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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

あり得ない

更新日:2011年11月29日

先週は、その前週からメルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が「年次党大会でユーロ圏からの自発的な離脱を認める動議を採択した」ことで「ドイツのユーロ圏離脱」といった「あり得ない」事態が「現実的な市場の懸念」として台頭していましたが、さらなる「あり得ない話」に直面したことで、AAA格付けの国債の次に来るもの、つまりユーロ圏最後の砦である「独国債」までもが売り込まれる結果となりました。

日本では「勤労感謝の日」の休日となった23日のアジア時間から、きな臭い話が飛び込んできます。今回の欧州債務問題が「借りた金を返す気がないうえ勤労しないギリシャ救済」から「銀行救済」へとその主たる目的が大きく転換したきっかけとなったデクシアの救済が「頓挫している」とベルギー政府がフランス政府に伝えたとの一部報道でした。そしてその日の欧州市場では、通常ならば何事もなかったように応札されるはずの独10年国債の入札で、60億ユーロのうち39%が札割れとなり、独連銀が仕方なく応札するという前代未聞の「あり得ない」事態に発展してしまいました。

市場からは「クーポンが低すぎた」とか、「欧州共同債発行の提案がなされたから」とか、様々な理由が挙げられていますが、一番の理由は「それほどまでに資産圧縮(リパトリ)の動きが加速している」からに他なりません。

ECBが連日連夜イタリア、スペイン国債を大量に買い支えているにもかかわらず、リアルマネーを中心とする投資家のユーロ圏諸国の国債の売りは、その対象が日々変わっているだけで、未だに途絶える兆しすらありません。

サルコジ仏大統領から出産祝いのプレセントを受け取り拒否されたキャメロン首相率いる英国の国債が買われ、独国債の利回りを下回ってしまったのも当然の結果ですが、実際には「資産の移動」とかという生半可なことではなく、「資産を守るための必死のリパトリ」が世界中で行われています。

「あり得ないこと」が起きた翌日は、米国では感謝祭の休日となりましたが、欧州ではメルコジにスーパーマリオを加えた独仏伊首脳会談が開催されました。表向きにはベネトンの広告で話題となった合成キスシーンを彷彿とさせるようなメルケル独首相とサルコジ仏大統領の抱擁というパフォーマンスが目立ちましたが、結局は「いつまでも続いている独仏の根深い対立の構図」が今回も明らかになっただけでした。

サルコジ仏大統領は「ECBに対して債務危機悪化を食い止めるためにさらなる行動をとるように要請しないことで一致した」と表明しましたが、同時に「独仏はECBの役割で妥協点を模索」とも述べているわけで、要するにECBが連日連夜イタリア、スペイン国債を世界中で唯一の買い手となって無制限に購入していることに難色を示したドイツに、フランスが「もうこれ以上買えって言わないけど、ほかの方法はないかなあ」と言っているのと同じです。

メルケル独首相は「ユーロ共同債には断固として反対する」姿勢を明確に示したほか、「ユーロ共同債発行の条件は整ってはいない」と追い討ちをかけて反対意見を述べています。昨日は「IMFがイタリア救済に備えて6000億ユーロを準備している」とのイタリア地元紙の報道を巡って、またぞろ「やる」、「やらない」のオンパレード。最悪の事態、つまり「ユーロ圏崩壊」も、もはやけっして「あり得ない」ことではなくなってきています。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り※チャートはクリックで拡大できます

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ユーロドルが売られる展開となりました。前週末の終値が一目均衡表雲の下限を下回って引けたこともあり、売りが先行しました。23日のアジア時間には「ベルギー政府がデクシア救済が頓挫しているとフランス政府に伝えた」とベルギー地元紙が報じるなど、欧州債務危機に対する懸念が強まるなか、独10年物国債の入札が大幅な札割れとなったことをきっかけに急落。週末には、イタリア国債入札が不調に終わったことを受けて一時1.32125ドルの安値まで値を下げています。市場参加者からは「ユーロ圏諸国の国債急落が、最後の砦となっていた独国債にまで及んだことで、ショックは大きかった」との声も聞かれています。

ドル円は、全般ドル買いの流れとなるなか、週末には一時77.795円の高値まで上昇しました。市場では「77円台前半が堅い動きとなったこともあり、一旦は様子をみたい」との雰囲気が強まりました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ユーロドル

週明けのNY市場では、ユーロドルは行って来いの展開となりました。欧州時間から欧州株式市場やダウ先物が大幅に上昇したことを受けて買いが先行。一時1.3399ドルの高値まで値を上げる場面もみられましたが、1.4000ドルが戻りの目処として意識されたことでじりじりと上値を切り下げる動きとなりました。ラガルドIMF専務理事が「IMFはイタリアやスペインからユーロ圏債務危機の深刻化を回避するためのいかなる金融支援要請も受けていない」と発言したことなどを受けて売りが強まる展開となり1.3292ドルまで下押ししています。市場参加者からは「10月仏失業者数が1999年12月以来の高水準となったことがユーロ売りを誘った」との声も聞かれています。

今週は、昨日のベルギー国債入札を皮切りに欧州債入札が目白押しとなるほか、29日にはユーロ圏財務相会合が予定されています。EFSFのレバレッジ議論が中心となりそうですが、まとまった形で答えが出るとみる向きは少なく、引き続き戻りを売っていきたいところです。上値では、24日の高値1.3412ドルや17日の安値1.3421ドルが目先の目処として意識されています。

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