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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

徘徊する「米国ソブリン手放し隊」…

更新日:2009年6月2日

先週も、引き続き米国ソブリンに対する思惑が市場を乱高下させました。2年債入札後に売られた米長期国債でしたが、翌日も5年債入札が絶好調と伝わった瞬間から急落となりました。米10年債利回りは、深夜2時から急騰を始め、一時3.7400%まで上昇しました。つい最近3%を上抜けたと話題になったばかりだというのに、この利回りの上昇は市場関係者に衝撃を与えました。債券の入札が好調だったにもかかわらず、なぜ米長期国債が暴落したのか。25日のFTの一面を見れば、その答えがわかります。

先週もお伝えしたとおり、SAFE(中国国家外為管理局)の運用担当者曰く、「米国債以外に外貨準備として購入するものがないというドルトラップにかかっているが、長期債から短期債にその運用先を移している。外貨準備を他の市場に移行すれば、その市場を即破壊させてしまうことになる上、ドルの価値を下げる行為は、我々の資産価値を崩壊させることにもつながる」とのこと。要するに、米短期債への需要は旺盛なものの、それゆえに米長期債への需要が減退していることを示唆しています。

FOMCの長期国債買い取りなどにもかかわらず、3%というクリティカルなチャートポイントを上抜けて上昇を続けている、この「悪い金利上昇」は、当然のことならが「米国ソブリンAAA格付け」に圧力をかけることになります。日本国債格上げを断行したムーディーズが、「米国ソブリン格付けは、米財政収支が著しく悪化し、需給懸念があったとしても安定的であり、AAA格付けに変更はない」と慌てて支離滅裂なコメントを発表したこと自体が、米国の直面している苦しい現状を如実に表しているといえます。

米10年債利回りは、結局5月28日の7年債入札後に3.7480%まで急騰。週末には、一時3.4442%にまで急落。そして週明け1日には、3.7368%まで再び急騰と大乱闘騒ぎとなりました。28日のアジア時間では、NZ政府が予算見通しを「財政赤字拡大」と公表した後、S&Pが「NZの格付け見通しをネガティブから安定的に引き上げ」と発表し、ドル円やクロス円を買い上げるきっかけを作ってしまいましたが、一部市場参加者から届いたメールには、「あの2社は無茶苦茶だね。格付け会社としてのプライドを捨てている」と、ポジションでやられた恨みもあるのでしょうが、「米国ソブリン格下げ」を阻止するためのなりふり構わぬ施策に警鐘を鳴らしています。

ガイトナー米財務長官は、中国へ向かう機内から「米国は強いドルをコミットメントしていることを、彼らに明確に表明してくる」と強い決意を表明しています。ただ、中東諸国の中からも、BRICS諸国の中からも、韓国の公的年金からも、日本はかんぽ生命の運用方針から鑑みても、言わずもがなですが、「米国ソブリン手放し隊」が世界中で徘徊しているわけで、中国の中心で叫んでみても、中国大陸から外にどこにも届いていないのかもしれません。


(GI 和田仁志)

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り※チャートはクリックで拡大できます

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週は、ドル円は行なって来いの展開となりました。月末に新規設定された大手証券による外貨建て債券投信が市場の話題をさらいました。28日には、目先のテクニカル的なポイントを次々と上抜けて買われ、一時97.24円の高値まで買い上げられました。ただ、週末には米長期金利が急低下したことなどを受けて、一気に95.01円の安値まで値を下げるなど、行なって来いの落ち着きのない動きとなりました。

ユーロドルは、22日の年初来高値1.4051ドルを上抜けるとストップロスを巻き込んで買われ、週末には一時1.4168ドルの高値まで急速に値を上げています。全般ドル売りの流れとなっており、豪ドルなど資源国通貨も大きく買い上げられました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」※チャートはクリックで拡大できます

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円 ユーロドル

今週のドル円は、週明けから落ち着きのない展開となっています。先週末からの投信の設定など需給的なドル買い要因が一先ず収まったことから、機関投資家などを中心とした売りが観測され、1日には一時94.44円まで下押ししました。ただ、NY市場で96.81円まで大きく買い戻されるなど、先週から続く乱高下の動きは収まる兆しがありません。

上値では、前週上抜けに失敗した200日移動平均線が重要なターニングポイントとして注目されています。2日現在では97.08円に位置しており、5月28日の高値97.24円や、50日移動平均線の97.72円とあわせて戻りの目処として意識したいレベルです。下値では、5月25日の安値94.42円が直近の目処となっていますが、5月22日の安値93.85円が重要なサポートレベルとなっています。

いずれにしても、先週5月28日から急騰、急落を繰り返していますが、高値、安値ともに切り下がってきているところをみると、結局は下抜けする圧力が強まってきているように感じています。

また、ユーロドルは5月22日の1.4051ドルが目先のサポートレベルとして意識されており、ポジション調整が一巡すれば昨年12月29日の高値1.4362ドルを目指す動きも期待できます。



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