FXなら安心と信頼のFX|セントラル短資FX

  • 法人のお客さま
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
  • 推奨環境
  1. セントラル短資FX
  2. マーケット情報
  3. マーケットビュー
  4. 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート

マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

トランプ政策のドル相場への影響

更新日:2017年2月9日

マーケットの焦点

この1週間も目まぐるしい動きがあった。トランプ政権が発足して2週間余りが経つ。イスラム圏7か国からの入国禁止の大統領令に対して、ワシントン州が連邦地裁に差し止めを提訴し、地裁は全米に対して即時停止を命じる仮処分をした。これを不服とし、政府は連邦控訴裁判所に上訴したが、控訴裁は5日朝までにこの訴えを却下。現在、控訴裁はワシントン州等に対し上訴への反論の提出と、上訴した政府側にこの反論への答弁資料の提出を求めているが、仮に控訴が受け入れられない場合には、政府側は最高裁まで上告する意志を明らかにしている。

トランプ大統領の最大の問題点は過去最低の支持率(41%、つまり2人に1人以上が反対)にもかかわらず、“半分以下の支持しか得ていない選挙公約”を全てごり押ししている点である。「不美人投票」で辛くも当選した人間の謙虚さが全くない点だが、果たしてこの強気が吉と出るか、凶と出るか?

次に米国の金融政策に関しては、先週のFOMCで3月利上げ観測がやや後退した。その後もハッカー・フィラデルフィア連銀総裁やウィリアムズ・SF連銀総裁から3月利上げも選択肢という発言があったが、今週はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁からは慎重な意見が聞かれた。CMEフェドウオッチャーによると、3月の利上げ織り込み度は10%以下という結果になる。

また、今週はユーロが1.06台に軟調推移しているが、主因は欧州政局である。仏大統領選では有力視された中道右派候補のフィヨン氏が、妻への給与支給疑惑で進退が危ぶまれ、中道独立系のマクロン前経済相が有力視されるが、一方“当選すればユーロ圏離脱”を訴えている極右政党国民戦線のル・ペン党首が支持率で優勢との調査もあり、先行きが不透明だ。

また、独でもメルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)合計支持率が30%と、対抗政党社会民主党(SPD)の31%に初めて逆転されており、秋の総選挙を控えて政局が不安定だ。更にスコットランド独立再投票の可能性や、IMFによるギリシャ救済延長には銀行の自己資本比率大幅増強が必要との判断など、欧州懸念は尽きない。

目下為替相場は神経質に動いているが、やはりその根底にはリスク許容度の増減があると言える。欧州政局やBrexitは直接リスク許容度に関わってくるが、トランプ政権発足以来のトランプ大統領の言動や施策を振り返れば、トランプ政策もFRBの金融政策と密接に係っており、以下のようにドル相場に影響していると言えるのではないか。

<ドル高に作用>
先週のドッド・フランク法撤回に見られるように、規制緩和や財政・税制・ヘルスケアなど前向きな内政関連は政策期待がまだ健在であり、株式市場やドル相場を押し上げ、リスク選好的となる。財政拡大・金利上昇シナリオから、FRBも金融引き締め方向となりドルをサポート。

<ドル安に作用>
今回の入国禁止措置や他国の通貨政策批判、メキシコ国境の壁や国境税導入など、トランプ外交や安全保障面での保護主義的・排他的政策がフォーカスされる場合には、リスク回避色となりドルが下落。係るリスク回避色が強まれば、FRBの金融引き締めも遠ざかり、一層ドルを押し下げる。

トランプ政策は経済・金融面への影響のみならず、リスク許容度にも深く関連しており、結果的にFRBの金融政策にも影響を与えると言えるだろう。足元は前述の欧州懸念に加えて、トランプリスクも依然として認識される状況であり、リスク回避色が徐々に強まる展開を予想する。また、米国の独に対するユーロ安批判に対しては、メルケル首相、ショイブレ財務相、バイトマン独連銀総裁そろい踏みで“言われなき批判”に反論しているが、論旨の正しさは説明の必要もない。

また、日米首脳会談を控えて今週発表された2016年の米国の貿易赤字相手国として、日本が独を抜き中国に続いて2位となり、不穏な雰囲気だ。もちろん日本側も円安誘導などという時代錯誤的な批判を真に受けないだろうが、昨日発表された12月の貿易黒字幅も再び増加している。

対米直接投資の土産話には満足せずに、長年の超低金利にもかかわらず個人消費や内需が弱い日本経済は、円安誘導批判よりも重い指摘をトランプ政権から受ける可能性がある。いくらお互いに好きなゴルフ外交をしようとも、円安誘導撤回発言などはあるはずもなく、米国からの注文次第では再びドル円に売り圧力がかかる展開が予想される。

