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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

常軌を逸した人たち

更新日:2010年2月9日

先週は、このところ市場の「流行」となっている、欧州各国の「ソブリンリスク」が一気に市場を動かすことになりました。全てのストーリーは、日本時間5日深夜1時を過ぎたところから始まります。1日の安値124.45円を下抜けてからのユーロ円の売りは、ドル円の市場レートを全くなくすほどの威力をもって襲い掛かかりました。リスク資産を処分するという、外側からのお膳立ては、スペイン株式市場が6%下落したり、ポルトガル株式市場が5%下落したり、WTI原油先物が急落したり、全て欧州時間から出来上がってはいたものの、これほどまでの下落は市場参加者の想定をはるかに超えるものだったようで、ドル円のインターバンクでの電子取引では、「90.30-35円を下抜けてから89円台半ばまで、ほとんど出合いらしいものがなかった」との声も聞かれているほど、大きなクロス円の売りが市場参加者を慌てさせました。 

リスク資産を売り払い、「安全資産への逃避」となれば、つまり、円とドルとスイスフランの買いへとつながるわけですが、ユーロスイスフランが翌日のアジア市場に再び襲い掛かります。1月29日のロンドン勢が帰宅の途につく頃、ユーロスイスフランは1.4636スイスフランの安値から1.4770スイスフランの高値まで一気に買い上げられ、市場では「1.4650スイスフランが次なるSNBの介入ライン」との認識となっていたのは周知の事実ですが、5日のアジア市場では、1.4636スイスフランを下抜けたことで「通常ならば動くはずのない」ユーロスイスフランが、一気に1.4551スイスフランまで売り込まれます。ところが、なんとこの直後、「SNBがEBS(電子ブローキングシステム)上に、とんでもないビッドを入れて介入」します。

EBS上のプライスは、「1.4905−1.4725」とか、「1.4905-1.4800」なんていう、訳の分からないプライスが目の前で繰り広げられました。SNBとのクレジット(信用供与)を設定していないアジアの銀行がほとんどの中で、スイス系の一部の銀行以外、1.4905スイスフランを売りたくても誰も売れない状況が作り出されました。まして逆転しているオファーを叩いて買ったとしても、SNBのビッドがなくなった瞬間に急落してしまうわけで、買うにも買えない状況も作り出されてしまいます。

スイスのチューリッヒは早朝の4時過ぎでしたが、彼らの執念というか、半ば常軌を逸した行動に、ただただ脱帽するばかりです。週末の東京市場参加者が、帰宅前に絶対にやっておかなければならなかったこととは、EBS上でのクレジットラインのアップデート、特に各国中銀とのライン設定作業に他なりません。

市場の「質への逃避」が、思わぬ副作用を生んでしまったわけですが、「ソブリンリスク」主犯格のギリシャ救済を巡って、EUでの議論が大詰めを迎えようとしています。「何もしない」のか、「独、仏の裏書のあるユーロ債を発行する」のか、「IMFにギリシャ救済を要請する」のか、「2カ国間で融資を実行する」のか、はたまた「民間金融機関に融資させる」のか、本筋がどこにあるのか一条の光さえ見えてきません。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  

先週は、ドル円は売られる展開となりました。週明けには、「ボルカールール」の撤廃が噂されたほか、1月米ISM製造業指数が市場予想を上回る強い数字となったことを受けて、上値を試す展開となりました。3日には1月ADP全米レポートが市場予想を上回ったことをきっかけに、一時91.28円の高値まで買われる場面もみられました。ただ翌日には、ギリシャに加え、スペインやポルトガルのソブリンリスクが高まったことで、欧州株式市場が急落。クロス円が一気に売り込まれる展開となりました。ドル円は一時88.55円の安値まで売り込まれています。週末には、1月米雇用統計が強弱織り交ぜた結果となったことで、指標発表直後は乱高下。結局89円台前半で週末の取引を終えています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円   

週明けの東京市場では、ドル円は90円台でのもみ合いとなっています。週末の米雇用統計では、発表直後に乱高下したものの、結局89円台後半が重いとの認識を市場に植え付けることになりました。市場では、週末のG7とあわせてビッグイベントが終了したことで、戻りを見極めて売っていく動きが強まりそうです。先週末の高値が89.89円となっているほか、一目均衡表転換線も89.90円に位置しており、戻りの目処として意識されています。また、50日移動平均線が90.43円、一目均衡表雲の上限が90.85円となっており、重要なレジスタンスレベルとなっています。下値では、先週末安値の88.82円がとりあえずの目処となっていますが、4日安値の88.55円もサポートレベルとなっています。昨年11月27日の安値84.82円から1月8日の高値93.78円までのフィボナッチ38.2%が位置する88.24円も意識されています。市場では「87円台にストップロスがまとまって観測されている」との声も聞かれており、注意が必要です。

需給的には、3月の期末を睨んだ売りが次第に増加してくるものと予想され、市場参加者からは「オバマ米大統領によるボルカールールの表明や、トヨタのブレーキ問題などを受けて、本邦輸出勢のリパトリが通常より早めに出ている」との声も聞かれており、市場の不安心理が「なるべく利が乗っているものを早めに処分しておこう」という保守的な動きを強める結果となっているようです。

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