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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

予想通りのリスク回避、ドル安からドル高に

更新日:2015年9月24日

サマリー

FOMCにおける利上げ先送りの計らいも主要国の株価をサポートせず、根強い中国の景気後退不安や独自動車会社の排ガス検査不正疑惑も浮上して、再びリスク回避色が強い展開となりつつある。
FOMC直後に急落したドルは、その後欧州や資源国での金利先安観を惹起し、リスク回避の動きからむしろドル自体は強含みに転じた。再びドル高・円高・その他通貨安の様相だ。
FOMCの優しい決断が、逆に金融市場の自信を喪失させているように感じる。
地合いが悪化してくると中国の9月財新メディアPMIや独自動車会社疑惑など、個々の悪材料が負の相乗効果となってリスク回避の動きが増幅する。
今週は米中首脳会談が予定されるが果たして中国が「新たな大国関係」の名の下、世界経済に対して前向きな発信ができるか? 注目したい。
ターンブル新首相就任を好感し、FOMCの直後は72セント台後半、87円台半ばまで急反発した豪ドルも後が続かず、中国財新メディアPMIの弱い数字やリスク回避の流れに押されて再度70セント割れ、84円割れに反落している。
9月上旬の最安値圏が再び視野に入ってきたが、米中首脳会談によるポジティブ効果を期待するのは“ぬか喜び”に終わるのであろうか。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(9/17-9/24)
AUDUSD:0.6989-0.7280  AUDYEN:83.82-87.51

この1週間は再びリスク回避の動きが活発化した。
先週のFOMCで米利上げは先送りされ、逆にユーロ圏の追加緩和観測が高まり、英国の英上げ観測後退となったが主要国の株価はサポートされず軟調推移した。
発表された中国の9月財新メディア製造業PMIは弱く、加えてフォルクスワーゲン社の米国排ガステストに関わるソフトウエア不正疑惑が浮上し、市場のセンチメントを更に悪化させた。
為替市場ではFOMC直後にドルが急落したが、米国の年内利上げ観測は変わらず、むしろその他国(欧州、日本、資源国など)の金利先安観が強まってドル買い/欧州通貨売り/資源国通貨売りが活発化した。リスク回避の強まりを受けてドル高・円高の様相となっている。
ドル円は120円台を挟んで不安定な動きに終始し、一方ユーロはFOMC直後の高値1.14台から1.11台に下落したが、昨日はドラギ総裁の四半期報告で10月追加緩和を強く示唆する発言がなかったことから、一時1.12台にショートカバーで反発する局面もあった。
ユーロ/円が一時133円台、ポンド/円が183円割れなど円クロスは総じて軟調。
先週はターンブル首相就任を好感し、中国株式市場の底堅さもあって、FOMC直後は72セント台後半、87円台半ばまで反発した豪ドルであるが、今週は中国の財新メディア製造業PMIの弱い数字やリスク回避の動きを嫌気して、再び70セント割れ、84円割れまで下落している。
ユーロ/豪ドルは再び1.60台まで反発し、豪ドル/NZドルは1.11台に反落するなど再び豪ドル全面安になっている。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.6900-0.7200  AUDYEN:83.00-86.00

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.6700-0.8200  AUDYEN:78.00-93.00

足元のセンチメント…再びベアセンチメント
足元の予想…押し目買いこなしつつ下値テスト

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややブル)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ややベア)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

現在、為替市場の動きに影響しているのは二つのポイントだ。
一つ目は米国の利上げ時期と主要国の金融政策の相対的関係。そして二つ目は市場のリスク回避の出方。
先週のFOMCにおける“米国の不作為”は上の二つのポイントにそれぞれ大きな影響を与えてくれた。
あれだけ経済指標の強い米国が“ゼロ金利解除もできない”現状は市場のコンフィデンスを傷つけ、市場のネガティブ思考を増長したことは間違いないところ。
FOMCの据え置きを受けてECB当局者は追加緩和の可能性を強調し始めたし、BOEの利上げ観測も遠退いた。
また豪州、カナダなど資源国でもFOMC後更なる金融緩和観測が高まっているし、日本でも追加緩和観測が依然としてくすぶっている。
依然として米国の年内利上げ観測が優勢である上に、米国以外の主要国の追加緩和観測を高めたことが、FOMC後の初期反応としての急落したドルがその後ここまで急反発してきた背景であろう。
一方、米国の金利据え置きにより金融市場の自信は大きく揺らぎ、株価は世界的に軟調となり新たなリスク回避ムードを醸し出している。
かかる状況下で独フォルクスワーゲン社の米国での排ガステスト違法ソフトウエア使用疑惑が浮上し、巨額のリコール引当金や制裁金の可能性が報じられ欧州株価を更に押し下げた。
またアジア開銀は今年の中国成長見通しを前回の7.2%から6.8%に引き下げ、昨日発表された9月の財新メディア製造業PMIが47.0と2009年3月以来の低い水準になって上海総合指数が再度反落していることもリスク要因と認識される。

