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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

WIN-WIN-WINの関係は成り立つのか

更新日:2009年3月31日

先週は、週初にガイトナー米財務長官の「不良資産買い取りプラン」が市場の話題をさらいました。市場では、ダウ平均が500ドル高の暴騰という反応でその答えが示され、進退をかけて発表したガイトナー米財務長官の首をつないだのは言うまでもありません。債券王の名を欲しいままにしている、PIMCOのビルグロスをして、「今回のプランは、恐らくWIN-WIN-WINの関係が築ける初めての政策であり、是非参加したい」と言わしめたものとなりました。

今回の当事者である政府と、資金源と期待されているヘッジファンドなどの民間資金、不良資産をファンドに拠出する大手米銀の3者が全て「勝ち組」になる筈の「不良資産買い取りプログラム」は、非常に複雑な仕組みゆえに、実際何がそれほど好感されたのか分からないのが実情です。恐らく、米国のプリンスと、かつて言われていたガイトナー以外は、このプログラムを100%理解するのは難しいのかもしれません。

そうは言っても、公表されたファクトシートからは、その儲け話の片鱗を伺い知ることが出来ます。ビルグロスはなぜ、「ぜひ参加したい」と表明したのか。それは非常に簡単な事実で、彼らの目的は「儲ける事」であって、米銀を助けるだけの慈善事業をしているわけではありません。この基本的認識を理解していれば、今回の「儲け話」の裏側が見えてきます。

買い取りプログラムでは、不良資産を「負のローン債権」と「負の証券化商品」の2つに分けて設計しています。ファクトシートで挙げられている分かりやすい例では、「負のローン債権」の場合、額面100ドルのローンを、入札で買い取り価格が84ドルと決まったとします。この場合、84ドルの14%を民間と財務省で6ドルずつ、合計12ドルを出資します。FDICは12ドルを7倍のレバレッジ(12×7=84)をかけてファイナンスし、100%保証を付けます。儲けが出た場合は、7倍のレバレッジの84ドルからの収益が期待できます。損失が出た場合、FDICが保証しているわけですから、最初の出資額6ドル(約7%)の損失で済むわけです。

つまり、為替証拠金取引で考えてみるとわかり易いのですが、例えば、7%の保証金を積んで7倍のレバレッジで豪ドル円を67.00円(ローン債権の場合は84ドル)で買ったと考えます。6ヶ月間ポジションを持っていれば、毎日スワップポイント(ローン債権の場合は金利)を享受することが出来ます。6ヵ月後の豪ドル円のレートが67.00円以上であれば、その儲けは自分のもの。もし、60.00円(ローン債権を市場で処分したレート)に下がってしまっていても、67.00円では処分することが出来る。もしそうだとしたら、あなたはこの投資を行ないますか?ということだったわけです。

非常に皮肉な結果ですが、オバマ米大統領が毛嫌いしている「デリバティブ取引」を、ヘッジファンドが米国の損失保証の元で行なうことになってしまいました。なんとも因果なもので、結局「儲からなければ参加しない」ヘッジファンドの力を借りて、今まで儲けすぎて破綻した負の遺産を処理することになりました。それにしても、レバレッジがかかっている「不良資産」をレバレッジをかけて処理するとは、いかにも米国らしい処理です。

ただ、これも計画通り不良資産が米銀から官民ファンドに拠出されればの話で、しかも、米銀がヘッジファンドに勝手に入札されて売却価格を値決めされ、その結果さらなる損失の計上を余儀なくされるわけで、たった1兆ドルに過ぎないプログラムであっても、慎重にならざるを得ないのは目に見えています。ガイトナーが今度進退をかけて決めなければならないのは、「ストレステスト」の結果を受けて、どうやって米銀を説得させるのか、どうやって強制力を持ってこのプランを進めていくことが出来るのかという、「机上の空論の儲け話」ではない、実際の痛みを伴う処理を推し進める仕組みであると言えそうです。
(GI 和田仁志)

先週の「注目通貨ペア!」の振り返り

先週の「注目通貨ペア!」

ドル円

先週のドル円は、26日のNY時間引けにかけて98.87円の高値まで値を上げましたが、99円台を意識した売りに押されて下落しました。特に週明け30日には、東京時間13時に発表された米自動車作業部会の声明文で、「計画的な破産での処理が最善の策」と表明されたことを受けて一気に売りが強まり、一時95.96円の安値まで売り込まれました。

ただ、翌31日には3月期末を睨んだ仲値にかけての買いが先行。一時98.30円まで買い戻されています。市場参加者からは、「15時30分や17時で区切っている企業が多いため、4月1日の新年度入りした取引がこの時間以降に始まることになる。欧州勢も入ってくる午後に注目している」との声も聞かれています。

今週のワタシの「注目通貨ペア!」

今週の「注目通貨ペア!」

ドル円

今週は、本邦勢が新年度入りすることから新たな動きを見極めることになりそうです。公的な年金や大手機関投資家については、ポートフォリオの見直しをする必要があり、市場では「これ以上、外もの(外債など)を増やすことはないだろう」との見方が強まっており、新年度入りから売りが強まるのではないかと予想する向きが多くなっているのが現状です。また、日本版HIA(ホームインベストメントアクト)をはやす向きもあって、材料としては売り材料が多いのも事実です。

ただ、今週は4月2日に予定されているG20金融サミットや、ECBの定例理事会、週末には4月米雇用統計と、海外での材料が目白押しとなっており、ドル円もこれらの結果に左右されることになります。特にECB理事会では、0.5%の政策金利引き下げのほかに量的緩和を行なうかどうかに市場の注目が集まっています。

ドル円は、基本的には戻り売りを考えていますが、上値の目処としては、26日、27日高値の98.87円、200日移動平均線が位置する99.36円、5日高値の99.69円を引き続き意識しています。下値では、一目均衡表の転換線が位置している96.19円、30日の安値95.96円、さらには12日の安値95.65円がサポートレベルとして注視しています。

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