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マーケットビュー

木曜 津田穣のG´Day! (グダイ!) 豪ドルレポート 豪州からホットな最新情報をお届け

リスク回避の向こう側

更新日:2015年9月3日

サマリー

今週も、先週のリスク回避の動きが継続し、株価は二番底を付けに行ったが、さすがに中国休場、週末のトルコG20や米国の8月雇用統計を控えてリスク回避の一服といったところ。
必ず起こるリスク回避の動きであるが、経済活動に害悪となることは疑う余地はないが、強いて利点を挙げれば、株価や不動産価格バブルを事前に防ぐ浄化作用とでも言えるだろうか。
ただテレビニュースでも中国発の世界同時株安が頻繁に報道される状況を見るにつけ、リスク回避の動きも終盤に差し掛かっているように思う。
豪ドルは、資源国通貨・高金利通貨・リスク通貨という特性が完全に裏目に出ており長らく下値圧力を受けてきたが、今週発表された弱いQ2GDPを機に2009年4月以来の69セント台を示現した。
今週は、他の資源国カナダやブラジルのリセッション入りが確認されたが、豪州も含めて資源国への逆風は続く。
リスク回避の動きも豪ドルへの大きな重石だが、市場心理の好転なくしてはショートカバー以外に腰の据わった反転は望めない。

豪ドルここまでのレビュー

先週からの相場レンジ(8/27-9/3)
AUDUSD:0.69794-0.72059  AUDYEN:83.651-87.330

先週は月曜日の“ブラックマンデー”で中国発の世界同時株安が進行し、株安・原油安・円高のリスク回避相場となった。この流れは今週初も継続したが、今日、明日の中国市場休場や明日の米国8月雇用統計やトルコG20を控えてさすがにリスク回避も一服というところ。
火曜日まで二番底を付けに行った主要国の株価は昨日くらいから反転し始め、38ドル台まで下落していた原油価格も一時48ドル台まで反発した。
火曜日に119円台前半まで下落したドル/円は120円台後半に反発し、ユーロ/円も134円台から135円台に、ポンド/円も182円台から184円台にそれぞれ値を戻している。
中国不安やリスク回避の動きで下方圧力が高まっていた豪ドルは、昨日発表されたQ2GDP(OZ NOW参照)が予想を下回る弱いもので2009年4月以来の70セント割れ、83円台半ばまで下落したが、現在は70セント台前半、84円台半ばに小反発している。
先週の安値1.55台から1.61台に上昇したユーロ/豪ドルは1.59台に反落し、一方で先週1.12台に上昇した豪ドル/NZドルは1.10台に反落している。
相変わらず豪ドル売り圧力が強いが、イベントを控えて売りも一服といったところ。

豪ドル見通し

向う1週間の予想レンジ:
AUDUSD:0.6900-0.7200  AUDYEN:83.00-87.00

向う半年の予想レンジ:
AUDUSD:0.7000-0.8500  AUDYEN:80.00-97.00

足元のセンチメント…依然ベアセンチメント
足元の予想…下値テストと買い戻しで乱高下

主要通貨の中期的バイアス:
・米ドル…保合からややブル(足元ややブル)
・円…ベア(足元ややベア)
・ユーロ/ドル…ニュートラル(足元ニュートラル)
・豪ドル/ドル…ニュートラル(足元ややベア)

先週の中国発世界同時株安のリスク回避は依然収まらず、今週もNYKダウ、日経平均、上海総合指数など主要国の株価は二番底をつける勢いである。
今週発表された中国8月製造業PMIが50を割って3年ぶりの低水準になったが、これに呼応するかのように発表された米国の8月ISM製造業景況指数も予想を下回り、早くも中国経済減速が米国経済にも影響し始めたとの悲観的な見方もある。
しかし最近のアルゴリズムなどシステム売買を駆使した為替相場や株価の崩落現象において、次々とストップロスを巻き込みながら損切りの嵐となる市場を見ていると、例えは悪いが、まるで“ハーメルンの笛吹き男”に先導されて川に次々と飛び込んでいくねずみの大群のように思えてくる。
一寸先は奈落の底であるにもかかわらず先を争って飛び込んでいく。
そして下落を先導する一握りの人間は下げ相場でおいしい思いをしているのであろう。
株価は安いよりは高いほうがいいに決まっている。株価の大幅下落は投資家心理を冷やし、企業活動も停滞するだろう。

