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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

一条の光

更新日:2009年6月23日

先週注目されていた16日開催のBRICs首脳会議は、最後の皇帝ニコライ2世が殺害された町、ロシア・エカテリンブルクから「さらなる通貨システムの多様化が必要である」と何事もなかったかのような文言が届き、市場の期待とは裏腹の共同声明となりました。先んじて開催されたG8では、米国からのプレッシャーが無かったはずもなく、メドベージェフ露大統領の事前の意気込みからは、ほど遠いトーンダウンした声明に収まりました。ただ、翌日の海外市場では「ロシアと中国が相互の貿易決済でルーブルと元を使用する」とのヘッドラインが飛び込んでくるなど、「米国ソブリン手放し隊」の隊長は、G8諸国の圧力に屈したかのように思いきや、着々とその準備を進めています(参照:2009年6月2日執筆分)。

ところで、BRICsサミット終了と同時に市場参加者の話題となっているのは、「SDR建てIMF債購入の影響はどうなるのか」というところに移ってきています。SDRのバスケット比率は、米ドルが44%、ユーロが34%、円が11%、ポンドが11%となっていますが、今回中国の500億ドルを筆頭に、ロシア、ブラジル、インドはそれぞれ100億ドルの購入を表明しています。彼らの購入目的は「外貨準備の多様化」にあるわけで、その観点から考えれば、800億ドルのIMF債購入によって、最大で448億ドル(800億ドル×0.56)のドル売りが出ると言われてもおかしくはありません。ただ、これはあくまでも机上の計算であって、必ずしもそうなるわけではありませんが、市場参加者が「近い将来の大きなドル売り圧力」を感じていることは確かです。

円の比率は11%ですから、88億ドルになりますが、ちょうど昨日22日払い込みの三井住友FGの大型公募増資の総額とほぼ同額とあって、輪をかけてドル売り圧力となりました。一部市場参加者からは、「先週早々から本邦機関投資家のドル円の売りが目立っていたが、増資分の株式購入資金を作るためではないか」との声も聞かれています。実際は半分が海外投資家分となっていて、市場の注目は高まるばかりでした。何と言っても、9000億円の増資に対して、約3兆円の応募があったわけですから。

さて、BRICs首脳会議前のG8でしたが、声明文では「我々は、危機に対応するためにとられた例外的な政策を、景気回復が確実となった際には元に戻すための適切な戦略を用意する必要について議論した。」と、いわゆる「出口戦略」について議論したことが明記されていました。ジャブジャブ状態となっているドルの過剰流動性を、そろそろ収縮させる相談をしようということに他ならないわけで、「ドルキャリートレード」の巻き戻しに危機感を持った投資家も多かったはずです。そして、声明文には、別紙「レッチェフレームワーク:適切性、健全性及び透明性に関する共通の原則、基準」が付随していました。タイトルだけでは何のことかさっぱりわかりませんが、要するに、「過度のリスクテイクが国際的な経済や金融の安定が損なわれる一因となった」ことで、「自己規制と市場規制」を話し合っていきましょうというものでした。奇しくも、6月末はヘッジファンドなど欧米金融機関の中間期末決算となっています。原油に代表されるコモディティ価格の下落や、ダウ平均の急落。クロス円の売りや、ドル円の売りも、この2つの声明文と中間期末要因の利食い売りが主要因と考えれば、「毎日よくわからない相場」にも一条の光が差し込んできます。

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り※チャートはクリックで拡大できます

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  ユーロドル

先週は、ドル円は下値を探る展開となりました。12日、13日のG8や16日のBRICs首脳会議など目先のイベントが終了したことで、本邦機関投資家中心に売りが強まりました。16日には、10日の安値97.08円を下抜けたことで、ストップロスを巻き込んで売られ、下げ足を速めました。翌17日には、一時95.51円の安値まで値を下げましたが、週末には97円台前半まで値を戻す場面もみられるなど、安値圏でのもみ合いとなりました。市場参加者からは、「膠着状態を続けていたダウ平均が、ようやく動き出したことで、株価の動きに左右された週だった」との声が聞かれています。ただ、引き続き米長期金利などが不安定な動きをしていることから、難しい相場付きとなっています。

ユーロドルは、16日に一時1.3748ドルの安値まで売られましたが、週末にかけてはショートカバーが強まり、1.40ドル台前半まで値を戻しています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円 豪ドル円

今週のドル円は、週明けから売りが強まる展開となっています。日足では、先週末大きく上ひげを伸ばしたかたちとなっており、下値を探る動きが強まりました。本日23日早朝には、重要なサポートレベルとして意識されていた17日の安値95.51円を下抜けて下落。ストップロスを巻き込んで一気に95.11円まで売られました。目先のサポートを切れてきたことで、5月22日の安値93.85円が視野に入ってきています。上値では、200日移動平均線が96.25円に位置しており、戻りの重要な目処となっています。

また、上値が切り下がってきている豪ドル円は、今週も下値を探る展開となりそうです。先週末、78.32円まで戻り高値を試した後、一目均衡表転換線の位置する77.79円より下でクローズしていることから、引き続き下サイドへの圧力がかかっている状況です。本日は、17日安値の75.19円を下抜け一時74.35円の安値まで下落。50日移動平均線が位置する74.22円が終値ベースでポイントとなっており、テクニカル的な重要な局面に差し掛かっています。

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