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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

破られた不文律

更新日:2010年1月12日

先週は、珍しく正月3ヶ日が世界中の休日となったことから、私の年末も何年ぶりかの3連休となりました。昨年は、オフィスの前を通る箱根駅伝の選手を直接応援しましたが、今年は家内の実家で寝転がって観戦と、久しぶりの正月気分を満喫。ただ、東名高速での9時間に渡るドライビングという、とんでもないおまけ付きとはなりましたが……。

年が明けて、市場は4日からの取引となりましたが、年末に気がかりとなっていたリスクのひとつが顕在化しました。先週もお伝えしましたが、「市場が金利引き上げを先走って織り込みすぎている」といった、「織り込みリスク」です。バーナンキFRB議長が「3つの条件」まで提示して「長期にわたる異例の低金利の継続」を表明しているにもかかわらず、気の早い向きは「今年後半にも利上げが確実」と年末からはやし立てていたことは記憶に新しいところです。海外勢中心に、今後のメインテーマとして「ドルキャリートレードから円キャリートレードへ」というシナリオでポジションが形成されていることは紛れも無い事実です。ユーロドルが1.42ドル台が底堅く、なかなか下抜け出来なかったところをみても、「市場が既に織り込みすぎたドルロングポジションを作っているから」という理由を正当化することが出来ます。

週末8日の12月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が▲8.5万人と前月と反対のネガティブサプライズとなりましたが、前日に「プラスの36.1万人に急増する」なんていう、訳の分からない噂が米債券先物市場で流れること自体、「いかにも市場のポジショントーク」となっていたことが、これも結果論で後からしかわからないことなのですが、確認することが出来るというものです。

ところで、先週は「菅ショック」が市場を襲いました。市場参加者が「まさか言わないだろう」と思っていたことを、実際耳にすることになります。「経済界では、ドル円は90円台半ばが適切なレートというのが多く、その適切なレートになるように日銀と協力していく」との菅財務相の発言それ自体は、前々から言っていた内容とさほど変わりはなく、大臣自身のぶれは全くありません。しかしながら、菅副首相としての発言と、菅財務相としての発言では、同じ内容であったとしても、市場の反応は違ってきます。今回、「90円台半ばが適切な水準」と、つまり95円の具体的レートに言及するという「財務大臣として言ってはいけない市場の不文律」を破ってしまったために招いた混乱の大きさは、翌日の鳩山首相や、平野官房長官の火消し発言からも明らかでした。一部市場関係者からは「米国サイドから文句でも言われたのかもしれない」と真剣に憂慮する声も聞かれたほどでした。

要するに、「95円」というレートに言及することによって、市場では「95円台まではストレスなく買っていける」とポジティブな見方もある一方で、「ドル円は95円が上限となった」とネガティブにとらえる見方もあるわけで、市場には混乱以外を与えることはありません。現在、執拗な為替介入を繰り返し、唯一自国通貨をあからさまに低くさせることに躍起となっているSNBでさえ、「対ユーロのスイスフラン高を断固として阻止する」と表明を繰り返すにとどまっています。そうであっても、市場は12月中旬のアジア時間に、動くはずのないユーロスイスフランを、「SNBの介入死守ラインを下抜けた」からとはやして、売り仕掛けたりするものですから。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ドル円は方向感のない動きとなりました。5日の東京時間に三井住友FGの増資が報道されたことを受けて売りが強まる中、11月米中古住宅販売保留指数が市場予想を大幅に下回る弱い数字となったことで下落。一時91.25円の安値まで売り込まれました。ただ、7日には菅財務相が就任後の記者会見で「もう少し円安になったほうがよい」などと円安誘導発言をおこなったことを受けて、一転買い戻しが強まる展開となりました。一時93.78円の高値まで買い上げられています。

週末にかけては、12月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が▲8.5万人とネガティブサプライズとなったことで、再び下値を試す動きが強まり92円台で取引を終えました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円   ユーロドル

週明けの東京市場では、ドル円は一時91.81円の安値まで売り込まれています。ユーロドルが1.45ドル台半ばまで買われ、直近の取引レンジをブレークしてきたことが大きな要因となっています。ドル円は、終値ベースで一目均衡表転換線を再び割り込んできており、下サイドの圧力が増している状況です。5日の安値91.25円が非常に重要なサポートレベルとなっているほか、4月6日の高値101.45円から11月27日の安値84.82円のフィボナッチ38.2%となっている91.17円もあわせて意識されています。上値では、200日移動平均線が93.40円に位置しており、レジスタンスレベルとなっています。また、8日の高値93.78円が当面の上値目処として意識されています。

ユーロドルは、1.42ドルと1.44ドルの取引レンジを上抜けてきたことから、暫くは堅調な推移を予想しています。6日の高値1.4435ドルがサポートレベルとなっており、1.44ドル台への下押しは積極的に拾っていきたいところです。



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