市場心理というよりはむしろ群集心理を動かしてリスク回避の波がスパイラルに広がってきたわけだが、所詮それは市場関係者内の出来事だ。中国株が暴落しようがドル円が急落しようが、一般の勤め人は毎日会社に行き仕事(経済活動)に勤しむわけで、相場が乱高下しようとも経済活動は一瞬たりとも停止しない。
為替レートにしてもキーンであるのは為替エクスポージャーのあるビジネスに関わる人やポジションを持つトレーダーに限られるわけで、大半の一般人は無関心だろう。
ただ、極々限られた市場関係者がかかわるリスク回避相場が、株価の暴落などを通じて経済全体に影響するところが怖いところであり、マネーゲームの産物であるリスク回避相場など害悪こそあれ何のメリットもないと思う。
唯一の経済効果といえば、掛かるリスク回避の動きが行き過ぎた株価や不動産バブルに対する自然の浄化作用となりうる点ではないだろうか。
テレビのニュースが頻繁に“中国発の世界同時株安”を報道し、市場に関係のない人まで周知の事実となっている現状を見ると、今回のリスク回避相場も終盤に差し掛かっているように感じる。
リスク回避相場の最中、今週モルガンスタンレーは2009年以来の株式全面(フルハウス)買いを推奨した。向こう12ヶ月で23%上昇してV時回復する典型的かつ稀なケースだそうだ。
現在の株安は心理主導による売りが主体で世界経済のファンダメンタルズに基づいていないというのが理由だ。なお、モルガンスタンレーは2007年6月に株式全面(フルハウス)売りを推奨して当てている。
「振り下ろす刃の下ぞ地獄、飛び込んでみよ、極楽もあり」という古来からの相場の格言もあるが、市場心理がネガティブからポジティブに変わる転換点が必ず来るはずであり、そろそろ転換点を模索すべきと考える。

豪ドルは3大特徴である資源国通貨、高金利通貨、リスク通貨という特徴が現在すべて裏目に出ており、今週2009年4月以来の70セント割れを示現し、対円でも83円台まで値を下げた。
発表されたQ2のGDP(OZ NOW参照)が前期比+0.2%(予想+0.4%、前回+0.9%)、前年比+2.0%(予想+2.2%、前回+2.3%)と予想を下回り、年内再利下げ観測が再浮上している。
ただ他の先進国を向こうに回して24年間連続でリセッション(2期連続のマイナス成長)なしを達成しているのも事実である。
今週、一時48ドル台までの反発を見せた原油価格や、鉄鉱石・石炭価格の底堅さを見るとこれ以上の商品価格の続落には歯止めがかかっているようにも見える。
ただ豪ドルの下値圧力を軽減するにはやはり現在のリスク回避相場の好転が必要であり、足元は下値不安が消えない。

【主なイベント】

9/3
(木)

(豪)8月AIGサービス業指数、7月貿易収支、7月小売売上高
(中)戦勝70周年記念休場
(ユーロ圏)8月非製造業PMI、 ECB理事会、7月小売売上高
(仏)8月非製造業PMI
(伊)8月非製造業PMI
(米) 新規失業保険申請件数、7月貿易収支、8月ISM非製造業景況指数

9/4
(金)

(中)戦勝70周年記念休場
(米)8月雇用統計
(トルコ)G20(〜5日)

9/7
(月)

