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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

メインシナリオを邪魔するもの

更新日:2010年1月5日

先週は週明けから欧米がクリスマス明けとあって、2010年に向けての新たな動きがみられるのではないかとの期待が膨らみましたが、12月28日のNY勢から言わせれば「ロンドンが休みの時に、わざわざ相場を動かしても仕方ない」とのことで、「一緒に休暇を取っていた参加者も多かった」ために、少々出鼻をくじかれた感もありましたが、翌日29日の海外市場からは、そんな不安はそっちのけで、市場のメインテーマになっている「ドル過剰流動性の巻き戻しからくるドル買い」が目立ち始めます。

12月22日時点でのCME通貨先物ポジション公表で明らかになったように、投機筋の円ネットポジションは半年振りにショートに転換。1週間後の12月29日には、1011枚のショートから14903枚のショートに大幅積み増しとなりました。投機筋によるドル円の買いが、年末にかけても断続的に観測されていましたが、それを裏付けることになりました。

先週もお伝えしましたが、日本と米国のファンダメンタルズの違いからくる円先安感、日本がデフレに陥っていることは誰もが認めざるを得ない事実となっている中、米国では年内の利上げを織り込むほどの金利先高感、どれをとっても海外勢がメインテーマにしたがっている「ドルキャリートレードから円キャリートレードへ」という相場認識は、「ケチのつけようが」ありません。 

それでも私が気になって仕方ないのは、「市場が金利引き上げを先走って織り込みすぎている」といった、「織り込みリスク」です。バーナンキFRB議長が「3つの条件」まで提示して「長期にわたる異例の低金利の継続」を表明しているにもかかわらず、気の早い向きは「今年後半にも利上げが確実」とはやしていたりもします。相場のメインシナリオを追いすぎて、結果的にはいつも「マーケットの逆指標」と揶揄されている市場関係者が、「来年はドル高になるだろう。ドル円は、最低でも115円までは上昇する」なんてコメントしているのを耳にすると、ますます気になって仕方ありません。

さらに年明け早々からクローズアップされている、「セキュリティリスク」もまた、ドル高のメインシナリオを邪魔する存在です。米国、英国によるイエメン大使館閉鎖や、英国が空港での全身スキャンチェックを決定したことや、さらには昨日、NYのニューアーク空港のターミナルCが閉鎖になってしまったりと、オバマ政権の一番の弱点と言われていた部分が露呈してきています。市場参加者の不安心理が、ドルロングを少しでも落とそうとする動きにつながったとしても、全く不思議ではありません。

そしてこれが、実は一番気がかりなことですが、一般に言う「ソブリンリスク」です。昨年来、ギリシャの格下げや、日本の財政赤字拡大を懸念したソブリン格下げ懸念などが台頭していますが、今日のFT一面トップで報じられているように、大手ファンド勢が一斉に米国債と英国債の持ち高を減らす動きに出ていることが判明しました。債券といえば、債券王の名を欲しいままにしている、ビルグロス率いるピムコですが、「借入金負担の増大により、米国債、英国債のポジションを落としている」ことを表明。その理由として「債券供給量の増大と、政府による国債買い取りプログラムの終了」を挙げています。

今に始まったことではなく、誰もがわかっている事実ですが、違ったかたち、つまりピムコの米債売りの理由に使われたことで、市場参加者の認識は「出口戦略が早まって、金利引き上げも近い」から、「米国債の急落リスクが高まってきたことによる、悪い金利上昇はドル売り」との認識に、微妙に変化したりするものです。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

週は、ドル円は上値を試す展開となりました。週明けは英国がボクシングデーの休日とあって、海外勢の本格的な始動は12月29日からとなりました。ただ、東京市場は年末年始休暇の中、非常にリクイディティの薄い市場となっています。欧州時間まではドル円は下押す場面が多かったものの、NY時間に入るとドル買いが強まる相場付きが繰り返され、年末31日には一時93.15円の高値まで値を上げています。目先の節目として意識されていた、10月27日の高値92.33円を上抜けて上げ足を速めました。米10年債利回りが一時3.91%まで上昇したこともドル買いを後押ししています。

ユーロドルは、1.44ドル台が非常に重く、週末には一時1.4307ドルまで売り込まれるなど、米長期金利の上昇を受けた動きとなっています。市場参加者からは「年末特有の現象だが、それそれの市場のマザーカレンシーが買われやすい相場だった」との声も聞かれており、リパトリによる米国勢のドル買いが目立つ年末の市場となりました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円  

週明けの東京市場では、ドル円は93.22円の高値まで上昇したものの、ユーロドルの上昇につれて一転売り優勢の展開となっています。週末に米国、英国がイエメン大使館を閉鎖したと伝わったほか、NYのニューアーク空港の一部ターミナルが警備上の都合で閉鎖されており、米国のセキュリティリスクを気にする市場関係者も少なくありません。「4月6日の高値101.45円から11月27日の安値84.82円のフィボナッチ50%(93.14円)を意識した利食い売りが出される可能性も高い」と指摘する市場参加者も多く、93円台からの上昇に慎重な見方も出てきています。

上値では、フィボナッチ50%戻しの93.14円のほか、200日移動平均線が位置する93.58円がレジスタンスレベルとして重要なポイントとなっています。下値では、12月22日の安値91.00円が目先の目処として意識されているほか、12月4日の高値90.78円が重要なサポートレベルとなっています。

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