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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

なぜ今日なのか

更新日:2010年2月23日

先週は、日本時間18日の早朝6時30分過ぎ、NY市場中のディーリングルームに叫び声がこだましました。「Oh my God!」誰も予想していなかった突然のFRBのアナウンスメント、つまり、公定歩合を19日から0.5%から0.75%に引き上げ、最大で90日にまで延長していた貸出期間を3月18日よりオーバーナイトにまで短縮することに、市場は驚きと共に慌てふためき、91.20-25円だったドル円は、一気に92円台前半まで急騰。俄かに「これで金融引き締めの時期が早まる」との憶測が急激に高まったことで、ドル買いでの反応となりました。

10日に公表されたバーナンキFRB議長の出口戦略に対する議会証言の原稿で、既に「出口戦略を始めるのであれば、預金準備率の引き上げと公定歩合の引き上げから始める」と、その手口を明かしていたわけで、引き上げ自体には驚きはありませんが、「なぜ今急いで引き上げなければならないのか」という時期的な驚きが一義的にはあります。一部市場参加者が言っていたように、「別に次のFOMCで決定すればいいだけの話」という極めてシンプルな疑問が沸いてくるのですが、それに答えるだけの材料は市場には見出すことが出来ません。ただこういった場合、何かと他人の訳したニュースや、流れてくるTV番組のキャスターからの声で、事実を確認することはあっても、「本当は何が起こったのか」という、根本的な事実の追求作業、つまり「原文を読む」ことを省略しがちです。

FRBが公表した声明文の原文では、今回の決定の目的は「あくまでもFRBの貸出制度の正常化である」と述べています。また、同時に「1月に開催したFOMCでの経済及び金融政策の見通しのいかなる変更を示すものではない」と断りの文言も付け加えています。さらに「今回の決定は、12の地区連銀からの要請を承認する」かたちで決定したことも明らかにしています。つまり、FRBが積極的に決めたのではないということを、暗に言わんとしています。これが「市場の時間的な驚き」に答える唯一の答えとなっていますが、一部市場関係者からは「FRB自身で責任を取る事を恐れた」なんていう穿った見方も聞かれています。

今回の「貸出制度の正常化」は、具体的には「政策金利であるFF金利のターゲット上限である0.25%と公定歩合のスプレッドを、0.25%から0.5%に拡大する」作業に他なりません。スプレッドの拡大によって、短期金融市場でのFF金利での資金調達を後押しすることになり、公定歩合は「何かあったときのための、バックアップ」の位置付けという、「通常の貸出制度」への回帰となります。

市場への緊急流動性対策の終焉を告げる、今回の決定となりましたが、緊急時前の「通常」モードに戻すには、FF金利と公定歩合のスプレッドを1%にまで拡大させる必要も出てきていますが、「しばらくは0.5%のままで様子を見る」とも表明していて、今後の方向性も見えてきました。緊急時には、「緊急流動性対策」と「実質ゼロ金利」との両輪を同時に実施することで対応してきたFRBですが、それゆえに、「平常時」に戻す際も「同時に解除する方向に向かう」という錯覚を市場に与えやすくしてしまうものです。そして、公定歩合引き上げ直後のアジア時間のみで反応した市場の「オーバーリアクション」は、NYダウの上昇という落ち着いた本場の動きや、米当局からの「口先介入」によって、急速に「通常モード」へと戻っています。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  

先週は、ドル円は買いが強まる展開となりました。週前半は90.00円を挟んだもみ合いが続きましたが、17日に公表されたFOMC議事要旨では「数名が近い将来における資産売却を示唆した」ことなどが明らかになり、出口戦略への期待感から91円台まで買い上げられました。翌18時のNY市場引け際には、FRBが公定歩合の0.25%引き上げを決定。市場はサプライズ的な買いで92円台まで一気に上昇しています。週末には、一時92.16円の高値まで買われたものの、引けにかけては91円台半ばまで下押しして週末の取引を終えました。ユーロドルは、FRBの公定歩合引き上げを受けて一時1.3443ドルの安値まで売り込まれましたが、引けにかけて1.36ドル台を回復しています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円   

今週の東京市場では、ドル円は、日経平均が300円以上の急騰となったことを受けて一時91.90円の高値まで買い戻されましたが、本邦輸出筋のユーロ円の売りで頭の重い展開となっています。昨日の海外市場では、目先の目処とされていた一目均衡表雲の上限を下抜けて、再び雲の中に入り込んできています。上値では、一目雲の上限の91.54円が戻りの目処として意識されているほか、200日移動平均線が位置する92.23円が非常に重要なレジスタンスレベルとなっています。とりあえずは戻りを売っていきたいところです。下値では、50日移動平均線が位置する90.89や一目均衡表転換線の90.84円が目先の目処となっています。また、18日安値の90.56円もサポートレベルとして意識されています。市場では「90.50円から下のレベルにストップロスが観測されている」との声も聞かれており、下方向の動きに注意しています。

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