(豪)8月AIG建設指数、8月ANZ求人広告
(日)7月景気先行指数
(独)7月鉱工業生産
(米)労働祝日

9/8
(火)

(豪)7月住宅貸付残高
(日)7月国際収支、Q2GDP(二次速報値)
(中)8月貿易収支
(ユーロ圏)Q2GDP(改定値)
(米)7月消費者信用残高

9/9
(水)

(豪)9月WESTPAC消費者信頼感
(中)8月CPI・PPI
(米)7月JOLT労働調査

9/10
(木)

(豪)8月雇用統計
(日)8月国内企業物価指数
(米) 新規失業保険申請件数

9/11
(金)

(独)8月CPI
(米)8月PPI、9月ミシガン大学消費者信頼感、8月財政収支

9/12
(土)

(中)8月小売売上高・鉱工業生産

Joe式豪ドル週替わりindex

独自の手法で10項目について豪ドル相場にとっての好悪インパクトをそれぞれ重要度を勘案しながら最弱評価から最強評価まで「-10―+10」でランク付けし、現状を総合判断したもの。したがって総合indexは理論的には最弱-100で最強+100となる。Indexが大きくプラス、マイナスに傾いている時がチャンス。
現状分析であり、今後を予測する機能はあまりないが、ポジション造成や閉じる際の参考にして頂きたい。

構成要因

ポイント

今回
数値

前回
数値
(8/27)

豪州
ファンダメンタルズ
(経済・政治)

*Good

・7月貿易収支-2.46bio(予想-3.1bio、前回-3.05bio)(9/3)
・7月住宅建設許可件数、前月比+4.2%(予想+3.0%、前回-8.2%)、前年比+13.4%(予想+10.1%、前回+8.8)(9/1)
・14/15財政年度合計民間設備投資予想$150.68bio(前回$149.98bio)、15/16財政年度予想$114.8bio(前回$104.4bio)(8/28)
・Q1建設活動前期比+1.6%%(7Qぶりのプラス、予想-1.5%、前回-2.4%)(8/26)

・熟練工求人 +0.1%(前回-0.9%)(8/19)
・8月消費者インフレ期待3.7%(前回3.4%、6ms high)(8/13)
・8月WESTPAC消費者信頼感-3.2%(2カ月連続の下げ、前回-6.9% )、92.2(前回95.3)(8/15)
・6月住宅融資残高前月比+4.4%(予想+5.0%、前回-7.3%)、投資貸付-0.7%(前回-3.5%)(8/7)
・7月就業者数+38.5千人(予想+10.0千人、前回+7.0千人)(8/6)
・7月TD Securities Inflation 前月比+0.2%(前回+0.1%)前年比+1.6%(8ms high、前回-1.5%)(8/3)
・AIG 製造業インデックス50.4(前回 44.2)(8/3)
・Q1PPI前年比+1.1%(前回+0.7%)(7/31)
・Q2輸入価格インデックス前期比+1.4%(前回-0.2%)(7/30)
・Q2CPI(ヘッドライン)前年比+1.5%(予想+1.7%、前回+1.3%)、前期比+0.7%(予想+0.8%、前回+0.2%)、RBAアンダーライイングインフレーション前期比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.7%)、前年比+2.2%(予想+2.1%、前回+2.3%)(7/22)

*Bad

・7月小売売上高-0.1%(予想+0.4%、前回0.6%)(9/3)
・Q2GDP前期比+0.2%(2年ぶりの低水準、予想+0.4%、前回+0.9%)、前年比+2.3%(予想+2.1%、前回+2.5%)(6/3)
・Q2経常収支-19bio (予想-15.9bio 、前回-10.7bio)(9/1)
・Q2民間設備投資(CAPEX)前期比-4.0%(予想-2.5%、前回-4.7%)(8/28)

