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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

バーナンキの気持ちは変わらなくとも

更新日:2009年12月22日

先週は、FOMCという為替市場にとっては今年最後のビッグイベントが開催されました。バーナンキFRB議長にとっては、その直後に米議会の再任決議が控えていたこともあり、結局は共和党議員からの予想以上の反対票が投じられて、それはそれで問題となっていますが、市場としては大きな金融政策の変更は期待していませんでした。ところが、直前になって前回のFOMC同様に、FT(ファイナンシャルタイムズ)に掲載された観測記事が市場を動かすことになります。

前回は、異例の低金利を長期間継続するという時間軸を、長期間(for an extended period)から、しばらくの間(for some time)に変更する可能性があるとの観測記事で、今回と同様、ドル金利が上昇し、ドルが買われました。今回の観測記事は、異例の低金利を長期間継続するという声明文はそのまま変更しないが、「公定歩合引き上げ」の可能性があるというものでした。一部からは「市場がこの観測を、金融政策の引き締めへの道だと誤解している」と指摘する声も上がりましたが、要するに、金融政策の引き締めではなく、緊急の流動性供給に対する政策の変更を考えているというものであって、政策の大きな変更を意味しているわけではありません。

前回と同様に、FRB内部のハト派とタカ派の意見が対立している中で、タカ派からの意向がこの記事掲載には影響していることは容易に想像がつくというものです。実際の声明文では、「公定歩合の引き上げ」というドラスティックな変更はありませんでしたが、「大部分の緊急流動性ファシリティは来年2月1日をもって終了する」と、6月に設定していた当初の計画通り終了することを明記。市場はそれでも直後に、米長期金利上昇、ドル買いで反応しました。

今までは、米金融政策を語るとき、昨年からの金融危機への緊急対策を金融政策と一体となって認識する必要性がありましたが、今回の声明文が意味するところは、FOMCにおいて純粋な金融政策と、流動性政策を分別しなければならなくなったということでしょう。バーナンキFRB議長は、前回のFOMCで「長期に渡る異例の低金利政策」を継続する3条件まで提示して、市場に台頭していた早期金融引き締め観測を打ち消しました。今回も、流動性供給とは別に、金融政策の変更は当面ないことを市場に示したかたちとなりました。発表直後の米長期金利が次第に低下し落ち着きを取り戻しているのも、こういったバーナンキ議長の真意が市場に浸透していったからに他なりません。

ただ、一部では緊急の流動性供給の終了をもって、「出口戦略」の始まりと認識している向きも多いわけで、何が正しい答えであるかはこの際関係なく、市場がどういう方向に向いているかを、あくまでも客観的な立場で探っていく必要性があります。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ドル円は買われる展開となりました。88円台での下値が次第に底堅くなってきたことから、じりじりと値を上げる動きが強まりました。FOMCの声明文を受けて、米長期金利が上昇したことから89.99円まで買われた後、一旦は90円台に控える本邦輸出筋の売りに頭を抑えられる場面もみられましたが、海外勢からの年末に向けたリパトリによるドル買い需要も根強く、週末には一時90.91円の高値まで買い上げられました。市場では、「日銀がゼロ%以下の消費者物価指数を容認しないと表明したことを受けて、追加金流緩和観測が急速に高まった」との声が聞かれています。ユーロドルは、ギリシャの格下げによる信用不安などを受けて、目先のテクニカルなポイントを次々と下回り、ストップロスを巻き込んで下げ足を速めました。一時1.4262ドルの安値まで売り込まれています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
ユーロスイスフラン

週明けの東京市場では、早朝からユーロスイスフランが急落。本格的にクリスマス休暇入りした、やる気のない市場に活を入れることになりました。週末の欧州市場では、予想されていたSNBのユーロ買いスイスフラン売り介入が不発に終わり1.4910スイスフランの安値まで売られましたが、1.4900スイスフランを下回ったことで目先のストップロスを巻き込んで下落。一時1.4826スイスフランまで急落しました。ドル円も、一時90.15円の安値まで値を下げましたが、白川日銀総裁がTVニュースに生出演し、「実質ゼロ金利を粘り強く続け、需給バランスの改善を図る」などと発言。デフレと戦う姿勢を鮮明に強調したことを受けて、買いが強まる展開となりました。本日のアジア市場では、一時91.49円の高値まで買われています。ドル円は、終値ベースで一目均衡表雲の上限が位置する90.63円をしっかりと上抜けてきたことから、上方向の圧力が高まっています。上値では、10月27日の高値92.33円が非常に重要なレジスタンスレベルとして意識されています。下値では、再び一目均衡表雲の下限である90.16円を下抜けてこない限りは、底堅い展開が予想されます。

また、大きく下落しているユーロスイスフランは、1.5000スイスフランが戻りの目処として意識されており、SNBの介入を催促すべく、売りが出やすい状況となっています。いずれにしても、今週は市場参加者が極端に減少しています。目先のフローにその都度振り回されることになりそうです。

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