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マーケットビュー

火曜 和田仁志が斬る、相場のセンチメント 相場の今の"空気"を読み解く

SNBの英断の裏には…そして、バーナンキも

更新日:2009年3月17日

本日より、毎週火曜日に「マーケットビュー」のコメントを皆さんにお伝えしていきます。日々休むことなく動いている為替市場ですが、実は市場参加者が目をつけていることや、注目していることなどは、それほど多くはありません。ただ、毎日世界中で相場が動いている関係上、我々アジア時間の参加者とも、欧州時間の参加者とも、はたまたNY市場の参加者とも、きちんとした接点があるわけではなく、だからこそ、「寝ている間に予想していない動きで、起きてみてびっくり」という経験を誰もがしてしまうことになります。そして、常に世界で一番情報に早く反応するのが、この為替市場であり、市場関係者が時には、「ミーハー」とのレッテルを貼られるのは、そのためです。今の相場のファッション、つまり「流行」を認識しながら取引をしなければならず、そのファションがいつ変わってしまうのかもわからない中で、マーケットはそれぞれ苦悩を続け、それゆえに、その世界から抜け出せない魔力に取り付かれてしまいます。そんな面白い相場での流行りを、GI24では「よろずのつぶやきby Wada」で毎日お伝えしていますが、こうやって同じように週1回、「マーケットビュー」でもつぶやいていこうと思います。

先週は、SNBのユーロスイスフランでの介入が、世界中の市場関係者に衝撃を与えました。12日に発表された0.25%の利下げと、プライベートセクターのスイスフラン債の買い取りという量的緩和政策は、ほぼ市場の予想通りでしたが、声明文で明らかにした「対ユーロでのスイスフランの上昇を避けるために、為替市場において外国通貨を購入することを決定した」ことは、全くの寝耳に水であったわけで、実際、EBS(電子ブローキングシステム)にSNBがビッドを入れて介入したのを確認すると、一気に600ポイント近い暴騰という結果となりました。

ドルスイスフランも500ポイント近い急騰とあって、市場参加者のパニック振りが伝わってきます。SNBはなぜ介入をしたのでしょうか。声明文では、その理由について「経済状況は昨年12月の会合以来、急激に落ち込んでいる。今後2,3年間はデフレリスクが存在している。今回の思い切った処置は、そういった理由で、金融緩和を意図したものである」と説明しています。今回の利下げで、実質的なゼロ金利となったスイスですが、スイス債の買い上げという量的緩和に加えて、スイスフラン売り介入という為替介入を量的緩和政策として行なうことに決定したわけです。

為替介入の目的とは何か。日本が一番憂慮していることですが、例えば自国通貨が急激に買われることで、輸出企業への業績悪化や経済成長を妨げる恐れがあるために、それを阻止する目的で「ドル買い円売り介入」を行ないます。通常の為替介入では、決定権は日銀にはありませんが、日銀が全てのオペレーションを執り行ない、スポットでドル円を市場から買い上げる結果、2営業日後の決済日には市場に円が必要以上に増加することになります。それを日々の金融調節でオペなどを行なってバランスをとっているわけです。ただ、今回のスイス中銀が行なった「ユーロ買いスイスフラン売り」介入は、その目的が全く違っていました。声明文でも表明している通り、量的緩和政策の一環で行なうということは、「外貨を買い上げることでスイスフランを市場に放出すること」に他ならないわけで、通常の為替介入後に行なう金融調節をしないで、「スイスフラン放置プレー」を行なう事になります。

過去、日銀が量的緩和と円高阻止を狙って行なった「非不胎化介入」がそれに当てはまりますが、昔は市場関係者のまさに「流行」となった言葉で、もう介入の方法さえ忘れているのではないかと思われる東京市場では、当時毎日の日銀金融調節オペの額に注目していたものでした。つまり、スイスフランを市場に放置することで、マネーサプライの増加を放置することで、インフレ期待を高める効果を狙ったものとなります。そういった意味でも、市場に台頭している「日銀の為替介入も近い」との観測は、あまり根拠のないものとなってしまいます。為替介入を決定する財務省は、「為替の水準より、為替変動の大きさに注目」しています。87.10円まで急落した時でも介入しなかった当局が、今の全く動いていない相場の中で、どうやって為替介入をする大義名分を作る事が出来るのかと考えた場合、自ずから答えは出てきます。

そして、週末のG20では付属文章まで作成して、世界各国でのコミットメントをとりました。コミュニケで市場参加者の一番の注目を集めたのが、「多くの国で金利は大胆に引下げられてきており、G20の中央銀行は、価格の安定と整合的に、非伝統的な政策手法を含む、あらゆる金融政策の手法を活用しながら、必要とされる間、緩和政策を維持していく。」との一文でした。12日のSNBの為替介入はもちろん、明日発表されるFOMCでも「非伝統的な政策手段」を決定する可能性が高まっているのは言うまでもありません。

FOMCでの「非伝統的手段」とは、まさに「長期国債の買い取り」を示しているわけで、慎重な姿勢を崩していないバーナンキFRB議長の英断を、市場は待つことになります。ただ、英国の長期国債買い取り後の為替市場の動きからも明らかなように、バーナンキFRB議長が米ドルの減価を受け入れる心の準備が出来ているのかどうかはわかりません。 (GI 和田仁志)

今週のワタシの「注目通貨ペア!」

今週の「注目通貨ペア!」

ユーロドル

実は先週から、「グッドネーム」がユーロドルを買っているとの話が、あちらこちらから聞こえてきています。市場でいう「グッドネーム」とは、それ以上詮索してはいけないことになっている、お互いが「教えるに値する付いていって良いネーム」を指します。

思わせぶりな言い方になりますが、市場参加者が彼らに付いて行なっているわけで、恐らく、ソブリン系だったり、リアルマネー系だったり、大きな資本が動いていると考えれば納得がいくのですが、今朝も1.2950ドルにその類の買いオーダーが見えています。ずっと下がったところを買っているところをみると、目先のトレンドはとれそうな雰囲気です。例えば昨日のNY勢は、ユーロドルロングで、1.2940ドルや1.2920ドルにストップロスを置いているとのこと。これもまた面白い話です。

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