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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

バーナンキFRB議長は何を伝えようとしたのか

更新日:2009年8月18日

先週は、13日の早朝3時15分に市場はFOMCからメッセージを受け取りました。これがまた、非常に悩ましいというか、市場参加者を惑わすには十分な声明文となりました。グリーンスパン前FRB議長が、あまりにも長期に渡ってその異才ぶりを発揮し、神がかり的な難解な表現で市場へメッセージを送り続けていたことを考えれば、「今が極楽」に思えるかも知れませんが、その意図を正確に、バイアスをかけずに理解していくことの重要性はいつの時代でも変わっていません。

市場を未だに悩ませている声明文を巡っては、さまざまな解釈が取られています。 先ず話題となっているのは、冒頭の文章で使われている"leveling out"を巡る解釈です。"Information received since the Federal Open Market Committee met in June suggests that economic activity is leveling out."
と、景気全般の判断を前回の「経済活動の縮小が鈍化している」から、「経済活動は踊り場にある」と上方修正しているのですが、これを「リセッションは底入れした。今は踊り場状態だが、次第に上向いていく」と取るのか、「リセッションは底入れしたが、その後で踊り場がずっと続いていく」と取るのかでは、認識が全く違ってきます。
一部では「はっきりとボトムアウトしたと言っていない」という疑心暗鬼の見方もあって、
この"leveling out"という微妙な言い回しが議論を呼んでいるわけです。

もう一つは最後の部分ですが、「国債買い取り規模を維持したままで、10月に買い取りが終わるように次第に買い取りのペースを落としていく」という表現です。米経済に対してブル派の市場参加者は「これは、国債買い取りプログラムの終わりを意味している。出口戦略の第一歩だ。年内とは言えないかもしれないが、来年早々にも利上げの可能性が高い」とまくし立てています。

ただ、今手元にある原文
"To promote a smooth transition in markets as these purchases of Treasury securities are completed, the Committee has decided to gradually slow the pace of these transactions and anticipates that the full amount will be purchased by the end of October."
をよく読んでみると、「市場で円滑に買い取りが完了するために、次第に買い取りのペースを落としていくことを決定した。10月終わりまでには全額の買い取りが完了するだろう。引き続き、買い取り額やその時期については、経済見通しの展開を考慮しながら評価を続けていく」と声明文の最後を締めくくっています。つまり、声明文では「買い取り自体を終わらせる」とは一言もいっていないことに気付きます。通常の経済サイクルでの景気底打ちではないからこそ、単純に「金利引き締め気味」への政策転換ができず、未だに異常な金融緩和策を続けていかざるを得ない米国にとって、「100年に一度の金融危機」が、そんなに簡単に終わるわけがないとベア派の私には感じています。

案の定、ドル円はFOMC直後に96.80円を付けたあと、一度も回復することなく下落の道を歩む事になりました。結果的には、6月5日の米雇用統計後に歩んだ道を再び市場は経験することになりましたが、バーナンキFRB議長が市場に伝えたかったことは何か。未だに市場は明確な答えを見出せないでいます。

一方で、ノルゲバンク(ノルウェー中銀)のように「早い時期に利上げする必要性がある」と明確にメッセージを送っているところもあって、各国の経済事情によってそのメッセージは全く違ってくるものです。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  

先週は、ドル円は売り込まれる展開となりました。13日未明のFOMCでは、政策金利を据え置き、債券買い取り額を維持したままの買い取り期間延長という声明文を受けて、乱高下する場面もみられましたが、弱い米指標などを受けて売られる動きが強まりました。強い米雇用統計の後とあって、注目が集まっていた7月米小売売上高や、週末の8月米ミシガン大消費者態度指数が市場予想を大幅に下回る弱い数字となったことが売りのきっかけとなっています。週末には、95.00円を下抜けるとストップロスを巻き込んで売られ、一時94.42円の安値まで売り込まれました。

東京市場では、お盆休みとあって市場参加者が極端に減少するなか、上海株式市場の動きに左右される展開が続きました。上海株式市場は、サポートレベルとされていた7月29日の安値3174.214を下回ってきたことで、目先の先安感が台頭しています。


今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円

今週の為替市場では、ドル円は週明け利食い売りに押される展開となっています。
ダウ平均の大幅な下落などを受けて、一時94.19円の安値まで売られました。市場では「7月29日の安値94.01円を意識する向きが非常に多く、94.00円から下のレベルではストップロスが集まってきている」ようです。94.00円にはまとまった規模のオプションが設定されており、神経質な動きが予想されます。いずれにしても、先週から株式市場の動きに左右される相場展開が続いており、特に上海株式市場の動向からは目が離せません。

ドル円は、一目均衡表の雲を意識した動きとなってきており、雲上限が位置する95.74円が上値の目処となっています。直近では、200日移動平均線が94.96円、50日移動平均線が95.32円に位置しており、95円台では売っていきたいところです。下値では、7月29日の94.01円が取りあえずの目処となっていますが、7月22日の安値93.09円も意識されるサポートレベルとなっています。

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