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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

続く市場の自問自答

更新日:2009年6月9日

先週も、引き続き米国ソブリンに対する思惑が市場を乱高下させました。1日、2日とガイトナー米財務長官は中国を訪問し、「中国のドル建て資産は極めて安全である」、「米国は強いドルをコミットメントしている」などと表明しましたが、前財務長官と違って日本語も堪能で、日本の重要性も理解しているはずの現米財務長官が、ポールソンンと一緒で日本には見向きもせずに帰国の途に付いたその日、ロシア大統領府広報官からは「新たな国際準備通貨の創設が今回の会議の議題に上がる可能性がある」と衝撃的なコメントが飛び出しました。

「今回の会議」とは、ロシアにて16日開催予定のBRICs首脳会議を指しているわけですが、前週末にはプレミーティングが行なわれていて、「ドル以外の決済方法を考えないといけない」などの話は洩れ伝わってきてはいました。ただ、こういうかたちで市場に報道されて初めて、一部ではなく市場参加者全体の脳裏に焼き付けられることになりました。経済専門チャンネルのCNBCでは、なぜか看板アンカーウーマンのマリアバーティロモが、モスクワまで飛んでメドベージェフ露大統領との独占インタビューをライブで中継し、大統領自身の口からも同じような発言が飛び出しています。市場がドルを売り浴びせたことは言うまでもありません。

しかし、翌日には当局筋からの発言として流れてきた2つのヘッドライン、「中国は、米国債の保有を米国とのパートナーシップとみなしている」と「日本、中国、韓国、インドの金融当局は、米国ソブリン格付けが引き下げられたとしても、主要準備通貨として米ドルにかわる通貨はないため、外貨準備政策には影響がない」をきっかけに、市場のドルショートポジションの大ストップロス大会が始まります。ロシアから流されたBRICs首脳会議の米国に対する反逆は、翌日には米国パートナーからのしっぺ返しをくらったかたちとなっています。

ドラマはそこで終わりませんでした。週末の米雇用統計発表の10分ほど前から、米2年債が急激に売られ始めます。強い数字を受けてさらに債券は暴落しますが、利回りはなんと、0.9469%から1.3084%へと急上昇。36bpの金利急騰劇を演じました。気の早い市場参加者からは、「完全に年内の0.25%利上げは織り込んだ」などの声も聞かれるほどで、これまで、ドルの過剰流動性から、いわゆる「ドルキャリートレード」も始まったのではないかと思われる動きが顕在化していただけに、これをもって、投資家のお金の流れが変わってしまうと認識するには、少し無理があるとは思いますが、先週末の市場の反応は、少なくとも債券市場を見ている限り、そう思われても仕方のないものとなっています。

週明けの8日も、米2年債利回りは1.4304%にまで上昇しました。「果たして、この金利上昇は本当にFRB利上げにつながるようなものとなるのだろうか?」との、市場関係者の自問自答は続きます。


(GI 和田仁志)

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り※チャートはクリックで拡大できます

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円  ユーロドル

先週は、ドル円は週末の5月米雇用統計を受けて、一気にドル買いの展開となりました。週明けから投信の設定など需給的なドル買い要因が一先ず収まったことから、機関投資家などを中心に売りが強まり一時94.66円まで下押ししました。ただ、その後は再び米国ソブリンをめぐる憶測が飛び交ったことで、96.00円を挟んで乱高下を繰り返す展開となりました。

週末には、5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る強い数字となったことを受けて急速にドル買いが強まり、一時98.90円の高値まで買い進められました。市場では、「前月の数字も上方修正とあって、これまでの三角持ち合いを抜けて、テクニカル的にも上抜けした」との声も高まっています。

ユーロドルも、3日には一時1.4339ドルの高値まで買われる場面もみられましたが、週末の米雇用統計を受けて一時1.3932ドルの安値まで値を下げました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円  ユーロドル

今週のドル円は、週明け利食い売り先行の動きとなっています。先週末のNY市場で、目先のテクニカル的なポイントを次々と上抜けて値を上げてきただけに、一旦は利食いの売りが観測されています。一部市場参加者からは、「週末の米短期金利の急上昇や、米金利先物の年内利上げを織り込むほどの急激な動きを受けて、年内のFRBによる0.25%の利上げは確実」などとはやす、気の早い声も聞かれていますが、これまでのドルショートポジションが大きく調整されたことが一因であって、過剰流動性が問題となっている米ドル資金の流れを変える展開にはならないものと思われます。

上値では、先週末の高値98.90円がとりあえずの目処となっているほか、ヘッドアンドショルダーの右肩部分にあたる5月7日の高値99.80円がレジスタンスレベルとして重要なポイントとなっています。市場では、98.80円から100.00円にかけてはまとまった売りも観測されています。

一方、下値では先週注目されていた一目均衡表雲の上限が98.06円に位置していることから、このレベルを維持できるかどうかを見極める必要がありそうです。50日移動平均線は97.65円に位置しており、合わせて下値の目処となっています。先週末からのチャートブレイクが、一時的なものであるかを判断する週となりそうです。

また、ユーロドルは5月28日の安値1.3793ドルが重要なサポートレベルとして意識されています。8日の安値も1.3806ドルで下げ止まっており、下押す場面では着実に拾っていきたいところです。

とりあえずの戻りの目処は、一目均衡表転換線が位置する1.4065ドルとなっています。

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