要は米国の行った健康診断(FOMCの決定)で世界経済はまだ病人と診断されたために、市場は弱気になり、リスク要因というウイルスに直ぐ感染しやすい状況になっているのだ。
病は気からというが、米国の播いた先行き不透明感は、市場の自信さえも失わせつつあるのではないだろうか。イエレン議長は会見で「大半は年内利上げを予想」と言う半面「初回利上げを過剰に重視すべきではない」と言いつつも「10月を含めすべての利上げの可能性がある」と発言しているが、彼女の思いやりがFRBのポリシーさえも不明確にしているようだ。イエレン議長は各国金融市場の不安を懸念しているのは分かるが、加えてインフレ低迷の大きな原因である原油価格の底入れを待っているのであろうか。同議長のハト派的発言が市場のインフレ期待を著しく損ねていることは間違いないが、それが“優しいイエレンさん”のハト派的な所以なのであろう。

今週のもう一つの焦点は米中首脳会談である。
南シナ海での中国の海洋進出やサイバーセキュリティをめぐる問題など両国の問題点は多いが、一方中国が最近の株価対策や景気刺激策を含めて米国との「新たな大国関係」の構築に前進すれば、世界経済にとって朗報に他ならない訳でその結果を注視したい。

豪ドルはターンブル首相就任のご祝儀相場は早くも剥落し、ドル高・リスク回避の動きに引きずられるように再び70セント割れ、84円割れまで反落している。
直接は昨日発表された中国の9月財新メディア製造業PMIの弱い数字がだめ押しとなったが、基本的には軟調な商品相場や中国不安、更には不安定な株価動向など、豪ドルを取り巻く環境に大きな改善は見られない。
ただ当地におけるターンブル新内閣への期待感は強く、9月上旬に見た底値を大きく割る展開にはならないと予想する。

【主なイベント】

9/24
(木)

(日)7月全産業活動指数
(独)10月GFK消費者信頼感、9月IFO景気動向
(米) 新規失業保険申請件数、8月耐久財受注、8月新築住宅販売

9/25
(金)

(日)8月消費者物価指数 
(米)Q2GDP(確報値)、9月ミシガン大学消費者信頼感

9/28
(月)

(日)7月景気先行指数
(中)8月工業利益
(米)8月個人所得、8月PCEコアデフレータ

9/29
(火)

(日)9月中小企業景況判断
(ユーロ圏)9月消費者信頼感
(独)9月CPI
(米)7月S&Pケースシラー住宅価格指数、9月消費者信頼感

9/30
(水)

(日)8月鉱工業生産、8月小売販売額、8月住宅着工件数
(豪)8月住宅建設許可件数、8月民間部門信用
(中)9月財新メディア製造業、非製造業PMI(確報値)
(ユーロ圏)8月失業率、9月CPI
(独)9月失業率
(米)9月シカゴ購買部協会景気指数

10/1
(木)

(日)日銀短観
(中)休場(国慶節)、製造業/非製造業PMI
(豪)9月AIG製造業指数
(ユーロ圏)9月製造業PMI
(独)9月製造業PMI
(仏)9月製造業PMI
(伊)9月製造業PMI
(米) 新規失業保険申請件数、9月ISM製造業景況指数

10/2
(金)

(豪)8月小売売上高
(日)8月失業率 
(米)9月雇用統計

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(9/17)

豪州
ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good

・Q2住宅価格インデックス前期比+4.7%(予想+2.3%、前回+1.6%)、前年比+9.8%(予想+8.0%、前回+6.9%)(9/22)
・8月就業者数+17.4千人(予想+5千人、前回+39.2千人)、失業率6.2%(予想6.2%、前回6.3%)(9/10)

