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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

眠れない夜よ再び

更新日:2010年5月11日

先週は、市場関係者にとってはまさに、「悪夢の一週間」となりました。日本時間7日、深夜3時40分から4時にかけて起きたNY株式市場での出来事は、恐らく後世に語り継がれることになるほど、市場の混乱を招きました。ギリシャ国債のデフォルトをほぼ織り込む動きとなっていた欧州債券市場でも、4月後半からずっと「債券を売買しているのではなく、まるで別物を売買しているようだった」との声も聞かれるほどの乱高下となっていましたが、NYダウがいきなり998ドル安、つまり1000ドル近い暴落となった動きは、一瞬「何が起きたのかわからない」という、それ以上のパニックを引き起こしています。

金融市場が世界中にリンクしていることの証ですが、これだけ金融工学が発達した市場では、「プログラム売買」の名の下に、「一切の私情を挟むことがない」売買サインが連発したことによって、自動的に売りサインが連続的に出てきてしまうわけで、本来ならば「これは何かの間違いであって、おかしいぞ」との、人間が元々持ち備えている「危機意識」や「自己防衛」の直感が働くというものですが、そこには全くそういったパラメーターはありません。

市場終了後のアジア時間に、ナスダックとNYSEは「NY時間14時40分のレートから60%乖離した価格での取引をキャンセルする」との特例を表明し、大手米銀のP G株に対する誤発注の混乱を、可及的速やかに収拾させるべく処置をとりました。「million」と「billion」の間違いということになっていますが、直感で取引しているベテランの市場参加者にとっても、ギリシャ問題によっていつも以上に「神経質になっていた」ことで、反応もいつも以上の「暴力的なもの」となってしまいました。

米国のこういった株式市場の混乱とは別に、欧州市場では週末から「ECBが大手金融機関に資金繰りのヒアリングを実施」しなければならないほど、米ドル資金不足に陥りました。欧州債券市場が「壊れた市場」となったことで、欧州金融機関を中心とした資金繰り悪化は「週明けまで待てないほどの切迫した状況」だったようです。かつての米国がそうであったように、週末の市場がクローズしてから週明けのアジア市場がオープンするまでの限られた休日で、「なんとしてもまとめなければならない」という差し迫った緊張感だけが、EU財務相達の唯一のモチベーションとなって、12時間に及ぶ「緊急財務相会議」を可能にしました。米国では、ポールソン前米財務長官が「眠れない夜を初めて過ごした」と名言を残していますが、今回は、メルケル独首相や、ラガルド仏財務相あたりからの発言を、そういった意味でも期待しています。

ところで、7500億ユーロという「EU安定化メカニズムの創設」は、ほんの数日前に「議論すらしていなかった」ECBの国債買い取りまでをも決意させ、とにかく「全く機能しなくなった欧州債券市場」を落ち着かせることには成功しています。ところが、為替市場では「ユーロドルのまとまった売り浴びせ」を受けたことで、NY時間に入って一気にアジア時間の安値を下抜けて急落。一部市場参加者からは「ソブリン系が数千本単位で売ってきた」との声が聞かれている通り、ますます売り意欲を駆り立てる結果となってしまいました。ソブリン系ファンドや、リアルマネーの動きは、大きな金融資本のうねりのようなもので、一旦動き出したら、そう簡単に終わるわけがないことは、市場が一番承知しています。

ECBが頑なに拒否してきた国債の買い取りを決定したことで、たとえ「不胎化」することでユーロを市場から吸収するとはいっても、「パンドラの箱」を開けてしまった事実は隠せないわけで、「ジャンク債となっても、担保として認め、中銀の買い取りまでも行う」通貨を、積み増そうとする動きを期待することは出来ません。通貨の「本源的価値」の毀損がそこにはあります。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ユーロドル  

先週は、ドル円は大幅に売り込まれた後、買い戻されるなど、乱高下を繰り返す展開となりました。東京市場がGWの連休となっていたことから、アジア時間での動きは限定的となりましたが、ギリシャ問題の他の欧州諸国への波及が懸念される中で頭の重い展開となりました。94.99円の高値を何度かトライしたものの、本邦輸出勢の売りが観測されていたほか、95.00円のノックアウトオプションの防戦売りに上値を押さえられました。5日には、ムーディーズがポルトガルソブリンを格下げ方向で見直す方針を明らかにしたことを受けて、クロス円中心に下落。リスク資産を売る動きが強まりました。6日には、NYダウが一時1000ドル近い暴落となると、93.00円から断続的にストップロスを巻き込んで急落。一時87.95円の安値まで売り込まれています。ただ、その後はショートカーバが強まったことで、週末の4月米雇用統計後には93.27円の戻り高値を付けるなど、乱高下となりました。

ユーロドルも、週明け3日に一時1.3365ドルまで上昇したものの、6日には1.2510ドルの安値まで大幅に値を下げています。市場では、「ギリシャ国債などはデフォルトを織り込む動きとなっており、欧州当局の対応を見守っている状況」との声が聞かれました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ユーロドル  

週明けのユーロドルは、週末にEUとIMFが約7500億ユーロの支援パッケージで合意したことを受けて、一時1.3095ドルの高値まで買い上げられました。ただ、急激に上昇したこともあり、利食い売りに押されたほか、ムーディーズが「ギリシャソブリンを4週間以内にジャンク債級に格下げする可能性」を示唆。一気に売りが強まる動きとなりました。ポルトガルソブリンもAA3に格下げする可能性が高まったことから、一時1.2707ドルの安値まで急落しています。先週末から、かなり荒い値動きとなっていまが、依然として欧州諸国の財政懸念は解決せず、今回の緊急措置をもってしても、「いずれ不十分となる」との見方が根強く、戻りを売る動きが強まりました。欧州債券市場の混乱が一段落したことで、「リスク回避モード」は若干弱まっていますが、市場の本当に必要なものが「米ドル」である限り、ユーロドルの上値は限定的となりそうです。下値では、6日の安値1.2510ドルが目先の目処として意識されていますが、このレベルを下回った場合、2009年3月4日の安値1.2458ドルや2008年10月28日の安値1.2331ドルが視野に入ってくることになります。

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