・Q2賃金コスト指数 前月比+0.6%(予想+0.6%、前回+0.5%)、前年比+2.3%(17years low、予想+2.3%、前回+2.3%)(8/12)
・7月NAB 企業信頼感+4(前回+8)、企業景況感+6(前回+10)(8/11)
・7月失業率6.3%(予想6.1%、前回6.0%)(8/6)
・Q1PPI 前期比+0.3%(前回+0.5%)(7/31)
・6月民間部門信用+0.4%(前月比予想+0.5%、前回+0.5%)、+5.9%(前年比予想+6.0%、前回+6.2%)(7/31)
・Q2輸出価格インデックス前期比-4.4%(1 year low、前回-0.8%)(7/30)
・Q1住宅価格インデックス前期比+1.6%(予想+2.0%、前回+2.0%)、前年比+6.9%(予想+7.4%、前回+6.7%)(6/23)

----------------------------

・S&P ―AAA確認、見通し安定も、財政改善しなければ格下げの可能性(7/24)
・RBA四半期金融政策報告書(8/7)

来年のGDP見通し引き下げ、インフレ見通し引き上げ
2015年GDP 見通し +2.5%(前回+2.5%)
2016年GDP見通し +2.5-+3.5%(+2.75%-+3.75%)
インフレ見通し(ヘッドライン)
2015年 2.5%(前回2.5%)
2016年 2.0%-3.0%(1.75%−2.75%)

・IMF世界成長見通し(2015/7/10)( )2015年4月時
2015年3.3%(3.5%)

・IMF豪州経済見通し
2015年2.8%(前回2.9)、2016年3.2%(前回3.1%)(5/11)

・2015/16年連邦予算案(2015/5/12)
(2014年5月時点)

財政赤字2015/16年351億豪ドル(予想400億豪ドル、前回312億ドル)、17/18年赤字144億豪ドル、18/19年赤字69億ドル、19/20年黒字転換、2014/15年GDP 2.5%、2015/16年2.75%、16/17年3.25%、17/18年3.5%、18/19年3.5%
鉄鉱石価格 48ドル/トン

-3

+2

市場センチメント
(リスク値に対する円キャリーポジション造成・/解消などに関わる)

株価反発、リスク回避一服でセンチメントやや改善。昨日NYKダウは+293ptsの16,351。本日off shoreでは+12pts。恐怖数(VIX Index)は-5.31ptsの26.09。

+2

+2

短期筋推定市場ポシションと調整具合

シカゴIMMの通貨先物ポジションは前週から売りが13,844コントラクト減って売り63,727コントラクト(9/5)。短期筋は依然大幅ショート。

+3

+3

商品相場

原油は45ドル台に反発、金価格は1132ドル台で小康。昨日CRBは+0.78の197.30。鉄石は55ドル台で小康、石炭(燃料炭スポット)は59ドル台で小康。

-3

-4

金利・為替(当局)

弱いQ2GDPで追加緩和観測高まる(9/1)RBA理事会―緩和的な金融政策が必要、豪ドルは商品の大幅安に対して調整しつつある、(8/13)ケント総裁補―失業率は安定し労働需要は上向いている、(8/12)ロウ副総裁住宅バブル懸念、(8/7)RBA四半期金融政策報告書−FOMCが利上げする時豪ドルが下落する合理的チャンスがある、2016年成長見通し下方修正、(8/4) RBA理事会「一段の豪ドル安が必要」の文言削除、―中国からの資本流入は年間4000億ドル(7/30)、RBA利下げ2.25%→2.00%(2011年11月以来10回目の利下げ)easy biasの文言なしで、利下げ打ち止め感(5/5)、RBA利下げ(2013年8月以来18カ月ぶり)2.25%(予想2.50%、前回2.50%)(2/3)、
豪ドルは75セント近辺が望ましい(12/11)、(スティーブンス総裁―85セント近辺に下落することが望ましい(2013/12/12)。米豪10年利回り格差は0.498%に小幅拡大。

