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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

適正レートはいくら?

更新日:2009年10月6日

先週は、週末にイスタンブールでG7財務大臣中央銀行総裁会議が開催され、同時にIMF総会、IMFC(国際通貨金融委員会)も行なわれました。G20ピッツバーグサミットでは、「強固で持続可能かつ均衡ある成長のための枠組み」が主要議題となり、そのためのプロセスをIMFCに託したかたちとなったことで、より一層これらの議論が注目されることになったわけです。

ところが3日に行なわれたG7声明では、
「我々は、強固かつ安定した国際金融システムが我々の共通の利益であることを再確認する。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。我々は、中国のより柔軟な為替レートへの移行に対する継続したコミットメントを歓迎する。これは、実効ベースでの人民元の継続した増価をもたらすとともに、中国経済及び世界経済全体のより均衡の取れた成長の促進に寄与する」

と、4月のG7の声明文
「今や多くの国々が世界経済において主要な役割を果たしており、我々はそれらの国々による、回復を促進させる共同の国際的取組みへの貢献を歓迎する。我々は、中国のより柔軟な為替レートへの移行に対する継続したコミットメントを歓迎する。これは、実効ベースでの人民元の継続した増価をもたらすとともに、中国経済及び世界経済全体のより均衡の取れた成長の促進に寄与する。我々は、他の国際的パートナーと協働して、国際金融機関の適切性、有効性及び正統性を高めるため、これらの機関のガバナンスを改革する。我々は、強固かつ安定した国際金融システムが我々の共通の利益であることを再確認する。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」

をほぼそのままコピーしただけのやる気のないものとなり、しかもたった3時間の会議で終了とあっては、数年前から形骸化していたG7を改めて確認することになりました。TVのニュースなどでは、「過度な為替に対する警戒感が示された」などと報道されていて、いかにも為替の議論があったかのように誤解しがちですが、市場では「ドル安について何も議論されなかった」という認識が大勢を占めていることを忘れてはなりません。各国要人や、ガイトナー米財務長官からは「ドルの信認を強めていかなければならない」と相次いで発言されていますが、こういった表向きの発言と本音が違っていることも了解済みです。市場が週明け早朝にドル売りで反応したことをみれば、その認識を確認できるといったところです。

一方で、翌4日に行なわれたIMFCの声明文では
「我々は、ピッツバーグでのG20サミットの結果を歓迎し、世界経済の強固で持続的かつ均衡ある成長のための政策を検討するとのコミットメントを支持する。二国間及び多国間のサーベイランスにおけるIMFの中心的な役割に基づき、我々は、IMFに対し政策が世界経済のより持続可能かつ均衡ある成長と、集合的に整合的かどうかに関する予測分析を作成することで、G20の相互評価を支援するよう要請する。我々は、金融セクターの過剰及び持続不可能な世界的不均衡の再蓄積を防止するよう引き続き警戒する。このために、全ての国が、健全な財政・金融政策、為替政策及び金融セクター政策に支えられた構造改革のアジェンダを再活性化する必要がある。我々は次の会合時までに、これらの努力に関するアップデートがなされることを期待する」

と、はっきりとサーベイランスの重要性を訴えることになりました。為替政策も含むサーベイランスとは、ここ数年間のIMFCの議論を踏まえて簡単に言えば、「貿易不均衡を是正するための為替政策では、適正な為替レートを提示する」ことが議論の中心となっているわけで、今回は詳細が示されなかったにしても、これまでよりも一層、その回答を急がせていることは確かです。中国人民元は適切なレート云々以前に、先ず自由に売買出来る、いわゆる円やユーロと同じフローティング通貨にする必要がありますが、ドル円の適正レートとは、一体いくらなのか?少なくとも、現在のレートより円高であるということだけは分かっています。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ドル円は下値を試したもの戻りを試す展開となりました。週明け早朝から、89.50円を下抜けたことでストップロスを巻き込んで下げ足を速め、一時88.23円まで急落しました。ポンド円などクロス円のストップロスも誘発したことで売りが強まりました。その後は、藤井財務大臣が「円高を放置するとは一言も言っていない」などと発言したことなど受けてショートカバーが強まる展開に。9月30日には一時90.42円の高値まで買い戻されています。

週末には、9月米雇用統計が市場予想を下回る弱い数字となったことを受けて、再び88.60円まで売り込まれる場面もみられましたが、結局89円台後半まで買い戻されて週末の取引を終えています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円

今週の為替市場では、ドル円は週末のG7でドル安に関する新たな声明文が出されなかったことを受けて、週明け早朝の取引で一時89.23円まで売り込まれましたが、仲値に向けた買いや、期初に絡んだクロス円の買いが本邦機関投資家から観測されたことから89.98円まで買い戻されました。ただ、上値では一目均衡表転換線が89.93円に位置しているほか、90.00円から上のレベルでは断続的に売りが並んでいることもあり、90円台では戻りを見極めて売っていきたいところです。9月30日の高値90.42円が重要なレジスタンスレベルとなっています。

下値では、週末の日足が先週月曜日に続く大きな下ひげを形成したこともあり、88円台での底堅さを示しています。しばらくは、先週末安値の88.60円が目処として意識されますが、このレベルを下抜ける展開となった場合には、チャート的にも崩れることになり、下サイドへの圧力が強まるものと思われます。

本日のアジア市場では、英インディペンデント紙で「ガルフ湾岸国と、中国、ロシア、フランス、日本が、原油取引においてドル決済を中止し、新たな通貨バスケットでの決済を検討している。すでに、中国、ロシア、日本、ブラジルの財務大臣と中央銀行総裁の間では、かかるスキームについての極秘会合がもたれた」とのスクープ記事が明るみになったことを受けて、一気に88.97円まで売り込まれています。

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