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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

トリシェECB総裁の決断は、白川日銀総裁と同じ理由

更新日:2009年4月7日

先週はビッグイベントが相次いだことで、市場は目先の動きに振らされることが多かったようです。3月30日に声明が出された米自動車作業部会に続いて、1日には過去最低の日銀短観を受けて、市場はドル円の99.50円から控えるストップロスをつけるべく買い進んでいましたが、「オバマ米大統領はGMにとって破産申請が最善策であると結論付けた」との関係者のヘッドラインがいきなり目の前に。99.48円を高値に、一気に98.21円の安値まで急落となりました。市場参加者からは、「4月1日はエープリルフールで、まさか冗談じゃないだろうな」と真剣に心配する声も出るほどのドタバタ劇となりました。

翌2日には、ECB理事会が開催されましたが、政策金利の引き下げ幅が大方の予想を裏切る0.25%の利下げとなったことを受けて、市場は慌ててユーロドルの買いに走りますが、その後のトリシェECB総裁記者会見で「金利が下限だとは考えていない」などと発言されことから、一転売りが強まる場面がみられるなど、こちらもドタバタ劇となりました。

週末の3月米雇用統計でビックイベントの締めくくりとなりましたが、計算方法の改良で近似値の数値が続いている、ADPのNFPが70万人以上の減少となっていたことで、市場では下方向へのバイアスがかかっていましたが、ほぼ予想通りの結果。終わってみれば、週末の北朝鮮ミサイル発射という地政学リスクを残して100円台での引けとなりました。

ところで、ECBはなぜ政策金利を0.25%の引き下げにとどめたのかという疑問が沸いてきます。あまのじゃくな性格のトリシェECB総裁が、市場の0.5%引き下げというコンセンサスをわざわざ裏切ったのは、単なる意地悪でも、中央銀行の独立性を鼓舞するためでもありませんでした。ECBには預金ファシリティ(下限金利)と呼ばれている、民間銀行がオーバーナイトで預金として預け入れる制度がありますが、通常、政策金利からは100bp引いた金利に設定しています。今回、政策金利を0.50%引き下げて1.00%にした場合、この預金ファシリティの金利が0.00%になってしまうために、あえて0.25%としたようです。

実際、この預金ファシリティ金利が短期金融市場のベンチマークとして重要な役割を果たしているために、いきなりここを操作するわけにはいかなかったというのが本音でしょう。ただ、記者会見では更なる政策金利の引き下げは示唆したものの、ファシリティの金利は限界との見解を示しています。昨年10月31日の日銀金融政策決定会合でも、全く同じような理由で、つまり短期金融市場での調節機能を麻痺させないために、政策金利引き下げ幅が市場予想より小幅にとどまったことを思い出します。

市場では0.25%引き下げ、政策金利を0.25%に設定するとのコンセンサスでしたが、実際の決定では0.20%の引き下げによる、0.30%への政策金利変更でした。現在では、日銀は政策金利を0.10%に設定しているのと同時に、準備預金の超過分への付利も0.10%としています。今回のECBの決断もまた、短期金融市場での金融調節機能を残しておきたいとの、中央銀行としての使命感を感じ取る結果となりました。

もう一つ忘れてはならないことに、ロンドンで開催されたG20金融サミットがあります。表向きの米国とEU諸国の財政支出を巡る対立や、ヘッジファンドなどへの規制に対する温度差の顕在化は誰もが知るところではありますが、サミット前に中国が矢継ぎ早に締結した、人民元の通貨スワップ協定の存在を認識しておく必要があります。中国の周小川PBoC総裁が出したレポートがきっかけとなって、G20 でも米国ドルの基軸通貨としての議論があちらこちらから聞こえてきましたが、巨額の外貨準備としての米ドルを保有している中国が、自国の資産を守るために様々な要求をしてくることは当然のことではあります。

先週、中国はアルゼンチンとベラルーシとの間で、一気に人民元の通貨スワップ協定を締結。すでに香港、インドネシア、マレーシア、そして韓国とも協定を結んでいて、総額では6500億元にも上ります。つまり、貿易などでドル建てではなく、人民元建ての取引を拡大させていく準備を着々と進めているわけで、中国自身が一方では、人民元の基軸通貨化を推し進めていることになります。
(GI 和田仁志)

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週のドル円は、3月30日に「オバマ政権は、GMの計画的な破産が最良の方法だと考える」との米自動車作業部会の声明文がきっかけとなり、一時95.96円の安値まで売られました。ただ、その後は次第に下値を切り上げる動きが強まりました。4月2日にはG20金融サミットがロンドンで開催され、一部暴徒化したプロテスタントのデモも話題となりましたが、米国とEU諸国との対立も両者の妥協で解決され、市場では安心感が台頭しました。

週末には、3月米雇用統計が発表されましたが、市場予想とほぼ同じ数字となったことで買われ、一時100.38円の高値まで値を上げました。ドル円同様にクロス円の買いも目立ち、ユーロ円は135.28円と高値引けとなりました。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円

今週は、先週木曜日から買いが目立っているCTA(商品投資顧問)筋の動向に注意する必要があります。ユーロ円中心に買い上げており、昔はよくシカゴ筋とも言われていましたが、昨今の金融危機の煽りを受けてしばらく耳にしなかったネームです。

彼らが積極的に為替市場に入り込んできたことは、市場が活性化されるという意味では歓迎すべきですが、逆にアジア勢にはよく見えないところからの玉であるわけで、少々やっかいなネームでもあります。東京勢が売りオーダーを持っていたことで、なかなかロングに出来ない中を、全て飲み込むかたちで買い上げました。

ただ、昨日101.45円まで上昇したことで、買い一服感も台頭しており、現在は101円台が重くなっている状況です。今朝の売りもCTA筋からの利食い売りが主導していたようで、金曜日のイースター休暇を前にして、一旦はポジション調整といったところです。8月15日の高値110.67円から1月21日の安値87.10円までの下落局面におけるフィボナッチ61.8%戻しが101.67円に位置しており、上値の重要な目処として注目されています。

下値では、99.50円から短期投機筋からのまとまったストップロスが控えていますが、200日移動平均線の位置する99.19円がサポートレベルとして意識されています。ユーロ円が日足で長い上ひげを伸ばしており、非常に悪い形となっていることが気になります。

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