今週の豪ドル関連情報

 ① 金相場堅調

 ② 最近のユーロ/豪ドル相場

① 金相場堅調

豪州の金生産量は世界全体の生産量の約10%であり、また輸出全体に占める割合も10%前後である。現在の金価格は1オンス1,240ドルと先週一週間で2.1%上昇。昨年11月以来の高値をつけている。ドル相場が下落すると、ドル建て商品相場は一般的に上昇するが、ドル相場が一時より下落している上に、FRBの金利引き上げ観測も後退していることが金価格をサポートしている。
また、就任以来のトランプ大統領の一部イスラム諸国への入国禁止令、通貨安批判、保護主義的言動等がリスク許容度を減少させ、“safe haven(安全資産)”としての金の価値を高めている。
この金価格の上昇を好感して、貴金属ETF(投資信託)に組み込まれる金産出会社の株価は軒並み上昇。豪州で最大の金産出会社 Newcrest Miningの株価は昨年12月中旬から34%上昇している。
しかし、金価格の行方については慎重な見方も根強い。米国金利の上昇や株価の更なる上昇は金投資を鈍らせるであろうし、米国や欧州の政局不安にもかかわらず、世界経済が回復基調となれば、安全資産としての金の価値は低下するとの認識がある。

② 最近のユーロ/豪ドル相場

現在ユーロ/豪ドルは一時1.40割れと2015年5月以来の安値となっている。足元の欧州政局不安、特に仏と独の懸念がユーロに下値圧力を掛けており、ユーロの動向は今年年初より上昇基調にある豪ドルと対照的な動きとなっている。
特に仏の大統領選を巡る不透明感が強い。極右政党国民戦線のル・ペン候補が勝利すれば、ユーロ圏からの離脱を明言していることが警戒感を高めている。最近の世論調査ではル・ペン候補の支持率が25.5%で最も高いとの調査結果もあるが、英国のBrexitもル・ペン候補をサポートする結果となっている。
もう一つのユーロ圏の大国独においても、メルケル首相のキリスト教民主同盟/社会同盟の支持率が野党社会民主党に逆転を許すなど、ユーロ圏の二大国独仏の政局は共に先行き不透明感が強い。どちらが脱退してもユーロ圏は立ち行かなくなるとの悲観的見方が根強い。
もっとも大西洋の反対側、米国トランプ政権も世界を混乱させており、ドル自体も磐石ではないが、今週のRBA理事会声明でも見られたように、対照的にRBAは従来よりも豪州経済に対して強気の見方をしている。年後半における利上げ観測も聞かれる中、政治・経済両面での豪州の優位性が為替にも色濃く現れているといえる。

足元の豪ドル見通し――やや頭重い展開か

向こう一週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.7500-0.7700  AUDYEN:84.00-87.00

豪ドルはドル円が軟化した影響から対円では85円台にやや軟化したが、対ドルでは76セント台で堅調推移している。今週発表された12月の小売売上高は、クリスマス商戦が期待されたものの、前月比-0.1%(予想+0.3%、前回+0.2%から+0.1%に下方修正)と失望感を誘った。ただ、豪ドルに大きな崩れはなかった。

今年最初のRBA理事会では、トランプ政権発足後の世界経済をポジティブにとらえ、中国経済も2016年に改善と指摘。また豪州経済については、衝撃のQ3GDP前期比-0.5%からQ4は妥当な伸びを示すと予想し、ここから数年は+3%程度を予想している。また、インフレ率は現在かなり低いと認識する一方で、「豪ドルの上昇は経済の調整を困難にする可能性がある」との常套句は、前回12月と変わっていない。

「トランプドル高」と同様、「トランプドル安」の可能性も念頭に置いているようだ。豪州経済は貿易収支の黒字転換という追い風を受けているが、トランプリスクも特に中国との関係を通じて、豪州へも影響を及ぼす可能性があるだろう。

豪ドルはドル安で足元堅調推移してきたが、ややエネルギー切れの状況だ。対ドルで77セント台、対円で87円台のレジスタンスレベルをブレークするには、“ドル円に大きな崩れがない状況でのドル安”という環境が必要になってくるだろう。RBAの金融政策については、明日発表されるRBA四半期金融政策報告書が注目される。

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

 

メルマガ無料配信中!

メルマガの配信をご希望の方は右のボタンより登録ページへお進みください。

マーケットビュー メルマガ登録

セントラル短資FXで取引をはじめる 当社でお取引をご検討の方

無料セミナ―を受講する

セントラル短資FXが提供する無料セミナー

「マーケットビュー」執筆陣も出演中。外貨投資の基本からFXのトレードテクニックまで各種セミナーを開催しています。

取引をはじめる

オンラインでスピード口座開設 最短翌営業日で開設

口座開設

!
  • ※当社による情報サービスは、お客さまの投資判断に当たって参考となる情報の提供を唯一の目的としており、断定的な判断の提供や特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
    当社および情報提供者は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
    当社が提供する情報の著作権は、セントラル短資FX株式会社または情報提供者に帰属します。当社の事前の承諾なく情報の全部または一部を引用、複製、転送などにより利用することを禁じます。
マイページログイン
口座開設
わからないことは
0120-30-8806 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
ご利用いただけない場合 03-6833-0250

受付時間:午前08:00〜午後07:00(平日)