。欧州委員会・IMF・トロイカ調査団による新しい提案を待つため、一旦会合を休止する ⇒ 11月26日に今月で3度目のユーロ圏財務相会合を開催することで合意

11月21日(水)

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が前日ニューヨークで行った講演が、フランスの格付けやギリシャ問題で右往左往していた市場のセンチメントをガラッと変えてしまいました。

同議長は「財政の崖」問題を解決出来ない場合、景気回復に「大きな脅威」となると指摘したうえで、「FRBの力は無限ではない」としながらも、債券買い入れ策(QE3)を早急に縮小させる用意はないことを示唆。これがきっかけとなり、ドル売りが炸裂。

資料:欧州中央銀行(ECB) 

ドル・インデックスは、バーナンキ議長の発言を受け、水曜日からドルが急落しています。

ユーロ・インデックスは、赤く囲んだ部分が先週の値動きですが、やはり週中盤よりグングンと上昇しているのが確認出来ます。

11月22日(木)

2日間に渡るEUサミットが開始され、「2014〜2020年に渡る7年間の予算案」に関する審議がなされました。歳出増に反対する英国は拒否権発動を示唆しましたが、反対姿勢を示しているのは英国だけではありません。フランス・スペイン・オーストリア、そしてラトビアは、ファンロンパイEU大統領が設定した額以上の農業政策補助金の支給を訴えています。デンマークは、EUへの払い込み金の一部払い戻しを要求しています。ポーランド・ルーマニア・イタリアはEUの貧困国に対する補助金の増額を訴えています。結果としては、2日間に渡るサミットでは何の合意にも至らず、来年早々開催されるEUサミットで協議をやり直すこととなりました。

11月23日(金)

前日(22日)、アメリカはサンクスギビング(感謝祭)のため、株式市場は休場となりました。そして例年通り、アメリカ全土では感謝祭の夜からクリスマス商戦がスタートします。感謝祭翌日の金曜日は俗に「Black Friday」と呼ばれ、その年のクリスマス商戦の行く末を占う上で、22日夜から23日にかけての大手小売店の売り上げ高を市場関係者は大変注意してみています。

今年の結果は、予想以上に良かったようで、世界最大のスーパーマーケットチェーン:ウォルマートでは、毎秒5,000点の売り上げを記録したそうです。これを好感し、金曜日の米株式市場では株価が高騰、ダウジョーンズは180ポイント近く上昇しました。

今週の相場を占う

今週の主なイベントとして、私が注目しているのは

  • 11月26日(月)
    スペイン・カタルーニャ州議会選挙の結果
    今月で3回目のユーロ圏財務相会合
  • 11月27日(火)
    英第3四半期GDP改定値 
    ⇒ 速報値は前期比で+1.0%でしたが、改定値も+1.0%となると予想
  • 11月28日(水)
    米ベージュブック(全米12地区連銀経済報告)
    ⇒ 先月末、アメリカを襲った超大型ハリケーン、サンディが及ぼした影響を詳しく知る上で、今まで以上に注意しなければいけないでしょう。特に、各地域への影響だけでなく、産業別にどのような影響を受けたのか、興味深々です。
  • 11月29日(木)
    米第3四半期GDP改定値 
    ⇒ 速報値は前期比年率で+2.0%でしたが、改定値では+2.8%程度に上方修正されるという噂が出ています。

先週の相場は、ギリシャ支援合意ならず、フランスの格下げ、EU予算合意先送り、独立を賭けたスペイン・カタルーニャ州議会選挙など、ネガティブな材料ばかり出ているにもかかわらず、マーケットはそれを全く無視するかのように、ユーロは上昇しました。月曜日に開催されるユーロ圏財務相会合で、12月5日に440億ユーロの支援金支払いに対し合意されると市場は信じていますので、一旦利食いで落ちたところは、新規の買いが入るかもしれません。

最近グングン上昇しているドル円ですが、日本に帰ってきて会った日本人ファンドマネージャーたちと海外勢との相場感に温度差があるなと感じました。海外では日本の総選挙が実施される12月16日までに84〜85円達成はある意味「当たり前」という見方をしていますが、私が話した日本人のファンド連中は「まだドル円は本当の底を打ってないので、一本調子の上昇はあり得ない」という意見。

私自身、1年半〜2年かけてドル円は94円くらいまで上昇すると見ていますが、ドル円が底を打ってないという見方には、目から鱗でした。しかし彼らは長い間FX業界で生き、今は年金運用している人たちなので、彼らの意見には真摯と耳を傾けなければいけないなと痛感したところです。

松崎美子

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)