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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

哀愁の万里の長城

更新日:2009年11月24日

先週は、オバマ米大統領が訪中し、中国の世界不均衡是正に向けた新たなコミットメントを求めましたが、以前のガイトナー米財務長官の時もそうであったように、中国の巧みな外交術の中で踊らされただけの結果に終わりました。先週のレポートでもお伝えしたように、PBoC(中国人民銀行)が「金融政策についての四半期レポート」において、今後の為替政策には「キャピタルフローと主要通貨の動き」を考慮に入れると表明。市場では俄かに人民元の早期切り上げ観測が台頭します。

しかしながら、訪中前のシンガポールで採択されたAPEC首脳会議の共同声明では、草案に盛り込まれていた「市場ベースの為替レートを求める」との文言が削減され、状況は次第に怪しい方向に進みました。オバマ米大統領の上海到着の数時間前には、中国高官が「FEDの例外的な低金利を長期間継続する政策」に対して、ドル安と低金利が巨額のキャリートレードを促進し、世界の資産価格に絶大なる影響を与えたと、米国の金融政策を痛烈に批判。矢継ぎ早に、中国商務省高官が「人民元の上昇だけを求められるのは不公平だ」と公式に表明しました。

もうすでにこの時点で、ある一定の結果を予測する事は出来たのですが、市場参加者に言わせれば、「今度こそという、淡い期待があったことも事実」であって、オバマ米大統領とフージンタオ国家主席が、長時間の首脳会議を終えて共同記者会見場に姿を現すのを待ち臨みました。しかしながら、CNNからライブで流れる共同記者会見には、オバマ米大統領の表情からも、一番前の真ん中の席に座って腕組みをしていたクリントン国務長官からも、一大イベントを終えた安堵感どころか、深刻な怒りに満ちた雰囲気が伝わってきます。フージンタオ国家主席が、「会談は有意義だった」と最初に述べた後、二国間の協力体制が重要などと総括的な内容に徹したのに対し、オバマ米大統領は、「中国が人民元をより市場ベースのレートに移行するとした過去の確約を歓迎する。この動きは、世界経済の不均衡是正のために不可欠である」とまくしたてました。

翌日のFTでも大きく取り上げられましたが、この「過去」というところがポイントで、日本での報道をみていても、そこまでこだわって訳しているところはないようですが、一部市場関係者からは「この"past"がすべてを物語っている」との声も聞かれるほど、重要なオバマ米大統領の発言でした。つまり、「中国側からは何も新たなコミットメントは得られていない」ことを意味しているわけです。APEC首脳声明の草案からも土壇場になって外された「人民元に対する文言」は、当然のごとく米中首脳共同声明にも盛り込まれることはありませんでした。一部からは、「共同声明を出せたこと自体に意味がある」と評価する声も上がりましたが、オバマ米大統領にとっては、なんとも後味の悪い、悪く言えば「何も得るものがなかった訪中」となってしまいました。

アジア最後の訪問国である韓国へ飛び立つ前夜、温家宝首相からは「中国はまだ発展途上国であるから、そんな大役は担えない」と、ダメ出しのお土産までもらい、3日間の短期決戦を敗北で帰国したオバマ米大統領には、予想通り支持率の急低下という現実を突きつけられる事態となっています。万里の長城に独りたたずむ姿が、やけに哀愁を感じてしまうのは私だけでしょうか。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ドル円は下値を試す展開となりました。週明けのNY市場では、バーナンキFRB議長がNYでの講演で「ドルの価値の変化に注視しており、金融政策は強いドルを支援するだろう」と述べたことを受けて、一時89円台後半まで買われる場面もみられましたが、同時に「状況は長期間異例の低金利を正当化する可能性がある」とも発言し、米長期金利が急低下。一転売りが強まる展開となりました。目先下値の目処とされていた2日の安値89.18円を下抜けるとストップロスを巻き込んで下げ足を速め、88円台後半まで値を下げました。ただ、下値を拾う動きも強く再び89円台半ばまで買い戻されるなど、狭いレンジでの取引に終始しました。

結局1週間のレンジが88.63-89.74円の1円11銭と極めて狭いものに終わり、市場参加者からは「ドル円では一体何をやっていいのか分からない」との声も聞かれ、戸惑い振りが伺われる市場状況となっています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円
ユーロドル

今週の為替市場では、週明けは勤労感謝の休日となりましたが、アジア時間から金先物価格が上昇。1174.0ドルと史上最高値を更新して上値を広げています。ダウ平均も一時170ドル近く買い上げられ、ユーロドルは1.5000ドルの高値まで値を上げました。ただ、1.50ドル台での売り意欲も非常に強く、市場からは「10月26日の高値1.5064ドルを上抜けるかどうかが鍵」との声も聞かれており、今週は日柄的にも上値を試すいい機会だと言えます。

ドル円は、上値に一目均衡表転換線が位置する89.58円や、一目均衡表雲の下限が位置する90.00円が控えており、89円台半ばから頭の重い展開となっています。下値では、9月28日の安値88.23円や10月7日の安値88.01円が重要なサポートレベルとなっていますが、このレベルを下抜けた場合にはストップロスを巻き込んで下げ足が速まりそうです。

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