・8月NAB企業景況感+11(前回+6)(9/8)
・7月貿易収支-2.46bio(予想-3.1bio、前回-3.05bio)(9/3)
・7月住宅建設許可件数、前月比+4.2%(予想+3.0%、前回-8.2%)、前年比+13.4%(予想+10.1%、前回+8.8)(9/1)
・14/15財政年度合計民間設備投資予想$150.68bio(前回$149.98bio)、15/16財政年度予想$114.8bio(前回$104.4bio)(8/28)
・Q1建設活動前期比+1.6%%(7Qぶりのプラス、予想-1.5%、前回-2.4%)(8/26)
・熟練工求人 +0.1%(前回-0.9%)(8/19)
・8月消費者インフレ期待3.7%(前回3.4%、6ms high)(8/13)
・Q1PPI前年比+1.1%(前回+0.7%)(7/31)
・Q2輸入価格インデックス前期比+1.4%(前回-0.2%)(7/30)
・Q2CPI(ヘッドライン)前年比+1.5%(予想+1.7%、前回+1.3%)、前期比+0.7%(予想+0.8%、前回+0.2%)、RBAアンダーライイングインフレーション前期比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.7%)、前年比+2.2%(予想+2.1%、前回+2.3%)(7/22)

*Bad

・8月WESTPAC Leading Index -0.3%(5ms low前回0.0%)(9/16)

・7月住宅融資残高前月比+0.3%(予想+0.8%、前回+4.8%)、投資貸付-5.6%(前回+7.8%)(9/9)
・9月WESTPAC消費者信頼感-5.6%(前回+7.8% )、93.9(前回99.5)(9/9)
・8月NAB企業信頼感 +1(前回+4)(9/8)
・7月小売売上高-0.1%(予想+0.4%、前回0.6%)(9/3)
・Q2GDP前期比+0.2%(2年ぶりの低水準、予想+0.4%、前回+0.9%)、前年比+2.3%(予想+2.1%、前回+2.5%)(6/3)
・Q2経常収支-19bio (予想-15.9bio 、前回-10.7bio)(9/1)
・Q2民間設備投資(CAPEX)前期比-4.0%(予想-2.5%、前回-4.7%)(8/28)
・Q2賃金コスト指数 前月比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.5%)、前年比+2.3%(17years low、予想+2.3%、前回+2.3%)(8/12)
・Q1PPI 前期比+0.3%(前回+0.5%)(7/31)
・Q2輸出価格インデックス前期比-4.4%(1 year low、前回-0.8%)(7/30)

----------------------------

・S&P ―AAA確認、見通し安定も、財政改善しなければ格下げの可能性(7/24)
・RBA四半期金融政策報告書(8/7)

来年のGDP見通し引き下げ、インフレ見通し引き上げ
2015年GDP 見通し +2.5%(前回+2.5%)
2016年GDP見通し +2.5-+3.5%(+2.75%-+3.75%)
インフレ見通し(ヘッドライン)
2015年 2.5%(前回2.5%)
2016年 2.0%-3.0%(1.75%−2.75%)

・IMF世界成長見通し(2015/7/10)( )2015年4月時
2015年3.3%(3.5%)

・IMF豪州経済見通し
2015年2.8%(前回2.9)、2016年3.2%(前回3.1%)(5/11)

・2015/16年連邦予算案(2015/5/12)
(2014年5月時点)

財政赤字2015/16年351億豪ドル(予想400億豪ドル、前回312億ドル)、17/18年赤字144億豪ドル、18/19年赤字69億ドル、19/20年黒字転換、2014/15年GDP 2.5%、2015/16年2.75%、16/17年3.25%、17/18年3.5%、18/19年3.5%
鉄鉱石価格 48ドル/トン

+3

+2

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

不冴えな中国財新PMI、株価軟調、ワーゲン不正疑惑などでセンチメント悪化。昨日NYKダウは-50ptsの16,279。本日off shoreでは-50 pts。恐怖数(VIX Index)は-0.31ptsの22.13。

-3

+2

短期筋推定市場ポシションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが12,587コントラクト減って売り40,729コントラクト(9/15)。短期筋は再び売りポジション増える。

+2

-2

商品相場

原油は44ドル台に下落、金価格は1134ドル台に上昇。昨日CRBは-2.45の192.90。鉄石は57ドル台で小康、石炭(燃料炭スポット)は57ドル台で小康。

-3

-2

金利・為替(当局)