-2

+2

需給

中国からの資本流入年間4000億ドル(7/30)、本邦企業の豪州企業買収活発化(2014年日本郵便が物流大手トール買収6.5bioなど、金融:2011年第一生命が豪州生保最大手TALを1.2bioで買収、日本生命がNABの生保部門を2.5bioで買収交渉中)、豪ドル先安観から海外投資家の豪ドル買い後退。ソブリンウエルスファンド(SWF)は豪ドルの押し目買いスタンス。日々の資源輸出カバーの豪ドル買い需要。中国の鉄鉱石需要減退観測。

+3

+3

テクニカル
(チャート)

一目均衡表の雲とボリンジャーバンドが重なり合い抵抗線に。短期線、ボリンジャーバンド下限が下落で売り圧力強い。一昨日長大陰線の後本日下げ止まるも「下値遊び」で揉み後続落の可能性も。RSIは豪ドル/ドルが27.31%、豪ドル/円が31.60%で依然大幅にoversold。

-2

-2

米ドル(ユーロ)強弱

ドルインデックスは95.99に上昇し、ユーロは1.12台前半に下落。

-2

-3

中国関連

(9/1)中国8月製造業PMI49.7(3 yrs low、予想49.7、前回50.0)、8月非製造業PMI53.4(前回53.9)、8月財新メディア製造業PMI速報 47.3(予想47.1、前回47.1)、(8/28)7月工業収益-2.9%(前回-0.3%)、(8/27)中国当局株価下支え、中国人民銀行利下げ、預金金利・貸出金利25bp、預金準備率50bp(2015年5回目の利下げ)(8/25)、(8/24)本日上海総合指数は8%下落。(8/21)天津港爆発事故もあり株価大幅下落、IMF(中国経済評価に対する報告書)−人民元の対米ドル仲値調整など為替改革を評価、人民元は過小評価されていない、中国GDP予想2015年6.8%、2016年6.3%(8/14)、 中国人民銀行人民元切り下げ、今年5回目、(8/13)6.4010(1.1%)、(8/12)6.3306(1.6%)、(8/11)6.2298(1.9%)、(7月鉱工業生産+6.0%(3ms low 前年比、予想+6.6%、前回+6.8%)、7月小売売上高+10.5%(予想+10.6%、前回+10.6%)(8/12)、7月CPI+1.6%(予想+1.5%、前回+1.4%)、PPI-5.4%(予想-5.0%、前回-4.8%)(8/9)、7月貿易収支+$43.0bio(予想+$54.7bio 、前回+$46.5)、輸出前年比 -8.3%(予想-1.5%、前回+2.8%)、輸入-8.1%(予想-8.0%、前回-6.7%)(8/8)、8/4当局は空売り規制強化もその後も株価軟調、株再び下落、中国当局株価維持姿勢強調(7/28)、Q2GDP 7.0%(予想6.8%、前回7.0%当局「GDPは意図的に引き上げられたことはない」?)(7/15)、監督管理委員会、大株主、企業経営幹部の持ち株売却を6カ月禁止(7/9)、金融当局違法の空売りを調査、(7/9)、株価大幅が続落で売買停止相次ぐ(7/8)、中国当局株価テコ入れ(7/8)、中国人民銀行0.25%利下げ、一部預金準備率も(2015年4回目の利下げ)(6/27)、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに中国A株採用見送り(6/10)基準金利である1年満期貸出金利を0.25%引き下げて5.1%、1年満期預金を0.25%引き下げて2.25%、(2015年3回目の利下げ)(5/10)、中国人民銀行預金準備率1.0%引き下げ(19.5%→18.5%、2015年2回目)(4/18)、中国人民銀行株の空売り規制緩和、Q1GDP 7.0%(予想7.0%、前回7.3%)(4/15)、(2014年GDP7.4%(2013年7.7%、2012年7.7%、2011年9.3%)、AIIBへの参加51カ国に(4/1)周中国人民銀行総裁「金融政策に調整の余地」(3/30)、習近平国家主席―シルクロード沿いに巨大経済圏「一帯一路構想」(3/30)、全人代後株価急騰(景気刺激策への期待)、中国全人代閉幕―新常態7%の成長目標、全人代開幕(3/5)、中国人民銀行利下げ-0.25%預金・貸出金利(2/28、2015年1回目)、中国人民銀行預金準備率0.5%引き下げ(20.0%→19.5%)(2/3)、中国利下げ(2012年7月以来)―1年物預金金利3%→2.75%、1年物貸出金利6%→5.6%(11/21)、
上海・香港証券取引所相互取引開始(11/17)、
本日上海市場は休場。昨日は-6ptsの3,160。

