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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

長い夏休みが終わって

更新日:2009年9月1日

先週は、ポンコツ車買い替え支援制度、いわゆる"Cash for clunkers"を巡るゴタゴタ劇を見ることになりました。米国では、この呼び名が愛称になっているようですが、ブラックユーモアなのか、単に自虐的になっているのか、米国の燃費の悪いポンコツ車(clunkers)を、例えば日本のハイブリットカーに買い替える個人に、3500ドルまたは4500ドルを支給するというものです。

オバマ政権は、当初10億ドルの資金を用意しましたが、7月末の議会が夏休みに入る直前に、無理やり20億ドル追加の法案を駆け込みで通過させました。これが序章となって舞台は進んでいきます。第1幕は順調に進んでいるようにみえたのも束の間、第2幕終了間際になって、当局は「24日20時をデッドラインとする」ことをアナウンスします。予想以上の購入希望者が殺到したことに対応しかねたディーラーたちが、「本当に資金が還付されるのだろうか」との不安を抱いたことで、当局が苦渋の選択を迫られたわけです。手続き上の煩雑さから、現場ではディーラーが自己資金でこの支援金を負担し、申請後に還付を受けるという状況となっていたわけで、「30億ドルを使い切る前にデッドラインを設けた」のが本音です。

そして、最終幕は何らかの「落ち」がつくのが常ですが、「25日に再度期間を延長する」という結末となりました。今度は「申請用のウェブサイトがパンクしてしまった」とのことで、どこまでも続くドタバタな幕切れとなっています。政府のネット回線がパンクした要因には、インターネット自身のインフラ整備の不備が関係しています。米国のネット回線の遅れは、1年前のNYマンハッタンでも経験済みですが、日本のそれとは到底比較にならないものがあります。半ば「諦めの極地」に達して初めて、米国でのネット生活は、ビジネスでもプライベートでも、成り立つというものでした。ビジネス用の場合、たった10Mのネット回線を引くのがやっとで、日本では今や最低プランの部類に入りますが、動画配信をアップするのに何十分も待たなければならなかったことが懐かしく思い出されます。何はともあれ、Clunkersとはよく言ったもので、車もポンコツなら、ネット回線もポンコツな米国の現状です。

話は変わりますが、9月に入り米国では夏休み明けの議会関係者が次々とワシントン入りしてきます。先週ケネディ上院議員が享年77歳で亡くなったとの訃報が飛び込んできましたが、オバマ米大統領にとって、非常に大きな後ろ盾を失ったという声が聞かれています。特に、オバマ政権が進めなければならない「健康保険制度改革」は、10年で1兆ドルの資金が必要と言われている中で、米行政管理局(OMB)の年央財政見通しの修正が正式に発表されています。

2010年から2019年の累積財政赤字は、オバマ政権発足時の見通しから、約2兆ドル増加した、9兆ドルという天文学的な赤字額に修正されました。最近の世論調査でも、オバマ米大統領への支持率がついに50%を下回ったようで、夏休みが終わった9月には、米国民の「根拠無き熱狂」はすでに遠い昔の出来事となっているでしょう。日本では、都会の小学校の運動会のよく晴れた当日の早朝にみられる、パパ達の長蛇の列。米国ではそれが今、ボランティアで行なっている無料医療サービスセンターの前で発生しています。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  

先週は、ドル円は引き続き上値の重い展開となりました。週明けの95.07円を高値に、徐々に上値を切り下げる動きが強まり、27日には一時93.20円の安値まで売り込まれました。アジア時間では、上海株式市場が不安定な動きを続けているほか、本邦輸出勢など実需の売りが観測されていたことで、下値を試す展開に。8月米消費者信頼感指数など、強い米経済指標が相次いだにもかかわらず、市場ではカウンターでのまとまった売りが続き、「戻ったところを売っておけばいい」とのセンチメントが出来上がってしまいました。週末には、総選挙を控えてポジション調整中心の動きとなる中、93円台半ばでの神経質な動きで取引を終えています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円

今週の為替市場では、ドル円は週明け早朝から売られる展開となっています。週末の総選挙で民主党が308議席の獲得と大勝したことを受けて、新政権への期待から「円買い」が先行しました。先週末の安値93.42円を下抜けて売られ、一時92.54円の安値まで値を下げています。市場参加者からは「8月11日にFT一面トップに掲載された、鳩山民主党党首の雑誌Voiceへの特別寄稿や、先週末に同じように寄稿されたNYタイムズの記事を材料視する向きも多い」との声も聞かれており、今後の海外勢の動向には注意が必要です。寄稿では、「米国主導の市場原理主義を批判し、際限ない国際化の悪影響から国を守ることを誓う」と述べ、さらに「日本は、米国一国主義時代の終焉と、米ドルの将来的役割についての懸念の高まりから、東南アジア内での地域通貨圏構想に向けて協議し、政治的にも統合していくべきである」と持論を展開しています。

上値では、先週末終値の93.59円がすでにレジスタンスとして意識されているほか、一目均衡表雲の下限が位置する94.29円や、一目均衡表転換線が位置する93.79円が重要なポイントとなっています。下値では、7月13日の安値91.73円が視野に入ってきており、今後の動きを占う上でも、重要な局面に差し掛かってきているといえます。また、9月に入ることで、中間決算期末に向けてのドル売りや、クロス円の売りが断続的に出てくるものと思われ、戻りは着実に売っていきたいところです。


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