スティーブンス総裁―豪ドルの下落が支出に良い影響を与え始めている。豪ドルは大きな調整を行った(9/18)、RBA議事録―豪ドル安は経済成長を支援するだろう、米利上げなら市場に大きな影響を及ぼす可能性(9/15)、弱いQ2GDPやRBNZ利下げで追加緩和観測高まる(9/10)RBA理事会―緩和的な金融政策が必要、豪ドルは商品の大幅安に対して調整しつつある、(8/13)ケント総裁補―失業率は安定し労働需要は上向いている、(8/12)ロウ副総裁住宅バブル懸念、(8/7)RBA四半期金融政策報告書−FOMCが利上げする時豪ドルが下落する合理的チャンスがある、2016年成長見通し下方修正、(8/4)
RBA理事会「一段の豪ドル安が必要」の文言削除、―中国からの資本流入は年間4000億ドル(7/30)、RBA利下げ2.25%→2.00%(2011年11月以来10回目の利下げ)easy biasの文言なしで、利下げ打ち止め感(5/5)、RBA利下げ(2013年8月以来18カ月ぶり)2.25%(予想2.50%、前回2.50%)(2/3)、
豪ドルは75セント近辺が望ましい(12/11)、(スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.518%に縮小。

-3

-3

需給

株安と豪ドル安で豪企業対象のM&A9月までの1年間で前年同期比+23%、1〜9月海外からのM&A A$35.3bio(昨年1年A$37.6bio)、中国からの資金流入年間4,000億ドル、本邦企業の豪州企業買収活発化(2014年日本郵便が物流大手トール買収6.5bioなど、金融:2011年第一生命が豪州生保最大手TALを1.2bioで買収、日本生命がNABの生保部門を2.5bioで買収交渉中)、豪ドル先安観から海外投資家の豪ドル買い後退。ソブリンウエルスファンド(SWF)は豪ドルの押し目買いスタンス。日々の資源輸出カバーの豪ドル買い需要。中国の鉄鉱石需要減退観測。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

一目均衡表の雲が急落してボリンジャーバンドに入ってきた。ボリンジャーバンドは依然横ばい。21日から昨日まで3連続陰線となり「三羽ガラス」となって大幅下落の可能性が再び出てきた。17日18日の上ヒゲでラウンドトップを形成した可能性がある。RSIは豪ドル/ドルが37.58%、豪ドル/円が37.18%で再びoversold増え出す。

-3

+2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは96.28に上昇し、ユーロは1.12割れに下落。

-3

+2

中国関連

9月財新メディア製造業PMI速報 47.0(2009年3月以来の低さ→株価反落、予想47.5、前回47.3)、今週は米中首脳会談(9/25)、9/16株価大幅反発、8月鉱工業生産+6.1%(前年比、予想+6.5%、前回+6.0%)、8月小売売上高+10.9%(予想+11.2%、前回+11.2%)、8月都市部固定資産投資+10.9%(+11.2%、前回+11.2%)(9/13)、8月CPI+2.0%(予想+1.8%、前回+1.6%)、PPI-5.9%(予想-5.6%、前回-5.4%)(9/10)、財政省インフラ向け支出拡大や税制改革加速方針を表明(9/9)、8月貿易収支+$60.2bio(予想+$51.5bio 、前回+$43.03)、輸出前年比 -5.5%(予想-5.0%、前回-8.3%)、輸入-13.8%(予想-6.0%、前回-8.1%)(9/8)、(9/8)中国当局サーキットブレーカー導入を検討、(9/6)証監会株価下支え方針発表、(9/1)中国8月製造業PMI49.7(3 yrs low、予想49.7、前回50.0)、8月非製造業PMI53.4(前回53.9)、(8/28)7月工業収益-2.9%(前回-0.3%)、(8/27)中国当局株価下支え、中国人民銀行利下げ、預金金利・貸出金利25bp、預金準備率50bp(2015年5回目の利下げ)(8/25)、(8/24)本日上海総合指数は8%下落。(8/21)天津港爆発事故もあり株価大幅下落、IMF(中国経済評価に対する報告書)−人民元の対米ドル仲値調整など為替改革を評価、人民元は過小評価されていない、中国GDP予想2015年6.8%、2016年6.3%(8/14)、8/14は切り下げなし基準値6.3975(前日6.4010)、 中国人民銀行人民元切り下げ、今年5回目、(8/13)6.4010(1.1%)、(8/12)6.3306(1.6%)、(8/11)6.2298(1.9%)、(8/4当局は空売り規制強化もその後も株価軟調、株再び下落、中国当局株価維持姿勢強調(7/28)、Q2GDP 7.0%(予想6.8%、前回7.0%当局「GDPは意図的に引き上げられたことはない」?)(7/15)、監督管理委員会、大株主、企業経営幹部の持ち株売却を6カ月禁止(7/9)、金融当局違法の空売りを調査、(7/9)、株価大幅が続落で売買停止相次ぐ(7/8)、中国当局株価テコ入れ(7/8)、中国人民銀行0.25%利下げ、一部預金準備率も(2015年4回目の利下げ)(6/27)、中国5月新築住宅価格70都市中41年で前月比下落、 高値警戒感と需給悪化懸念で上海株大幅下落、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに中国A株採用見送り(6/10)基準金利である1年満期貸出金利を0.25%引き下げて5.1%、1年満期預金を0.25%引き下げて2.25%、(2015年3回目の利下げ)(5/10)、中国人民銀行預金準備率1.0%引き下げ(19.5%→18.5%、2015年2回目)(4/18)、中国人民銀行株の空売り規制緩和、Q1GDP 7.0%(予想7.0%、前回7.3%)(4/15)、(2014年GDP7.4%(2013年7.7%、2012年7.7%、2011年9.3%)、AIIBへの参加51カ国に(4/1)周中国人民銀行総裁「金融政策に調整の余地」(3/30)、習近平国家主席―シルクロード沿いに巨大経済圏「一帯一路構想」(3/30)、全人代後株価急騰(景気刺激策への期待)、中国全人代閉幕―新常態7%の成長目標、全人代開幕(3/5)、中国人民銀行利下げ-0.25%預金・貸出金利(2/28、2015年1回目)、中国人民銀行預金準備率0.5%引き下げ(20.0%→19.5%)(2/3)、中国利下げ(2012年7月以来)―1年物預金金利3%→2.75%、1年物貸出金利6%→5.6%(11/21)、
上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、
上海総合指数は+8bpsの3,124。