-3

-2

国内政局・産業界等

トヨタ2017年車生産中止、Fairfax/Ipsos national poll)(8/13-15実施)( )は前回7月、保守党やや後退、二大政党支持率―保守連合46%(47%)、労働党54%(53%)、各政党支持率保守連合38%(39%)、労働党36%(35%)、緑の党16%(16%)、首相適任者アボット39%(39%)、ショートン45%(43%)、アボット政権のビショップ議長辞任(8/3)、豪ドルの購買力平価下落=生活水準低下との考え方(7/14)、Australian Industry Group(AIG)は利下げを歓迎(5/5)、AIIB参加表明(3/29)、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、(2/9)アボット党首辞任動議―賛成39、反対61で否決、NSW州選挙保守連合勝利(3/29)、QLD州選挙で労働党勝利(2/1)、アボット政権GST引き上げ方針、シドニー人質事件、豪ドル高懸念やや和らぐ。アボット政権中国とEFT締結へ、政府は非居住者の不動産投資に申込手数料賦課を検討、国内テロ警戒レベル高位に引き上げ、(9/17)社会保障見直しや増税を嫌気、住宅バブル懸念、資源税廃止上院で可決(9/3)、炭素税廃止を評価(2014/7/17)。

-2

-2

“現状”総合判断
(必ずしも今後の予測とはならず)

やや売りバイアス

-9

-1

*Good、Badは豪ドルにとってという意味

【豪ドル/ドル チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

【豪ドル/円 チャート】

※チャートはクリックで拡大できます

OZ NOW

景気減速が鮮明となったQ2GDP

昨日発表された豪州のQ2GDPは前期比+0.2%(予想+0.4%、前回+0.9%)、前年比+2.0%(予想+2.2%、前回+2.3%)と予想を下回った。前期比+0.2%はマイナスを免れたものの2年前にアボット政権が誕生して以来最低の水準であった。
輸出の伸び鈍化、資源投資の減退は言うに及ばず、実質純国民可処分所得が前年比0.7%減少するなど所得の伸び鈍化からGDPの約6割を占める個人消費の減退が大きな原因であった。
また輸出や資源投資の鈍化は中国不安や世界的な金融不安という悪環境も影響した。
先進国で唯一「24年間リセッション(二期連続のマイナス)知らず」という称号は事実だ。しかしQ2に政府支出は防衛支出を含めて4%増加しており、これはGDPを0.4%押し上げていることを考えれば、水面下に落ちた可能性も否定できない。
因みに同じ資源国のカナダとブラジルはともに前期二期連続マイナスのリセッションに陥っている。
豪州の交易条件(輸出入の価格比較)は前財政年度(2014年7月〜2015年6月)に10.6%下落したが、Q2も3.4%下落しており、2011年下期の資源ブーム時の最高値から30%以上下落したことになる。
このGDP発表を受けて金利先物市場では年内25bpの利下げを91%織り込んだ水準になっており、豪ドル/ドルは2009年4月にリーマンショックから立ち直り時期70セントを超えて上昇した時以来の70セント割れに一時値を下げた。

 

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