-4

-3

国内政局・産業界等

マルコム・ターンブル氏新首相に(9/15)市場好感、トヨタ2017年車生産中止、Fairfax/Ipsos national poll)(8/13-15実施)( )は前回7月、保守党やや後退、二大政党支持率―保守連合46%(47%)、労働党54%(53%)、各政党支持率保守連合38%(39%)、労働党36%(35%)、緑の党16%(16%)、首相適任者アボット39%(39%)、ショートン45%(43%)、アボット政権のビショップ議長辞任(8/3)、豪ドルの購買力平価下落=生活水準低下との考え方(7/14)、Australian Industry Group(AIG)は利下げを歓迎(5/5)、AIIB参加表明(3/29)、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、(2/9)アボット党首辞任動議―賛成39、反対61で否決、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、QLD州選挙で労働党勝利(2/1)、アボット政権GST引き上げ方針、シドニー人質事件、豪ドル高懸念やや和らぐ。アボット政権中国とEFT締結へ、政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ、(9/17)社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(2014/7/17)。

+2

+2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

再び売りバイアス

-9

+3

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

モリソン新財務相

21日の新内閣組閣においてターンブル首相は閣僚に若手や女性を多く起用した。マリス・ペイン氏が同国で女性として初めて国防相となるなど、女性閣僚は前政権の2人から5人に増加した。アンドリュー・ロブ貿易相やジュリー・ビショップ外相は留任した。
組閣の目玉である財務相には47歳のスコット・モリソン氏が抜擢された(とても47歳には見えないが)。

モリソン氏はシドニー生まれで警察官の子として育ち、ニューサウスウエールズ大学で経済学と地理学の学位を得た。政治家になる前はTourism Australia(豪州の観光・ビジネス促進のための政府系機関)の代表を務めた。
アボット政権下で移民相時代にアジア各国からの難民(ボートピープル)対策で厳しい姿勢を取り、その後の社会サービス相時代には児童保護制度を改革し、年金減額法案の上院における審議の遅れを打破した。
彼は「私の流儀は前職同様に課題に対して慎重かつ誠実で秩序だったアプローチをすることだ。国民の税金は真剣に最善の目的に使用されるべき。財政赤字は安定的に減少させ、次世代への負担は制御されなければならない」と述べている。
また「財務相就任は大きな栄誉であり、我々の大志は豪州経済に自信を取り戻させることである。自信は雇用の拡大から生まれる」と述べている。

またジョー・ホッキー前財務相はターンブル首相の入閣要請を断った。現在駐米大使であるキム・ベイズリー前労働党党首の任期満了に伴い、次期駐米大使となることがターンブル首相から打診されているが、ターンブル首相はホッキー氏を評価していたと言われる。

この新組閣に対して影の財務相である労働党のクリス・ブラウン氏は「モリソン氏は裏切りの代償として財務相職を得た。首相と財務相が2年で同時に首になった混乱の豪州経済への影響は甚大だ。顔ぶれは新しくなったが経済・税制対策は旧態依然のままだ」と手厳しい。

 

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